【剣の王国】タイトルロゴまとめ

【目次】

タイトルロゴ変遷

【初期】序篇~35話(1話はリメイクのためver.2が使われている)


【ver.2】36話~

「の」の後ろの8本のトンガリのやつは、ブロッケン山脈じゃないかなと思います。
ブロッケン山脈に囲まれた都市と言えばエメラルド城。

【ver.3】137話~

馬車っぽいよなあ……。つぼみに止まる蝶々。
序篇の扉絵にもありますねこのモチーフ。

特殊ロゴの特徴

v2ロゴの特徴として明るい青から黒へのグラデーションという特徴がありますが、これを基準として、特殊ロゴには、以下の4パターンの違いが見られます。

①白みがかっている

ロゴの上の部分に白みがかった加工が施されている回があります。これらの回の共通点として、キャラクターの死があります。
え、誰が死ぬの? って思った方はここから先は読むのをやめてください。ネタバレも普通に含まれます。

②グラデーションの反転

通常ロゴは上から下にかけて、青から黒、つまり薄い色から濃い色というグラデーションになっていますが、これが逆になっている回が存在します。
大体が戦闘してたりする回なので、「死に抗う」「逆境を乗り越えようとしている」みたいな事かなと思います。

③色が付いている

ロゴに色が付いている回の共通点を考えると、全て作戦行動中という共通点が見えてきます。

  • 鯨の体内脱出作戦(77、78、79)
  • ドロテーア奪還作戦(100)
  • サーカス場乱入作戦(128~136)

それも作戦の要になるような行動をキャラが開始した時に、そのキャラに関する色が付きます。
このキャラに関する色というのがちと厄介で、一部ではSPELLに関する色だと言われています。が、SPELL使用という見方で見て行くと、どうも説明がつかない回が出てきます。
なのでここは単純に、活躍した人の色ということなんじゃないかと、思った次第です。

④黒い

ロゴ全体が黒い回は「追悼」を意味するのかなと思います。
「挽歌の章-開幕」という回も最後に黒いロゴが出てきました。挽歌=死者をいたむ詩歌。

特殊ロゴ詳細

死の海流の章

【36話】

(左が通常ロゴ)
他の通常ロゴに比べて、濃い青からスタートしています。
「死に近い」という事が言えると思います。
タイトルからしてジョーカーの事を表してそうです。
彼は(比喩でなければ)一度死んでる風なセリフを口にしていますし、首を付け直した様な痕も気になります。
人生を途中から続けている、という感じの配色でしょうか。

ジルコニアの章

【50話、51話】

よく見ると、白いハイライト(?)に加え、グラデーションの終わりが黒ではなく紺色ですね。
何となくですが、「道半ばで」という意味が込められたのかなあと想像します。

怪物鯨の章

鯨の体内脱出作戦。

作中の擬音の色と統一されていたので、誰による活躍なのかがわかりやすかったです。
【77話】パンチネロ。デス・ソナー(殺人ボイス)発動で鯨を海上へ登らせるフェーズの要。
【78話】サザーランド。船を操縦できる人として最初から作戦の要。
【79話】アルフレド。具現化数式(クライトン・グランデ)で障害物を破壊。

78話だけグラデが戻るのは、彼の行動は「死に抗う」という趣旨の行動ではないからだと思われます。

コローディの章前半


【89話】
扉絵が当時のトップイメージになっている事から、コローディの章全体に対するイメージ。
「死」と「怒り」。
【100話】
ドロテーア奪還作戦。
前回と違い、擬音を頼りに……とは行かなそう。青系も赤系もキャラ問わず使われているので。
パターンa:アルパンチ→アルがブレーン、パンチは地獄耳発動。
パターンb:アルフレド単体の色→冷静さを持ちつつ怒っているという意味の色。実際、この回においてオズを倒す活躍を見せたのは彼。
パターンc:後の展開で理性と感情がテーマになってくるんですが、それの起因になったのが、このオズとの出会いだったと言えます。理性と感情を表す色。
いずれにしろ青紫は、知性や理性を表してると言えます。
パターンaだった場合、同じ配色でも、前回デス・ソナー、今回地獄耳という事で、色=特定のSPELLという考えは成り立たなくなります。
【102話】
「アンナ」に対する追悼。

コローディの章後半

サーカス場乱入作戦。

【128話】ドロテーア。ヒザンと対峙、何か力を使ったらしい。
【129話】通常ロゴ→活躍してない。
【130話~132話、134話】裏で活躍するアルと、表で活躍するドロ、二人の配色。
厳密に言うとドロはただ捕まってるだけだけど、座標を意識するアルにとってはそれ自体が重要な事。


【133話】この配色は79話でも見られたんですが、共通してるのは具現化数式で生成された鎧。あるいは鎮圧完了的な?
【135話】ロゴに加えて「you」の文字と「TO BE CONTINUED...」の背景に色指定があります。
ロゴ→誰の活躍かちょっとわからない。
グラデの反転と白みがかる→「生に対して抗う」という言い方にしておきます。
「you」(赤)→「これでいいのよね、アルフレド」というモノローグからもわかるように、作中で「Where are you?」って思ってるのはドロテーアで、その相手はアルフレドということになります。
「TO BE...」(紫)は、何となくドロテーアかなあ……瞳の色。
この二つの色指定は何だったのかというのが136話でわかります。
【136話】タイトル文字に色が紫と赤。前話で指定された色かつ100話と同じ配色。
今回同様ドロテーアを迎えに行く回でした。指し示すキャラが違うのでわざわざ指定したのでしょう。
「The beauty」というタイトルについてモチーフまとめの方に書いてみたのでぜひ。
ついでにサーカス編での不可思議な現象について戦闘スタイルまとめに書いてみたのでぜひ。

コローディ終盤~流星列車の章

【137話】金色

連載再開で特殊回っぽかったです。エメラルド城の様子を描いた回。
パターンa:作中の色を頼りに見ていくと、城に関する色、という感じがします。建物全体の配色、擬音の色(電話の呼び鈴、ドアをノックする音、椅子がきしむ音)
パターンb:マーリンの色。擬音は全てマーリンの部屋で鳴りました。あの部屋自体にマーリンが何かしているという可能性も。
ちなみに電話のコードとか見当たらなかったんですが、Wi-Fi的な何か、あるいは何かしらのSPELLがかかってても不思議じゃないですよねあの城。

【158話】星空の色

ドロテーアが歩き続ける回です。歩き疲れてうたた寝をしてしまうんですが、最後、夜空を見上げて「負けない」と誓います。その時の夜空と同じ色です。

【172話】赤→黒

パターンa:グランピウス→彼の怒りの擬音がこの色でした。彼の名前の由来「怒りんぼ」と、実際のキャラクターから、この色でも不思議じゃない。
パターンb:女王の色→この回のタイトルが「赤の女王。」ということで、実はこっちなんじゃないかと、思った次第です。女王っぽい配色だなって思います。

【173話】黒→ピンク(白み)

パターンa:女王の色→この回で彼女はSPELLを使います。白みがかっているのは自我の消滅ということか。
パターンb:グランピウスの色→まずこの回のタイトルが「反転する真実」なので、登場人物二人に関するロゴも反転するのでは? と思った次第です。

【174話】黒地に白

漫画の手法として回想シーンの外枠を黒くしたり暗めのトーンを使うことがあります。174話は実際にアルフレド本人が過去を振り返る回です。
「白」という配色の意味は……真っさらな気持ちで振り返るって事ですかね。
実際にそうする必要がありました。

挽歌の章

【188話、189話】128話でヒザンと対峙した時と全く同じ色。

ドロの色で間違いないと思います。でなければ学生の色濃いについての色……まさかな。
この色は、某SPELLの色だと言われているんですが違うと思います。
100話でも書いたことに加え、188話と189話で、同じ対象者に二回も発動する必要があるのかという事と、ドロの性格上、あのSPELLを使うかな、という疑問です。
彼女の力に関しては、明示されたようでいて、まだまだ隠されているように思います。

【193話】紺色→ピンク→(金色がかる)

パターンa:女王の色→彼女のSPELLの結果、彼がああなった。
パターンb:ゴロワーズ→扉絵からも分かるように、この回の主人公かつこの回でSPELL発動してるのも彼女、という事です。
パターンc:マーリン→同じ色の擬音が使われています。単に浮ついた色ってことかもしれないけど。しかし彼、元ネタを考えると結構な重要人物なので微レ存。

色の意味について再考

ピンクについて

ピンクの色の回で活躍したキャラクター
パターンa:ドロテーア、女王
パターンb:ドロテーア、グランピウス、ゴロワーズ
という事で二つの解釈ができました。
すみませんが、ネタバレを含むので色を薄くします。
パターンa→某SPELL≠色、という事は既に書いたので、他に考えられる共通項は、血筋、あるいは魔女か。というか、魔女のインクの色がそもそもこの色ですよね。
パターンb:これらの回の主人公、という共通点があると思います。皆抗ってるし、誰かを思って行動してるような。だとすればこの色が表すのは、彼らが誰かを思って行動を起こした時の、感情かあるいは信念みたいな事なのかなと。

黒スタートのグラデーション

77話、128話、173話
黒スタートのグラデーションにはどうも共通点があるなーと思いました。
77話はパンチさんの殺人ボイス。
128話はドロテーアの何かしらの力。
173話は女王もしくはグランピウスのSPELL。
これらの共通点は全てアイテムなどに頼らずネイティブで発動しているということです。生まれつきの能力。
特に173話を考えるともしかしたら遺伝の能力と言えそうですね。
「黒」はどうも「死」を表すようなんですが、「遺伝」と言うことを考えると、先祖から伝わってきた力=死の向こう側に居る人達から伝わってきた力と言えますね。

青系スタートのグラデーション

抗ってる系のグラデのうち、黒スタートを除けば、残りは100話、130話付近の青紫スタートと、193話の紺色スタートになります。
100話と130話はアルフレドがブレーン。
黒が自発的行動なのに対し、この色がスタートの時は、事をなす側の人間が完全なる本意とは言えないという事が言えます。
193話が女王の色→事をなすのは彼女ではなく狐の人だったので十分当てはまります。
193話がゴロワーズの色→個人的にはあのSPELLの発動は本意ではなく、発動せざるを得なかったように見えます。彼女の企みをバラされそうになって口封じのためにやった気がします。

スクリーンショット