【剣の王国】扉絵まとめ
各話扉絵のまとめです。
タイトルロゴについては↓
https://tsuruginooukokumatome.hatenablog.com/entry/2018/08/12/202341
【目次】
「序篇」の扉絵
- 扉の開いた鳥かご→作中に小人族を逃したケージが出てきましたが、果たしてそれだけのモチーフなのでしょうか。個人的には奴隷を解放したことを示しているように思います。小人族の親子、自分自身、コローディの少女、フランダーシルの英雄親子、その他沢山の奴隷。あとアトラントの姫もか。あるいは「青い鳥」モチーフ?
- 茶色い植物(きのこ、スズラン)→2篇に出てくるのですが、きのこはアルフレドが島にいる時に家で自家栽培していました。毒薬を作るためだったのかも。スズランは10篇に出てきます。蛍を捕まえてランプの灯りにするために。他にも何か意味があるのだろうか。
- カボチャ→下から白いヒゲみたいなのがクルンと生えていて、どことなくシンデレラの馬車を彷彿とさせます。馬車はコローディの終盤に出てきますが、これは乗り物を示しているのだとすれば夜汽車も含まれますね。そしてユニコーンも出てきました。
- 紫の蝶々→アルフレドが具現化数式を使うときにいつも現れます。あの演出はいつも心踊らされます。コローディの章ではあの蝶がドロテーアを導きました。しかし一方で、魔女族のアイテムや女王にもこのモチーフが関連づけられています(1篇、29篇、女王が持ってるステッキ)。魔女を表すモチーフなのかなと思います。二人を乗せたカボチャに止まる蝶。果たして導き手なのかあるいは……。
- 茶色いパンジー
- 赤い鳥→アトラントにいたパンチさんの手下に見えます。島を飛び回ることができる彼らは、島の様子を逐一パンチさんに報告していました。この事から、スパイ、あるいは情報屋のことを示しているんじゃないかと思います。作中では度々「情報通り」という言葉を王国の関係者が口にしたりします。さてこの情報は一体誰がもたらしているんでしょう。
- アラビアンなランプ
- メサルデ大学→挽歌の章の舞台
(ちょっとだけ色を明るくしています)
色が意味するもの
リースのアイテムには、共通する色で塗られたものがあります。主に紫と赤と茶色です。
絵を見ればわかるのですが、紫はドロテーアが纏う色、そして彼女の瞳の色、赤は言わずもがなアルフレドです。茶色はちょっとわかりません。(パンチさん?)
各話扉絵一覧
序篇、アトラントの章
【第3篇】「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘップバーン
【第6篇】アルフレドがドロテーアに取引を持ちかけた回だったんですが、扉絵の赤い魚も見事釣り上げられたようですね。
【第8篇】「FIRE UP THE ENGINE」って書いてあります。
【第9篇】一部で話題になっていますが、これはジルコニアとアルフレドです。断言出来ます。
【第12篇】影の犬と戦う回でした。アルフレドは犬の扱いに慣れているようですね。右下のブルは何だか素敵な首輪をしてます。まるで雪の結晶。ところで服の構造突っ込んだら野暮かな。
【第18篇】列車移動してるんですね。はて、どこへ行くのか。
【第19篇】後ろにエメラルドが見えますね。何だか標高が高そう。
【第20篇】アトラントの章ラストの回だったんですが、なぜかタイトルロゴも扉絵もありませんでした。
死の海流の章
【第28篇】(コメント情報)またまた「ティファニーで朝食を」。ムーンリバーですね。
【第29篇】(コメント情報)これは大富豪における「革命」という状態だそうです。(同じ数字4枚を出す)。カードのイラストも意味深。キングのカードには笛以外の五部族のアイテム。クイーンには蝶と謎の人物。ジョーカーはウサギとはてなマーク。
ジルコニアの章
【第41篇】本編では靴が赤くなっているので、扉絵も赤くなっています。
【第50篇】「大切な主」という回。扉絵上のタイトルは「EP FOR TOTO」
【第51篇】アルフレドに貰った花束を抱え、彼の元へと走って行きます。相棒も一緒に。9篇で「断言出来ます」と言った理由です。
怪物鯨の章
【第52篇】作品のトップイメージにもなった扉絵ですね。服装はトレンデル辺りのものですが、二人の容姿が幼く見えます。アルフレドがグラングリモワールを抱えてるので、10歳かそこらだと思います。二人ともちょうど10歳の頃に転機が訪れます。
【第61篇~63篇】本編では二人の間に亀裂が入っていたんですが、扉絵は全く違う時間が流れているよう。
【第74篇】ドードーはサザーランドさんの孫説ありますね。
コローディの章(前半)
【第89篇】コローディ編時のトップイメージ。黒と赤という配色から「暗い底から沸き起こる怒り」という印象を受けます。「特殊タイトルロゴまとめ」の方でも触れています。
【第94篇】ドロテーアの着物は梅と蝶ですね。
【第100篇】オズに拐われる回。ドロの衣装が何となくオズのコスチュームと似てる配色?
コローディの章(後半)
【第136篇】89篇もですけど、やっぱり彼女は眠ってるんですよね。アルフレドの鱗化? あと彼女を見定めるような視線も気になるとこ。この回で彼はとても浮かない顔をしていたのがモヤった。
【第138篇】銀の靴が金色に見えるんですが……気にしすぎかな。
流星列車の章
【第152篇】このサボテン、アルフレドがモチーフ?
【第154篇】鏡よ鏡……。
【第161篇】彼女が泣いていて、星屑輝く夜空を落ちて行く。あのシーンにつながるやつですね。
【第172篇】鏡をマジマジと見つめるナルシスト、姉のこの姿を見て妹は何を思う。
【第174篇】蘭摧玉折。なんや自暴自棄かいな⁉︎
挽歌の章
【第193篇】miliというアーティストの「world.execute(me);」という楽曲をイメージした扉絵だそうです。このタイトルはプログラムの実行コードになってますね。世界を実行するために自分自身を引数で渡す。
【第192篇、第201篇】なんだか人形モチーフっぽいですね。人魚といえば失恋のイメージがありますが、シャガールのことかなあ。ドロテーアにもこのモチーフがあるんだとしたら悲しい。