「剣の王国」comicoでの掲載終了

ついにこの日が……。

comicoにて「剣の王国」の掲載終了が発表されました。

終了日は2020年1月29日(水)

まだ読んだことがない方は是非。
200話以上ありますがイベントなどを利用するとかなり読み進められます。


掲載終了後に「剣の王国」を読むには

comicoに課金する。
②yoruhashi先生が別の場所に掲載するのを待つ。

まだ2ヶ月程あるので、①で課金を考えている方がいたら、②で課金したほうがyoruhashi先生の応援になると思います。聞くところによると、作家がcomicoとの契約が終了している場合、掲載作品に課金されても作家にはお金が入らないとか↓(2018年あたりの情報なのでcomicoの契約形態に変更があればこれに限りません)
【参考】はるかわ陽先生のブログ


2019/11/30 yoruhashi先生の言及がありました

なんにせよyoruhashi先生の動向を確認しておきましょう。


因みにこのブログは

予告通り終了させようかなと考えています。

「はめつのおうこく」第1巻は紙書籍の購入をオススメ

「はめつのおうこく」第1巻がついに発売

第1巻は紙書籍で購入しておいた方がいい理由

「はめつのおうこく」は電子書籍でも発売するようですが、この電子書籍の売り上げというのは現状の出版業界の構造では重要視されていないらしいです。
つまりその作品の次巻が出るかどうか、ひいては連載継続できるかどうかは「紙書籍」の売り上げがモノを言うということです。
なので電子書籍で買おうかなと思っている方は、是非紙書籍での購入を検討してみてください。

第1巻は発売直後に購入しておいた方がいい理由

これも上記と似た理由なのですが、紙書籍の売り上げデータは発売直後のものが重要視されるようです。
というより一番売れる機会が多いのが発売直後で、日が経つにつれ売れる速度は鈍化して行きます。なので売る側が注目するのが発売直後のデータって事ですね。
つまり次巻がでるかどうか、ひいては連載継続できるかどうかは「紙書籍」かつ「発売直後」の売り上げがモノを言うと言う事です。

つまり

店頭予約がベスト!
売店別の特典もあるようですし。
単行本を手元に置いておくメリットは色々とあるんですが、中でも最大の理由はyoruhashi先生の作品には綿密な伏線が散りばめられている――ということに尽きます。
絶対読み返したくなるタイミングが来るはずです。

yoruhashi先生、単行本発売本当におめでとうございます。

「剣の王国」の結末

2019.05.10

yoruhashi先生のツイッターにて、「剣の王国」の継続を示唆する内容の投稿がなされました。
恐れながら当該ツイートを引用させていただきます。

この「彼ら」というのが誰のことを指しているのか
それは直前のツイートからもわかる通り

二人と一羽のことですね。

「剣の王国」については続きが描かれるのかどうか、ファンの間でも不安が広がっていたんですが、これで心置きなく彼らの結末を待つことができます。

yoruhashi先生、本当にありがとうございます。

【剣の王国】扉絵まとめ

各話扉絵のまとめです。
タイトルロゴについては↓
https://tsuruginooukokumatome.hatenablog.com/entry/2018/08/12/202341

【目次】

「序篇」の扉絵

序篇の扉絵には物語全体の伏線が散りばめられているように思います。
全体的に見るとクリスマスっぽい感じがしますが、とりあえず時計回りで見ていきたいと思います。

◆右上

  • 上部のツタ→ツタから連想すると、「年季」とか「長い月日」とか。だとするとアルフレドとエコーの計画の事かな。
  • 紫のクラーケン→頭に線が入っているので、紐で引っ張られているように見えます。
    これは海上での強大な敵との戦いを示しているように思います。大旦那、トロール、白兎のジョーカー、心の闇が作り出す魔物、怪物鯨(ファントム)。
  • 船を操縦するハンドルと望遠鏡→に見えます。このハンドルでクラーケンを引っ張っている?
  • 白い雲→クラーケン=ファントムなら、この雲はドロテーアが起こした竜巻のことかもしれません。
  • 赤い鹿→よく見ると鼻が赤い。やっぱりルドルフですね。何のモチーフになってるのか。ユニコーン

◆右下

  • 扉の開いた鳥かご→作中に小人族を逃したケージが出てきましたが、果たしてそれだけのモチーフなのでしょうか。個人的には奴隷を解放したことを示しているように思います。小人族の親子、自分自身、コローディの少女、フランダーシルの英雄親子、その他沢山の奴隷。あとアトラントの姫もか。あるいは「青い鳥」モチーフ?
  • 茶色い植物(きのこ、スズラン)→2篇に出てくるのですが、きのこはアルフレドが島にいる時に家で自家栽培していました。毒薬を作るためだったのかも。スズランは10篇に出てきます。蛍を捕まえてランプの灯りにするために。他にも何か意味があるのだろうか。
  • カボチャ→下から白いヒゲみたいなのがクルンと生えていて、どことなくシンデレラの馬車を彷彿とさせます。馬車はコローディの終盤に出てきますが、これは乗り物を示しているのだとすれば夜汽車も含まれますね。そしてユニコーンも出てきました。
  • 紫の蝶々→アルフレドが具現化数式を使うときにいつも現れます。あの演出はいつも心踊らされます。コローディの章ではあの蝶がドロテーアを導きました。しかし一方で、魔女族のアイテムや女王にもこのモチーフが関連づけられています(1篇、29篇、女王が持ってるステッキ)。魔女を表すモチーフなのかなと思います。二人を乗せたカボチャに止まる蝶。果たして導き手なのかあるいは……。
  • 茶色いパンジー

◆左下

  • 五部族のアイテム(金の懐中時計、オノ、絨毯)
  • ピンクのバラ(三箇所)
  • ドロテーアの太もものバンドは一体何なのか。映画とかだとここにダガー仕込んだり銃仕込んだり……。

◆左上

  • 赤い鳥→アトラントにいたパンチさんの手下に見えます。島を飛び回ることができる彼らは、島の様子を逐一パンチさんに報告していました。この事から、スパイ、あるいは情報屋のことを示しているんじゃないかと思います。作中では度々「情報通り」という言葉を王国の関係者が口にしたりします。さてこの情報は一体誰がもたらしているんでしょう。
  • アラビアンなランプ
  • メサルデ大学→挽歌の章の舞台

◆中央
(ちょっとだけ色を明るくしています)

  • ドロテーアは首元に何か巻いてるように見えるのだけど……うーんイヤーマフ? んなわけないか。
  • ルフレドの後頭部の影。髪の毛の形にしてはやや歪。
  • 二人の視線がそれぞれ別の方を向いています。何だか剣をつかんだ先に別れが待っているかのような……心が張り裂けそうだよ、そんな展開……。きっと斜め上を行ってくれると信じてる!
    それぞれの継承アイテム(銀の靴と竜牙の笛)の方向を向いているようにも見えますね。
  • ドロテーアの手がカリバーンに、そしてその上にアルフレドの手が置かれています。バルス果たしてこの剣にたどり着いた時に一体何が起こるのでしょう。

植物について

調査中。

  • きのこ
  • スズラン
  • パンジー
  • バラ

色が意味するもの

リースのアイテムには、共通する色で塗られたものがあります。主に紫と赤と茶色です。
絵を見ればわかるのですが、紫はドロテーアが纏う色、そして彼女の瞳の色、赤は言わずもがなアルフレドです。茶色はちょっとわかりません。(パンチさん?)

  • 薄紫のアイテム→メサルデ大学、蝶々、クラーケン、もしかしたらバラも。
    作中でアルフレドが具現化数式を使うときに現れる蝶も紫ですね。
  • 赤色のアイテム→赤い鳥、赤い鹿
  • 茶色いアイテム→鹿の角、きのこ、スズラン、パンジー、メサルデ大学の周りの雲のようなもの
  • 通常の配色→ツタ、船のハンドルと望遠鏡、鳥籠、カボチャ、五部族のアイテム、ランプ
    もしかしたら緑も共通色なのなあ、ジルコニアの瞳の色だったりするし……気にしだすとキリがない

各話扉絵一覧

序篇、アトラントの章


【第3篇】「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘップバーン
【第6篇】アルフレドがドロテーアに取引を持ちかけた回だったんですが、扉絵の赤い魚も見事釣り上げられたようですね。
【第8篇】「FIRE UP THE ENGINE」って書いてあります。
【第9篇】一部で話題になっていますが、これはジルコニアとアルフレドです。断言出来ます。
【第12篇】影の犬と戦う回でした。アルフレドは犬の扱いに慣れているようですね。右下のブルは何だか素敵な首輪をしてます。まるで雪の結晶。ところで服の構造突っ込んだら野暮かな。
【第18篇】列車移動してるんですね。はて、どこへ行くのか。
【第19篇】後ろにエメラルドが見えますね。何だか標高が高そう。
【第20篇】アトラントの章ラストの回だったんですが、なぜかタイトルロゴも扉絵もありませんでした。

ドロテーアの過去の章


【第24篇】水着コンテスト2014女の子部門の裏側

死の海流の章


【第28篇】(コメント情報)またまた「ティファニーで朝食を」。ムーンリバーですね。
【第29篇】(コメント情報)これは大富豪における「革命」という状態だそうです。(同じ数字4枚を出す)。カードのイラストも意味深。キングのカードには笛以外の五部族のアイテム。クイーンには蝶と謎の人物。ジョーカーはウサギとはてなマーク。

ジルコニアの章


【第41篇】本編では靴が赤くなっているので、扉絵も赤くなっています。
【第50篇】「大切なあるじ」という回。扉絵上のタイトルは「EP FOR TOTO
【第51篇】アルフレドに貰った花束を抱え、彼の元へと走って行きます。相棒も一緒に。9篇で「断言出来ます」と言った理由です。

怪物鯨の章


【第52篇】作品のトップイメージにもなった扉絵ですね。服装はトレンデル辺りのものですが、二人の容姿が幼く見えます。アルフレドがグラングリモワールを抱えてるので、10歳かそこらだと思います。二人ともちょうど10歳の頃に転機が訪れます。
【第61篇~63篇】本編では二人の間に亀裂が入っていたんですが、扉絵は全く違う時間が流れているよう。
【第74篇】ドードーはサザーランドさんの孫説ありますね。

コローディの章(前半)


【第89篇】コローディ編時のトップイメージ。黒と赤という配色から「暗い底から沸き起こる怒り」という印象を受けます。「特殊タイトルロゴまとめ」の方でも触れています。
【第94篇】ドロテーアの着物は梅と蝶ですね。
【第100篇】オズに拐われる回。ドロの衣装が何となくオズのコスチュームと似てる配色?

コローディの章(後半)


【第136篇】89篇もですけど、やっぱり彼女は眠ってるんですよね。アルフレドの鱗化? あと彼女を見定めるような視線も気になるとこ。この回で彼はとても浮かない顔をしていたのがモヤった。
【第138篇】銀の靴が金色に見えるんですが……気にしすぎかな。

流星列車の章


【第152篇】このサボテン、アルフレドがモチーフ?
【第154篇】鏡よ鏡……。
【第161篇】彼女が泣いていて、星屑輝く夜空を落ちて行く。あのシーンにつながるやつですね。
【第172篇】鏡をマジマジと見つめるナルシスト、姉のこの姿を見て妹は何を思う。
【第174篇】蘭摧玉折。なんや自暴自棄かいな⁉︎

挽歌の章


【第193篇】miliというアーティストの「world.execute(me);」という楽曲をイメージした扉絵だそうです。このタイトルはプログラムの実行コードになってますね。世界を実行するために自分自身を引数で渡す。
【第192篇、第201篇】なんだか人形モチーフっぽいですね。人魚といえば失恋のイメージがありますが、シャガールのことかなあ。ドロテーアにもこのモチーフがあるんだとしたら悲しい。

【剣の王国】引用・モチーフまとめ

[2019.01.09] 章ごとに分割しました。

【目次】

章別モチーフ

ビーコートの章

(今のところ元ネタが見当たらない。ゴーレムについては既に出ているし)

コローディの章

【剣の王国】引用・モチーフ#コローディの章 - 剣の王国まとめ跡地

その他作品世界観のモチーフ

ローマ帝国

  • 地図のモデル
  • 「領邦」という管理の仕方

◆イギリス
身分制度

  • 王族、上流階級、中流階級下流階級、奴隷・被差別部族
  • 爵位→今のところ「侯爵」しか出てきてないのでわからないのですが、一応一般的なやつは(公・侯・伯・子・男)

◆奴隷
範囲が広すぎてわからないけど、この作品では、体に印を刻むというのが一つ特徴です。

フランス革命
フランス革命暦
7話のセリフから、wikipedia:フランス革命暦を採用しているのが伺える。
「今日の日付は芽月(ジェルミナル)\蜜蜂の日(アベイユ)」
彼らがアトラントを出航した記念すべき日ですね。