剣の王国まとめ

comicoで連載中の漫画「剣の王国」のまとめです。作品振り返りにどうぞ。

【剣の王国】引用・モチーフまとめ

[予告]内容が増えて管理しづらくなってきたので(1万8千文字)、近々分割する……かもしれない。
[2018.11.09] オズの魔法使い>アンナ追加、ウィキッド追加、燃えよドラゴン追加
[2018.11.06] オズの魔法使い>オズ・ワーロック追加
[2018.11.03] パロディ>タロット「塔」追加

地名・地形に関する元ネタは↓よりどうぞ。
【剣の王国】地名・地形などのまとめ - 剣の王国まとめ

【目次】

主だったモチーフ

アーサー王伝説(トマス・マロリー、他、中世後期)

この作品の作品舞台「剣の王国」と、舞台設定「剣を抜いたものが王となる」の元ネタ。
【参考】

【キャラクターの引用】

  • ルフレド・ペンドラゴン→ユーサー・ペンドラゴン。アーサー王の父親。ペンドラゴン=「竜を統べるもの」と言う意味の称号。苗字ではない。よく勘違いされるがアーサー王には付かないんだそうです。
  • イザナダ・ペンドラゴン→上記に同じ。
  • ジルコニア・モルガン→モーガン・ル・フェイ。アーサー王の異父姉で魔女。文献によって三姉妹の末娘だったり、九姉妹の長女だったり。九姉妹バージョンの彼女は伝説の島アヴァロンの統治者で、医術に長け、歌声が美しく、変身術を得意とする。
  • マーリン
  • ゴロワーズ

【作品要素の引用】

  • カリバーン→エクスカリバー
  • 円卓の五部族→円卓の騎士
  • アトラント島→アヴァロン。西方の死者の島。アーサー王が眠る島と言われる。美しいリンゴが成る楽園。作中、輝きのあるリンゴの描写はこだわりを感じます。

マクベス(シェイクスピア、1606年頃)

【参考】

【キャラクターの引用】

  • 三人の魔女

【作品要素の引用】

  • 三人の魔女→マクベスの冒頭は三人の魔女の会話で始まる。
  • 女にしか殺せない→女の股から生まれた者にはマクベスを倒せない
  • グリンダが予言ぽい事言う→三人の魔女は、マクベスにいくつかの予言を告げる。
  • ドロテーアが、「赤い靴」を何度もこする→マクベス夫人が王を殺した時のトラウマで夢遊病となり、夜中に何度も手を洗う動作をする。

不思議の国のアリス(ルイス・キャロル、1865年)

王国側のキャラクターはこの物語からの引用が多いです。
【参考】

【キャラクターの引用】

  • 女王→ハートの女王/赤の女王
  • 白兎のジョーカー→白ウサギ+トランプのジョーカー
  • メリーアン→メアリー・アン。女中を示す俗語。白ウサギが間違えてアリスをこう呼ぶシーンがある。
  • ズム・ドードードードー鳥。服を乾かしたいアリスにコーカスレース(堂々巡り)を提案する。作者の本名「ドジソン」のあだ名が由来かつ彼自身の風刺したキャラクター。
  • ディンドンとダンドン→トゥイードルダムとトゥイードルディー。同シリーズ「鏡の国のアリス」の登場人物。マザー・グースからの引用。
  • メージ・グリフォングリフォン。ライオンの下半身と鷲の上半身を持つ動物。女王に命じられ、アリスを、代用ウミガメのところまで運ぶ。
  • メイベル・ラークシュプール→メイベル。アリスの独り言に出てくるクラスメイト。勉強が出来なくて、家もアリスに比べると裕福ではない。
  • チェシャ猫
  • 一般兵(赤字に黒いハートマークの制服)→トランプ兵(ハート)
  • 海兵(白地に青いラインとスペードのマークの制服)→トランプ兵(スペード)

【作品要素の引用】

  • 何かと首をはねたがる女王
  • 金の懐中時計を持つ白兎のジョーカー&遅刻ネタ
    • 「遅れたらまた陛下に殺されちまう」
    • 「タイムイズマネーだろ」
    • 「誰か知らんが急いでるんだ」
  • 21話、エメラルド城を全てルビーに付け替える→庭師(スペードのトランプ)が間違って白いバラを植えてしまい、女王に怒られないよう赤いペンキで塗り替える。
  • ディンドンの胸ポケットと、ダンドンのバッジ→それぞれシャツの襟に「dee」と「dum」という刺繍が縫われている。
  • 老羊屋→「The Old Sheep Shop」。鏡の国のアリスに出てくる雑貨屋さん。実在する雑貨屋さんがモデル。作者の行きつけの店だった。現在は「Alice's Shop」として経営されている。アリスの挿絵を描いたテニエルは、この店の作りをそのまま再現したが、「鏡の国」というテーマに沿って、左右反転させている。

【その他の引用】

  • 18話、エコー「ドロテーア大丈夫?」、アルフレド「全然ダメ」
    →チェシャ猫「調子はどう?」、アリス「全然ダメ」。
    チェシャ猫もエコーも他の人には見えない、つまり主人公が見えない誰かとこの会話をしているという共通点があります。
  • 18話、育児放棄ネタ→成り行きで公爵夫人の赤ちゃんをあやすというシーンがあります。
  • 18話、「だって置いていけないし」→上記と同じ。

テンペスト(シェイクスピア、1612年頃)

【参考】

【あらすじ】

  • 地位を奪われ島流しにされた兄が、弟が乗る船を嵐に合わせ、12年前の復讐をする。船は島へ上陸し、その後なんやかんやあるストーリー。

【キャラクターの引用】

  • ルフレド→主人公プロスペロー。妖精の力を借りて嵐を起こす。
  • ルフレド→キャリバン。魔女シコラスクと悪魔の間に出来た子供。島の先住民であったが、不届きな行為をしたため、常に妖精たちに見張られながら奴隷として支配された生活を送る。
  • エコー、エアリエル→テンペストに出てくる妖精エアリエル。風と空気を操り嵐を起こす。
  • ゴンザーロ(メガネの小太り)→ゴンザーロー。ミラノ王の船旅に同行していた忠実な家臣。
  • キャリバー(青い唇)→キャリバン。島の先住民。半魚人のような見た目。プロスペローに恨みを抱く。
  • トリンキュロス(スキンヘッド)→トリンキュロー。ミラノ王に仕える執事。キャリバンと結託する。
  • ステファン(頭に鳥を飼う)→ステファノー。ミラノ王に仕える道化師。キャリバンと結託する。

【作品要素の引用】

  • ドロテーアを薬で眠らせる→テンペストの主人公が、言うことを聞かない娘を魔法で眠らせるというシーンがあるそうです。
  • ルフレドとエコーの関係→テンペストの主人公と妖精エアリエルの関係。エアリエル→企てに協力、主人公→彼女の呪いを解く。

海底二万マイル(ジュール・ヴェルヌ、1870年)

【参考】

【キャラクター引用】

  • ネモ・トンプソン→ネモ船長

【作品要素の引用】

オズの魔法使い(ライマン・フランク・ボーム、1900年)

【参考】

【キャラクターの引用】

  • ドロテーア→主人公ドロシー
  • トト→トト。ドロシーの愛犬。
  • メージ・グリフォン→臆病なライオン。ドロシーの愛犬トトを威嚇し、ドロシーに「臆病者!」と一蹴される。
  • オズ・ワーロック→オズ。ドロシーが迷い込んだオズ王国の支配者。ドロシーの願いを叶えると約束するが、彼の正体はただの詐欺師。最後は気球でドロシーを故郷に連れて行くことになるが、彼女が乗り損ね、一人で飛び立った。
    ワーロック=魔法使い。姓も名も同じキャラ由来なのは珍しい。
  • アンナ→西の悪い魔女。肌が緑色。自分を倒しに来るドロシー一行の邪魔をするが突破され、最後、ドロシーに水をかけられ、溶けて消えた。
  • グリンダ

【作品要素の引用】

  • 王都エメラルド→エメラルド・シティ
  • 銀の靴
  • 竜巻
  • アーカンザスカンザス
  • 地図の陸路が黄色→黄色いレンガの道
  • 赤い靴→原作では「銀の靴」、映画版は「ルビーの靴」に変更されています。
    ってこれ「エメラルド城をルビーに付け替えろ」のモチーフでもあるのか。
  • メージ・グリフォンvsトト

【その他の引用】

  • 1話、船員にバケツの水をかける→西の魔女にバケツの水をかける
  • 「あなたなんか全然怖くないわ」(13話)→コメント欄にて書かれていたのですが、これはオズの魔法使いに出てくるセリフだそうです。セリフとなると気付く人が限られてきますね。素晴らしいです。私も調べてみたのですが、直接このセリフではヒットしなかったのですが、臆病なライオンが、自分よりはるかに小さい犬を狙ったことに対して、ドロシーがたしなめるシーンがあるようです。
    まさしくアルフレドを中傷していたパンチネロをドロテーアが一蹴したシーン。
  • パンチを追いかけて船に乗り遅れる→トトを追いかけて気球に乗り遅れる
  • 首を集める女王→同シリーズの「オズのオズマ姫」の登場人物、ラングイディア姫。30個の首を所有し、その時の気分で付け替える。鏡張りの部屋で自分の姿に見とれながら過ごす。付け替えた首によって性格が変わる。

シンデレラ(シャルル・ペローグリム童話、他)

【参考】

【キャラクターの引用】

  • ドロテーア→ドロシー+エラ(シンデレラの本来の名前は「エラ」)
  • ドロテーアの家族構成(父の再婚相手と義姉二人)

【作品要素の引用】

  • ドロテーアの靴が片方脱げる
  • 23話、義母と義姉二人はダンスパーティへ。ドロテーアは家の手伝い。
  • 23話、豆を洗うドロテーア→継母がシンデレラを舞踏会に行かせないために灰の中から豆を選り分ける仕事をさせる。
  • 23話、「これが終わったら暖炉の掃除」云々→「灰かぶり」
  • 木靴→グリム版では、木靴を履いて家の仕事をさせられていたようです。だから足が大きくならなかったなんて説も。
  • 銀の靴→グリム版はガラスの靴ではなく銀の靴と金の靴。

ガリバー旅行記(ジョナサン・スウィフト、1726年)

【参考】

【キャラクターの引用】

  • ピグマイオイの親子

【作品要素の引用】

北欧神話

【参考】

【キャラクターの引用】

  • フギンとムニン→オーディンに付き従う一対のワタリガラス。日中は世界中を周り情報を集め、帰った彼らはそれらの情報をオーディンへ伝える。
  • アトラントの伝説の大蛇/大旦那→ヨルムンガンド。毒ヘビ。ミズガルズを取り囲むほど大きく成長し、自らの尻尾を咥える。
  • 戦乙女エルラン→戦乙女=ワルキューレ。戦死した勇者を選び、ヴァルハラへと導く半神の女性たちのこと。ワルキューレの一人「エルルーン」が由来かと思われる。ルーン文字の扱いに長ける。
    剣の王国作品内での「戦乙女」はおそらく種族のこと。

【神話要素の引用】

  • グレイプニルフェンリルを捕縛する魔法の紐。
  • ラタトスク肉2kgr(キログラオン)でどうだ」→ラタトクス=ユグドラシルに住むリス。情報伝達の役目を担うが、いらんことまで伝えて伝達相手同士の関係をこじらせる。

ギリシャ神話

【参考】

【キャラクターの引用】

  • ピグマイオイ→ピッグマイオイ
  • エコー→おしゃべりが大好きな森の妖精。喋りすぎて「自分からは話しかけられない」という罰を受ける。相手の言葉を繰り返す事しかできなくなり、その上どぎつい失恋の末に痩せ衰え、ついには肉体をなくし、声だけの存在となった。

【神話要素の引用】

  • 10話、洞窟へ入るドロテーアにグレイプニルを渡す→「アリアドネの糸」。ミノタウルス退治のために迷宮に入る勇者に対して、アリアドネが「道しるべになるように」と糸玉を渡す。
  • 螺鈿と珊瑚の宮殿→ポセイドンの宮殿
  • 19話の弓を引くシーンは「弓をひくヘラクレス」の構図でしたね。
  • アトラントの鎧戦士→ポセイドン。海と地震を司る神。三又の槍(トライデント)を使用して大波、津波、嵐を引き起こす。
  • ネレイド(・コンパス)→海に棲むニンフの総称。イルカなどの海獣に乗って海を移動する。ポセイドンの妻もこれに当たる。
  • いるか座(の羅針盤)→ポセイドンの元から逃げ出した妻を、彼の使いだったイルカが探し当て、これによりこのイルカは星座になることができた。
  • ナイアス川(コローディ)→ナーイアス。川や泉に住まう妖精。

ブレーメンの音楽隊(グリム童話)

【参考】

【キャラクターの引用】

【作品要素の引用】

  • スープにしてやる→「ブレーメンの音楽隊」に出てくる鶏は、飼い主にスープにすると言われ、逃げ出した。

失楽園(ジョン・ミルトン)/アダムとイブ(旧約聖書『創世記』第三章挿話)

【参考】

【キャラクターの引用】

  • アトラントの伝説の姫/エコー→イブ(エバ)
  • この話にも「エアリエル」という名の堕天使が出てきます。

【作品要素の引用】

  • 10話、20話、リンゴを食べるように蛇にそそのかされる姫→イブは、蛇にリンゴを食べるようにそそのかされ、エデンの園を追われた。
  • 10話のタイトル「失われた楽園」

白雪姫(グリム童話)

【参考】

【キャラクターの引用】

  • グランピウス→7人の小人のうちの一人「グランピー」。「怒りんぼ」という意味。

【作品要素の引用】

  • リンゴ/毒リンゴ→アトラント編以外にも意味ありげにリンゴが登場します。
  • 24話、「アンタ弟が6人いるだろ」

走れメロス(太宰治、1940年)

【参考】

【あらすじ】

  • 邪智暴虐の王を除くため、城に忍び込んだ罪で処刑されそうになるメロス。しかし妹の結婚式を見届けるため三日間の猶予をもらい村に戻る。
  • 人質にした親友のため、はたまた王を改心させるため、彼は走る──のは最初だけなので読んでる途中で「走れ」って言いたくなるストーリー。

【作品要素の引用】

  • 27話、「必ず、邪知暴虐の女王を」云々→走れメロスの冒頭、「メロスは激怒した」に続くフレーズのオマージュ。

泣いた赤鬼(浜田廣介、1933年)

【参考】

【あらすじ】

  • 人間と仲良くなりたい赤鬼のために青鬼が悪役を演じ、赤鬼は人間に受け入れられるが、青鬼が立ち去ってしまったことを知り、赤鬼は涙を流した。

【キャラクターの引用】

  • ディンドンとダンドン→トロールと言いつつ鬼っぽいデザインで、肌の色が赤ぽい一本角と肌の色が青っぽい二本角。おもちゃのガラガラではなく、でんでん太鼓になっているのが何となく日本の昔話由来な事を示しているような。胸ポケットの手紙は、青鬼からの張り紙のモチーフか。
  • シキとアキ

銀河鉄道の夜(宮沢賢治、1934年)

【参考】

【あらすじ】

  • 孤独を抱えた少年ジョバンニと、親友のカンパネルラが、不思議な列車に乗り込む話。
  • 列車は銀河の上を走り、物語は「北十字駅」から「サウザンクロス(南十字)駅」までの間を描く。

【作品要素の引用】

  • 39話、「まもなく、4番ホームに北十字駅行きの夜行列車が参ります……」
  • 7号者に鳥のマーク→第7章に出てくる北十字駅→北十字星(白鳥座)

白鯨(ハーマン・メルヴィル、1851年)

【参考】

【あらすじ】

  • とある捕鯨船の船長エイハブ。どこか狂気めいた彼は、かつて鯨に足を食いちぎられた事でその鯨を恨んでいた。復讐の念にかられた彼は船員を巻き込み鯨を追う。

【キャラクターの引用】

  • エイハブ・サザーランド→エイハブ船長。
  • 怪物鯨(モビー・ファントム)→モビィ・ディック。エイハブの片足を食べた白いマッコウクジラ

【作品要素の引用】

ピノキオ(ディズニー、1940年)

【参考】

【あらすじ】

  • おもちゃ職人のゼペットに作られた操り人形のピノキオ。妖精に命を吹き込まれた彼は様々な騒動を引き起こす。嘘をつくと鼻が伸びる。

【キャラクターの引用】

  • エイハブ・サザーランド→ゼペット。
  • 怪物鯨(モビー・ファントム)→クジラの王様モンストロ

【作品要素の引用】

  • クジラに飲み込まれたゼペットは、クジラの胃の中で魚を取り生き延びた。
  • なんでも飲み込むクジラ
  • パンチネロのデス・ソナーで鯨を苦しめ脱出→クジラの胃の中で焚き火をし、くしゃみを誘発して脱出。

その他

童謡・童話・文学からのモチーフ

◆船乗りクプクプの冒険
【参考】

舟守の部族にもなんか元ネタあるんじゃないかなーと調べてたら見つけました。
彼らのキャラクターのモデルと主人公の立ち位置、そして文明人(ネモ・トンプソン)と原住民(アルフレド)の対比など。

◆ホレおばさん(グリム童話)
【参考】

【作品要素の引用】

  • 「揺らして……落として……」→リンゴの木が揺らして実を落とすように頼む。

◆髪盗人
【参考】

【作品要素の引用】

  • こちらにも妖精エアリエルが出てくる。
  • エコーのセリフ「髪切り男爵に切られちゃうぞ!」
  • 23話、「髪切り男に」云々

人間失格(太宰治)

  • 恥の多い生涯→4話に紛れてます。

くるみ割り人形
【あらすじ】
主人公クララは老人からもらったくるみ割り人形を気に入る。夜の12時を回るとクララは人形と同じサイズになってしまう。するとねずみの王様とくるみ割り人形の戦いが始まり、クララが助け舟を出すと人形は勝利し、さらに人形は王子様へと変身した。
【作品要素の引用】

  • ドラジェ→お礼に、お菓子の国へ連れて行ってもらえる。そして女王ドラジェの精に歓迎される。

みにくいアヒルの子
ドロテーアに選ばれた「金の卵」は、他の卵より小さく、ドロテーアが卵に聞かせる話も、どこかこの童話を示唆しているような……。

  • 23話「あなたみたいな子、ガチョウにもいるわ」

雪の女王
念のため言いますけどこの作品はアナ雪よりも前に始まってます。

  • 冷気のSPELLのモチーフ。使い手(ジルコニア)が心が温かい人というのが良いですよね。

ラプンツェル(髪長姫)
長い髪を塔の窓から垂らし、それを伝って王子を登らせる。

  • 2話でドロテーアが窓から顔を出し、長い髪がなびくシーンの元ネタ。
  • 21話の女王の髪がやたら長い。

◆狼少年

  • 23話にちょろっと出演

ヘンゼルとグレーテル

  • グレーテ姓
  • 23話、「明日うちの釜戸使うでしょ?」→冒頭でこのセリフが出てきて、最後にグレーテ姓が判明したのでちょっとした伏線になってました。

フランダースの犬

  • 23話のミルクを配達する人→主人公ネロはミルクの配達の仕事をしている。更に教会という要素が何となくそれっぽい。

◆ピーターパン

  • ゴードン艦長の義手→フック船長

◆宝島(ロバート・ルイス・スティーヴンスン)
【参考】

【キャラクターの引用】

  • フリント16世→フリント船長、あるいは船長由来でこの名をつけられたオウム。
  • ゴードン艦長→ジョン・シルバー

【作品要素の引用】

  • 軍艦ブリストル→主人公たちが船を手に入れ、出港したのがブリストル。因みに伝説の海賊「黒髭」の故郷。
  • ゴードン艦長の義足→「一本足の船乗り」ジョン・シルバー。典型的な海賊のモデル。

マザー・グース
【参考】

【引用】

  • 23話、ガチョウのお母さん→「マザー・グース」の由来はガチョウの世話をしていたお婆さんが語る童話や伝承──ということらしい。
    ドロに老婆心を抱くのが何だかそれっぽい。
  • 片方の靴が脱げる→小さなベティ
  • ディンドンとダンドン→トゥイードルダムとトゥイードルディ
    おもちゃのガラガラを巡って決闘を始めるが、黒い大きなカラスがやってきて、恐れおののいた二人は決闘どころではなくなる。
    因みに、これには更に元ネタがあって、作曲家同士の争いを、「tweedle dee(がなりたてる高音)かtweedle dum(がなりたてる低音)か」、つまり目くそ鼻くそと風刺した。
    • 技名「ダークレイブン・グレイプニル」→ダークレイブン=黒い大きなカラス

◆鬼さんこちら

  • 32話のタイトル
  • 技名「光芒の目隠し鬼」

◆赤い靴(アンデルセン、1843年頃)
【参考】

【あらすじ】

  • 赤い靴に魅了された女の子は、自身を引き取った老婦人が死の淵にいる時でさえ、赤い靴を履いて舞踏会に出かけてしまった。
  • すると彼女の足は勝手に踊り出し、昼も夜も踊り続けなければならなくなった。
  • 最後彼女は首切り役人に頼み、両足を切断した。

【作品要素の引用】

  • 69話タイトル「もっと踊る」。赤い靴を履いたドロテーアが戦闘を繰り広げる回でした。
    銀の靴と戦闘が絡む回は「ダンス」に関連づけられたタイトルがついてますね。
    思えばシンデレラも銀の靴(グリム版)を履いて踊りに出かけます。

◆赤い靴(野口雨情、1922年)
【あらすじ】

  • 赤い靴履いてた女の子 異人さんに連れられて行っちゃった

【引用】

  • むしろ赤い靴だった事で連れて行かれなくて済みました。

魔法使いの弟子
雑用を言いつけられた弟子が、魔法で仕事を片付けようとする。
しかし未熟なので大惨事を引き起こし、帰ってきた師匠に怒られるという話。
過去回想のアルフレドが、自分の未熟さを理解してない感じがそれっぽい。

吾輩は猫である(夏目漱石、1905年)
【参考】

【作品要素の引用】

  • 53話「これらを数式化して演繹(えんえき)すると」→「(略)それを厳格に力学上の公式から演繹して御覧に入れようと云うのであります」

◆耳袋 第四巻「言葉を話す猫」(根岸鎮衛、江戸時代中期)
【参考】

【あらすじ】

  • 寛政7年(1795年)、庭の鳩が猫に狙われていたので、和尚が逃したところ、その猫が「残念だ」と喋ったという。猫曰く、10年も生きれば猫は喋るのだそう。あるいは狐と交わって生まれた猫は最初から喋れるんだとか

【作品要素の引用】

  • 59話、自己紹介をしようとしないアルフレドの背景に、「1795」という数字と猫の模様が描かれていました。

◆茨姫/眠れる森の美女(グリム童話、他)
【参考】

【あらすじ】

  • ある国に誕生した王女のために、12人の魔女がそれぞれ祝福の魔法を王女にかけて行く。そこへ13番目の魔女が現れ、「王女が錘(つむ)に刺されて死ぬ」という呪いをかけてしまう。まだ祝福を贈っていなかった12番目の魔女によって、「死ぬのではなく100年眠る」という呪いに変更されてた。
  • 王女が眠りについてから100年後、茨だらけの城へやってきた王子のキスによって彼女は目覚めた。

【作品要素の引用】

  • 69話、女王の人形に刺さるエアリエルが、サイズ的に針。
  • 70話、ドロテーアが繰り出した技名「疾風のスティング」。スティング=チクリと刺す。昆虫や植物のトゲ。
  • まだ確信が持てませんが9話のジルコニアの周りに描かれていた有刺鉄線はこれのモチーフかも。
  • だとすると、19話で有刺鉄線で指を怪我するアルフレドは、茨をかき分け助けに来る王子のモチーフか。あるいは15歳で錘(つむ)に刺される王女のモチーフか。

◆景徳傳燈録(中国の禅宗史書、1011年)
僧侶たちの伝記。
【参考】

【作品要素の引用】

  • モコ婆とアルフレドの禅問答的なやりとり
  • 「破鏡、重ねて照らし、落花、枝に上る可し」→「破鏡、重ねて照らさず、落花、枝に上り難し」。壊れたものは戻らない、死んだ人は生き返らない。

ツァラトゥストラはかく語りき(フリードリヒ・ニーチェ、1885年)
【参考】

【割と無責任で雑な要約】

  • 神は死んだ。
  • 世界はループしてる。
  • 人類は「超人」になるべき。

【作品要素の引用】

  • 91話タイトル「賢者はかく語りき」

ウィキッド(ブロードウェイミュージカル、2003〜)
【参考】

【あらすじ】

  • オズの魔法使い」の西の悪い魔女=エルファバにスポットを当てた物語。
  • 大学に通うエルファバは、ルームメイトのグリンダと、ウィンキー王国の王子フィエロと友人関係になる。
  • 動物排斥運動への誘い断ると、「悪い西の魔女(ウィキッド)」の汚名を着せられる。
  • 最終的に、グリンダと婚約中の身であるフィエロの元に逃げ込み、二人は駆け落ち。
  • 妹の危機を察知して駆けつけるが、妹は竜巻で飛んできたドロシーの家に潰されてしまう。
  • エルファバは「ウィキッド」として生きていくことを決め、グリンダに平和への意志を託す。
  • ドロシーに水をかけられ消えたエルファバ。しかし実は生きていて、フィエロと再会し、二人はオズの国を去った。

【キャラクターの引用】

【作品要素の引用】

  • 緑色の肌
  • ハンサムな王子
  • 駆け落ちするエルファバとフィエロが、アンナとオズっぽいです。
  • 肌の色により奇異な目で見られ、「ウィキッド」の汚名を着せられ、逃亡を余儀なくされるエルファバの境遇はジルコニアと似ています。
  • 美人で明るく民衆からも人気を集めるグリンダ→薬学で成功を収め、民衆の支持を得る二番目の魔女
  • マンチキンの統治者となり、男への執着から国民に圧政を強いるネッサローズ→一番目の魔女
  • 怒り狂ったネッサローズは、エルファバに罪を着せる

映画作品からのモチーフ

タイタニック
39話の船の転覆と取り残されたアルフレド達の構図は、映画「タイタニック」を彷彿とさせました。

猿の惑星
森番の部族のモチーフ。

燃えよドラゴン
ブルー・スリー主演のカンフー映画
パンチネロのセリフ「燃えよドラゴンチキン、怒りのパンチ蹴り‼︎」

伝説や伝承に基づくモチーフ

ウィリアム・テル
1話。頭の上に乗せたリンゴを矢で射抜くモチーフと言えばこれですね。

ローレライ
10話のアトラントの亡霊のモチーフ。
ライン川近くの岩山。岩山に向かって叫ぶと木霊が返ってくる。水難事故が多く、美しい歌声で誘い、船を転覆させる人魚(セイレーン)の伝説などに結び付けられる。
一部エコーのモチーフ。

◆ゴーレム
ユダヤ教の伝承に登場する泥人形。
「emeth(真理)」と言う文字を貼り付けると動き出し、壊す時は「emeth」の頭文字を消して「meth(死んだ)」にする。
ビーコートのモチーフ。

◆軍艦ブリストル
伝説の海賊「黒髭」の故郷が「ブリストル」という名前。彼が所有していたクイーン・アンズ・リベンジ号がモデル……なのかな?↑「宝島」の方に元ネタがありそうです。

◆クラーケン
ノルウェーの伝承に出てくる、巨大な頭足類生物。

カーバンクル
伝承というか未確認生物(UMA)。
【参考】wikipedia:カーバンクル(伝説の生物)
額に真紅の宝石を持ち、その宝石を手にしたものには富と名声を得る。
トトの変身姿のモデル。

史実に基づくモチーフ

ローマ帝国

パンとサーカス
コローディの章のサーカス関連のモチーフ
パンとサーカスローマ帝国において、民衆の政治的関心が削がれ、思考停止した世の中を揶揄した言葉。
古代ローマはかつて、次々と近隣諸国を征服し版図を広めました。
国が発展する一方で市民の格差は拡大して行きます。
徴兵や、安い農産物の流入で農業が立ち行かなくなり、没落する中小農民が増えます。
そのような世相において、彼らからの得票数を稼ぎたい政治家、あるいは社会秩序を維持したい為政者は、市民に対して、度々食料と娯楽の無償提供を行いました。
それがパン(食料)とサーカス(娯楽)です。
そして上記で説明した世の中に陥りました。
因みに、無償提供が可能だったのは、広大な属州から徴収した富がローマに集められていたからですが、この搾取前提の安楽はいずれ破綻を招き、ローマ帝国は衰退して行ったわけです。
※1パンといっても当時は小麦だったようです。
※2サーカスといっても当時は闘技や競技の事で、それも結構血生臭い感じだったようです。

コロッセオ
こちらもコローディの章のサーカス関連のモチーフ
コロッセオ=ローマ帝政期に建設された円形闘技場
この闘技場では当時、見世物として、剣闘士同士や、剣闘士と猛獣の戦いが繰り広げられていました。
建物が完成した際の「奉献式」では、猛獣5000頭が殺され、数百人の剣闘士が命を落としたとされています。
因みに剣闘士っていわゆるグラディエーターってやつですが、民衆からの人気を集めるスター性がある一方で、彼らは死ぬのが前提の職業。社会的地位としては、奴隷とほぼ同じような扱いだったようです。
当時の民衆は本当に血を流した戦いを望んでいたんですね。

◆イギリス
身分制度

  • 王族、上流階級、中流階級下流階級、奴隷・被差別部族
  • 爵位→今のところ「侯爵」しか出てきてないのでわからないのですが、一応一般的なやつは(公・侯・伯・子・男)

◆奴隷
範囲が広すぎてわからないけど、この作品では、体に印を刻むというのが一つ特徴です。

フランス革命
フランス革命暦
7話のセリフから、wikipedia:フランス革命暦を採用しているのが伺える。
「今日の日付は芽月(ジェルミナル)\蜜蜂の日(アベイユ)」
彼らがアトラントを出航した記念すべき日ですね。

【ルイ16】
フリント16世のもう一つのモデル。つぶらな瞳が似てるちゃ似てる。ギロチンの開発に携わり、最後そのギロチンによって処刑された。

マリー・アントワネット
クロスヘッドダイ→このネーミングから連想されるワード「絞首刑」とか「斬首刑」。フリント16世とセットという事を考えるとマリー・アントワネットがモデル。彼女はギロチンで処刑された事で有名。
彼、王国側のキャラなのにアリスからの引用じゃないってところが興味深い。使い捨てなのか、あるいはもっと別の意図があるキャラなのか。

◆鋸引き(のこぎりびき)
実際に存在した刑罰。

  • 鋸挽きのメリーアン

(まとめてて思ったけど物騒なやつばっか。史実はファンタジーよりも残忍なりってか)

タイタニック沈没
この事故は、39話の後半(ジルコニアの章導入部)において引用された「銀河鉄道の夜」でも引用されているので、関連を持たせたのかなーなんて思います。

魔女狩り
ジルコニアたちが、隣国の小国家から逃げてきたエピソードのモチーフ。
12世紀ヨーロッパでの異端審問に端を発し、ピークは16世紀から17世紀後半。
魔女狩りにおける「魔女」の概念は、伝承やファンタジーにおける「魔法使い」とは異なり、黒魔術や悪魔と関連づけられ、人々に害をなす存在というイメージが作り上げられた。
この概念の浸透により、人々は不都合な出来事を魔女のせいにし、当時の社会不安から目をそらす志向にあった。これは魔女狩りを政治利用した結果と言える。とりわけ、規模の小さい領邦や、統治者が未熟な地域ほど社会不安が多く、魔女狩りが激化しやすかった。
また、宗教戦争においてもそれは利用され、敵対する宗派を告発し合っていた。これこそ魔女狩りがピークを迎えた要因と言えそうです。
魔女の嫌疑をかけられた者は、過酷なものだと投獄、処刑の場合は火あぶりや絞首刑が多かったようです。

オマージュ/パロディ

星のカービィ

◆ワンピース
所々オマージュがあります。ワンピースも結構元ネタがあって、ギリシャ神話や海洋ネタなんかは共通するものが多いはず。

  • 5話のドロテーアの泣き顔→ロビンの泣き顔。
  • ネモ・トンプソン→エネルに似てるともっぱらの噂です。下まつ毛かな。
  • 島じゃなかった→巨人が出てくる辺りの話にそんなのがあった。
  • 22話、死の海域のセンターラインに入れば云々→ロング渦。渦の入り口さえ見極めればあとは渦潮に乗って船が勝手に進む。もしかして共通するネタ元があるのかな。

とにかく明るい安村

  • 「仕込み」まとめでも書きましたが、7話のドロテーアは履いてます。

黒子のバスケ

千と千尋の神隠し(スタジオジブリ)

  • 16話、「お待ちください。(略)おかしい点に気づきませんか」→ハク「お待ちください。(略)まだ分かりませんか、大切なものがすり替わったのに」

天空の城ラピュタ(スタジオジブリ)
割と個人的な意見になってしまうのですが、

  • 20話、島が崩れる様子→ラピュタっぽかった
  • 序篇の扉絵で二人がカリバーンに手をかけてるのもそれっぽい。
  • ボーイミーツガールものと言えばやっぱラピュタ
  • 怪物鯨脱出編のコメント欄では、「ラピュタっぽい」という感想をよく見かけます。確かにアルフレドのゴーグル姿はパズーっぽいですね。

ハウルの動く城(スタジオジブリ)

  • ペンドラゴン→ハウルが使う偽名の一つ。コメント欄では軒並みこっちを連想する人が多かった。
  • ハウルって「美しくなければ生きる意味がない」的な事を言ってた気がするんですが、髪も染めていたりと、「容姿へのこだわりがアイデンティティですらある」、という部分が共通かなと思います。

尾崎豊

  • 盗んだ荷馬車で走り出すサザーランド。

ビートルズ

DEATH NOTE

  • ダメだあいつ、何とかしないと→「駄目だこいつ……早く何とかしないと……」

ポケットモンスター

  • 88話タイトル「大人のおねえさんが勝負を仕掛けてきた!」→「◯◯が勝負をしかけてきた」。ゲーム版における定型句。

耳をすませば(スタジオジブリ)

  • 89話、老羊屋→コメント欄では、「地球屋」っぽいという声がチラホラありました。確かにアンティークの置き時計とか、お皿とか、それっぽいですね。

となりのトトロ(スタジオジブリ)

風の谷のナウシカ(スタジオジブリ)

  • 掃除妖精キキーモラのモデル→テト(キツネリス)。それでいてキキーモラ自体の特徴も踏襲してます。

ごきげんよう(テレビ番組)

  • 91話、「何が出るかな、何が出るかな♪」
    ちょうど、もうすぐ番組が終わるって言われてた頃

ネットスラング

  • ウホ、いい音(94話)→ウホ、いい男
  • ファッ!?(95話)

◆タロットカード「塔」

  • アルカナの塔→大アルカナに属するカード「塔」。
  • カードの絵は、王冠のような頂を持つ塔が、落雷、あるいは火災によって崩壊し、そこから二人の人間が落下している様子が描かれている。
  • 「破綻」というテーマを持ち、正位置でも逆位置でもネガティブな意味を持つ最凶のカード。
  • カードの解釈の仕方は色々あるみたいですが、王冠の塔というのは、宗教的、あるいはプロパガンダ的なものを意味し、それらに囚われている人々を、神由来のアクシデントにより解放する。そんな感じの解釈ができるようです。これは、「バベルの塔」がモチーフになっているそうです。

名前にまつわる元ネタ

▼モチーフの方に記載してあるのは省略

  • ジルコニア→鉱物の一種ジルコン。ヒヤシンス石とも言われる。12月の誕生石。紫のヒヤシンスの花言葉「悲しみ、悲哀、初恋のひたむきさ」(彼女の髪は銀髪ですが、どことなく紫がかっているイメージなので一応)
  • ジョーカー→道化師、切り札
  • ルフレド→良き助言者。Elf=妖精、Counsel=助言
  • ドロテーア→ギリシャ語で神の贈り物。doron=贈り物、theos=神
  • パンチネロ→不格好な、あるいは道化師という意味。ピエロの原型。
  • エコー→やまびこ
  • 21話、ゴリアテ将軍→旧約聖書「サムエル記」に出てくる巨人の兵士。彼よりも圧倒的に小さいダビデによってあっさり首を落とされる。
  • 21話、戦乙女エルラン→戦乙女(ワルキューレ)。北欧神話の項目に記載。
  • 21話、ギルバート侯爵→ギルバート(単位)。「ガウス」というキャラが出てくるのでもしかしたらこれが由来かも。
  • 21話、夢魔(サキュバス)のナターシャ→特に元ネタはなさそう。一般名詞。
  • ダンドン→「dum」は愚か者、間抜けの意味。
  • イザナダ→竜飼いの部族の元ネタがウェールズの伝承なんですが、ウェールズ語に「nahdau=父親」という言葉があります。これが「ナダ」の部分ではないかと。(イザの部分は↓ネタバレ回避の方に記載)
  • サザーランド→「南の島」という意味の語源。彼の出身地、コローディの南の漁村からきてるのかと。
  • マキシー(23話のネズミ)
  • マリリス(23話のガチョウ)→花の名前。ギリシャ神話の羊飼いの女の子が由来。花言葉は「誇り」「おしゃべり」「素晴らしく美しい」。23話のタイトル「どんな美女より美しい」にかかってますね。
  • ラークシュプール→LARK SPUR=千鳥草。

ネタバレ回避

ここに書くとネタバレになってしまうものをまとめています。
作品を読み進めていない方は気を付けて読まないで下さい。気になっても心を強く持って! 絶対読んじゃダメ!
文字の色を薄くしておりますので、お手数ですが文字選択で反転して読んでみてください。
スマホタブレットの方はリーダー表示や、リーダーモードを利用すると読みやすくなります。


【アルフレド】
ルフレドのモチーフは、アルフレド・ペンドラゴンというネーミングから、アーサー王の父であるユーサー・ペンドラゴンからきていることがわかります。
ユーサー王は、敵国の王妃イグレインに惚れてしまうのですが、彼女にはすでに夫がいます。すると彼は夫を殺し、魔法でその夫の姿に変身してイグレインと事に及びました。
というちょっとど畜生なエピソードなのですが、この想いが強いあまり姿を変えるというのが、「ドラゴン・ルージュ」のエピソードを思い起こさせます。
作中きっての尊いエピソードです。yoruhashi先生はとても素敵なエピソードに昇華させました。
そして彼はジルコニアから竜を操る笛を託されました。いずれ竜を統べるものペンドラゴンになるのかもしれません。
【ドロテーア】
ドロテーアの隠されたモチーフが「白雪姫」でした。
ドロテーア=姫でグランピウス=七人の小人ですね。
白雪姫として考えてみると、ドロテーアの母親は彼女にミルクを与えるどころか毒リンゴを与え、彼女を殺そうとしたんじゃないでしょうか。
グランピウスが姫を匿う必要があったということは、そういう事なのかなと思います。
136話のタイトルが「The beauty」だった訳ですが、コメント欄で23話のタイトル「どんな美女より美しい」との関連性を指摘している方がいてふおおおお! ってなりました。
そうなんですよね、やっぱり「白雪姫」なんです。
136話でドロテーアを死の眠りから覚まさせたのはアルフレドでした。そういえば100話もそういう構図だった訳です。しかし、135話では彼女を眠らせたのもまたアルフレド。王子であり魔女。
甘々で終わらせないあたりがyoruhashi先生の演出の妙。
【イザナダ】
(あまり確信はないのですが)彼の名前が「イザの父親」というネーミングなのであれば、「イザ」に当たるのは、「イーサー=イエス・キリスト」辺りじゃないかなと思います。イエスには物理的な父親がいませんよね。しかしアルフレドがペンドラゴンを名乗ったことにより、物理的な父親ではないが、立ち位置的な父親になったと言えます。
あるいはやっぱり「アーサー」をもじったのか。