剣の王国まとめ

comicoで掲載されている漫画「剣の王国」のまとめです。作品振り返りにどうぞ。

コンテンツ一覧

【剣の王国】引用・モチーフまとめ

[2019.01.09] 章ごとに分割しました。

【目次】

章別モチーフ

ビーコートの章

(今のところ元ネタが見当たらない。ゴーレムについては既に出ているし)

その他作品世界観のモチーフ

ローマ帝国

  • 地図のモデル
  • 「領邦」という管理の仕方

◆イギリス
身分制度

  • 王族、上流階級、中流階級下流階級、奴隷・被差別部族
  • 爵位→今のところ「侯爵」しか出てきてないのでわからないのですが、一応一般的なやつは(公・侯・伯・子・男)

◆奴隷
範囲が広すぎてわからないけど、この作品では、体に印を刻むというのが一つ特徴です。

フランス革命
フランス革命暦
7話のセリフから、wikipedia:フランス革命暦を採用しているのが伺える。
「今日の日付は芽月(ジェルミナル)\蜜蜂の日(アベイユ)」
彼らがアトラントを出航した記念すべき日ですね。

【剣の王国】引用・モチーフ#コローディの章

「コローディの章」に出てくるモチーフのまとめです。


[2019.01.18] 不思議の国のアリスグリフォン追加
[2019.01.11] オズの魔法使い>赤いケシの花、「ブレーメンの音楽隊」追加


【目次】

登場キャラクターの元ネタ

※登場順
アルフレド

【レイモンド】元ネタはなさそう

【モコ】

【チャポ】

【ケホケホ】

【サーシャ】元ネタはなさそう

ジーニアス・マッカウ】

【オズ・ワーロック

【二足歩行の犬】

  • ビーグル犬

【チェケ】

  • ラッパー

【アンナ】

【バネッサ】

ダッカー】

【ハイルトン】

【ダン(ダニエル・エルガー)】

【ゴリラ】

【グリス・テイマー】

  • テイマー=〇〇使い、調教師、(猛獣使い、ライオンテイマーなど)

【リグワール・クラウン】

  • クラウン(clown)=道化師

【スティルツ(小人の二人組)】

  • スティルツは大道芸の一種。足に棒をはめてのっぽに見せる。竹馬。

空中ブランコ乗りの子】

【チャールズ・ボンバイエ】

ピノキオ】

【フェリシテ】

【オリバー・ハインツ】

  • オリバー→オリバーソース(ウスターソースを販売している会社)
  • ハインツ→ケチャップソースを販売している会社

【メージ・グリフォン

作品別引用要素

鏡の国のアリス(1871年ルイス・キャロル)

◆第5章「羊毛と水」(場合によっては第6章)
【参考】

【あらすじ】

  • 白の女王が小川を渡り、白いショールをまとった途端、年老いた羊の姿に変わり、辺りもいつのまにか雑貨屋に変わる。
  • 店主は四六時中編み物をしている。

【引用元キャラクター】

  • 雑貨屋店主の羊/白の女王

【引用要素】

  • 老羊屋(The Old Sheep Shop)→「鏡の国のアリス」でもそのまま「The Old Sheep Shop」として登場する。実在する雑貨屋さんがモデル。作者の行きつけの店だった。現在は「Alice's Shop」として経営されている。アリスの挿絵を描いたテニエルは、この店の作りをそのまま再現したが、「鏡の国」というテーマに沿って、左右反転させている。

オズの魔法使い

◆オズ
【人物概要】

  • オズ王国の統治者にして魔法使い。しかしその正体は詐欺師の老人。
  • かつて主人公の故郷カンザスにほど近いオハマという地に生まれ、腹話術師をしたのちに気球操縦士の仕事についた。(因みに映画版ではオハマではなくカンザス)

【エピソード】

  • ある日うっかり気球で飛ばされ、この地に降り立った彼は大魔法使いだと担がれる。
  • エメラルドに輝く彼のための宮殿ができると、彼は誰とも顔を合わせずに、あらゆる仕掛けと声真似を駆使して皆を騙した。
  • そしてこの国に住む本物の魔女たち、とりわけ自分に危害を及ぼしかねない西の魔女と東の魔女に怯えながら過ごした。
  • 東の魔女を倒した主人公がやって来たことを知ると、願いを叶える代わりに西の悪い魔女を倒すことを条件に一行の願いを叶えることを約束する。
  • その後結局主人公一行に正体がバレ、彼なりの誠意を持って一行の願いを叶える。(おまじない的な処置で)
  • 最後彼は、自分と主人公がカンザスに帰るために気球を手作りする。
  • そしてカカシに国を任せ、気球に乗り遅れた主人公と民衆に別れを告げ、空へと旅立って行った。
  • その後の彼の消息を知る者はいない。

◆西の悪い魔女
【人物概要】

  • オズ王国において邪悪とされている魔女。
  • 彼女は片目しか見えないが、その目は望遠鏡のようにどこまでも見ることができる。
  • 体の血は邪悪すぎるゆえ、何年も前に干からびていたのでトトに噛まれても血が出なかった。
  • 水を恐れ、絶対に水に触らないよう気をつけて生活していた。
  • 映画版では緑色の肌で登場し、東の悪い魔女とは姉妹関係になっている。

【エピソード】

  • 経緯は不明だが、三つの願いを叶えてくれる金の帽子を手に入れる。
  • 翼ザルを呼び出した彼女は一回目の願いでウィンキーたちを奴隷にして西の国を支配する。
  • 二回目の願いでは翼ザルをオズと戦わせ、彼を西の国から追い出した。
  • やがて彼女は、魔法で奴隷にされてしまうと人々から恐れられるようになった。
  • そして主人公一行が彼女のテリトリーに入ると、銀の笛を吹いて手下を呼び出し襲わせた。
    (一回吹くと狼、二回吹くと黒いカラス、三回吹くと黒いハチ)
  • いずれも阻まれ、金の帽子の三回目の願いを使って翼ザルたちを出動させる。
  • ドロシーが銀の靴を履いているのに気づくと罠を仕掛けて片方を奪い取る。
  • しかし怒ったドロシーに水をかけられ、溶けて消滅した。

【引用要素】

  • アンナの緑色の肌。
  • アンナのSPELL。水晶玉で遠くを映し出す。

ウィキッド(ブロードウェイミュージカル、2003~)

【参考】

【あらすじ】

  • 大まかなあらすじは「ジルコニアの章のモチーフまとめ」に記載。
  • 汚名を着せられたエルファバは、フィエロの元に逃げ込み、二人は駆け落ちする。

【キャラクターの引用】

  • アンナ→エルファバ。生まれつき緑色の肌をしている。
  • オズ・ワーロックフィエロ。ウィンキー国のハンサムな王子。エルファバに興味を抱く。

ローマ帝国の世相

パンとサーカス

【概要】

  • 古代ローマはかつて、次々と近隣諸国を征服し版図を広めた。
  • 国が発展する一方で市民の格差は拡大し、徴兵や安い農産物の流入で農業が立ち行かなくなり、没落する中小農民が増える。
  • そのような世相において、彼らからの得票数を稼ぎたい政治家、あるいは社会秩序を維持したい為政者は、市民に対して度々食料と娯楽の無償提供を行った。
  • それがパン(食料)とサーカス(娯楽)。
  • そして上記で説明した世の中に陥いる。
  • 因みに、無償提供が可能だったのは、広大な属州から徴収した富がローマに集められていたからで、この搾取前提の安楽はいずれ破綻を招き、ローマ帝国は衰退して行った。
  • ※1パンといっても当時は小麦のこと。
  • ※2サーカスといっても当時は闘技や競技の事で、それも結構血生臭い類のものだった。

コロッセオ

【概要】

  • この闘技場では当時、剣闘士同士や剣闘士と猛獣の戦いが見世物として繰り広げられていた。
  • 建物が完成した際の「奉献式」では、猛獣5000頭が殺され、数百人の剣闘士が命を落とした。
  • 因みに剣闘士っていわゆるグラディエーターってやつですが、民衆からの人気を集めるスター性がある一方で、彼らは死ぬのが前提の職業。社会的地位としては、奴隷とほぼ同じような扱いだったよう。
  • (当時の民衆は本当に血を流した戦いを望んでいたんですね)

その他

ピノッキオの冒険(カルロ・コッローディ、1883年)
【参考】

【概要】

  • ディズニー映画「ピノキオ」の原作。
  • 作者名のとおり、「コローディ」の由来

北欧神話ラタトスク

  • 87話、「ラタトスク肉2kgr(キログラオン)でどうだ」→ラタトクス=ユグドラシルに住むリス。情報伝達の役目を担うが、いらんことまで伝えて伝達相手同士の関係をこじらせる。

ギリシャ神話

  • 87話、ナイアス川(コローディの地図より)→ナーイアス。川や泉に住まう妖精。

ポケットモンスター

  • 88話タイトル「大人のおねえさんが勝負を仕掛けてきた!」→「◯◯が勝負をしかけてきた」。ゲーム版における定型句。

耳をすませば(スタジオジブリ)

  • 89話、老羊屋→コメント欄では、「地球屋」っぽいという声がチラホラありました。確かにアンティークの置き時計とか、お皿とか、それっぽいですね。

◆キキーモラ(wikipedia:キキーモラ)

  • ロシアに伝わる幼獣。
  • 外見はいくつかパターンがあるようだがそのうちの一つは、狼の顔に白鳥のくちばし、熊の胴体に鶏の足、尻尾はロシアの大型犬(ボルゾイ)。
  • 行動的特性もいくつかバリエーションがあるようだが、働き者の願いを叶え、怠け者を喰らう。狭くて暗い場所に隠れていて、夜になると大騒ぎして住人を妨害する、あるいは機織に強い興味を示し、夜になると大きな音を立てて機織をするとかなんとか。

となりのトトロ(スタジオジブリ)、千と千尋の神隠し(スタジオジブリ)

風の谷のナウシカ(スタジオジブリ)

  • 掃除妖精キキーモラのモデル→テト(キツネリス)。それでいてキキーモラ自体の特徴も踏襲してます。

ごきげんよう(テレビ番組)

  • 91話、「何が出るかな、何が出るかな♪」
    この回が公開されたのは、ちょうどもうすぐ番組が終わるって言われてた頃

◆景徳傳燈録(中国の禅宗史書、1011年)
【参考】

【概要】

  • 僧侶たちの伝記。
  • 「破鏡、重ねて照らさず、落花、枝に上り難し」の出所

【引用要素】

  • モコ婆とアルフレドの禅問答的なやりとり
  • 「破鏡、重ねて照らし、落花、枝に上る可し」

ツァラトゥストラはかく語りき(フリードリヒ・ニーチェ、1885年)
【参考】

【割と無責任で雑な要約】

  • 神は死んだ。
  • 世界はループしてる。
  • 人類は「超人」になるべき。

【引用要素】

  • 91話タイトル「賢者はかく語りき」

不思議の国のアリスグリフォン

  • 鷲(ワシ)の上半身とライオンの下半身を持つ伝説上の生き物。
  • 女王に命じられてアリスを代用ウミガメ(モックタートル)のところまで連れて行き、裁判が始まるとまたアリスを連れて戻る。
  • 何かと話の腰を折るアリスに「そんなことも知らないのか」という感じでディスってくる。→書いてて気づいたけどこれ90話のアルフレドだな。(何でそんなに厳しいんや……と思ってたけどそういう事か)
  • アリスを連れて行くときはとにかく「おいで!」を連呼しながら走り出す。→ドロテーアを連れ去る時のオズ。

◆タロットカード「塔」

  • 97話、アルカナの塔→大アルカナに属するカード「塔」。
  • カードの絵は、王冠のような頂を持つ塔が、落雷、あるいは火災によって崩壊し、そこから二人の人間が落下している様子が描かれている。
  • 「破綻」というテーマを持ち、正位置でも逆位置でもネガティブな意味を持つ最凶のカード。
  • カードの解釈の仕方は色々あるようだが、王冠の塔というのは、宗教的、あるいはプロパガンダ的なものを意味し、それらに囚われている人々を神由来のアクシデントにより解放する。そんな感じの解釈ができる。「バベルの塔」がモチーフ。

燃えよドラゴン

ラプンツェル/髪長姫(グリム童話1812年以降)
【参考】

【あらすじ】

  • 塔に閉じ込められた主人公が、長い髪を塔の窓から垂らし王子を登らせる。
  • 逢瀬を知った魔女は娘の長い髪を切り、彼女を塔から追放。娘に会いに来た王子には娘が死んだかのように顛末を聞かせた。
  • 失意の彼は塔から転落して失明。その後森をさまよい、やがて辿り着いた砂漠で娘と再会する。娘の流した涙によって彼の目が元どおりになり、王子の国へ連れ帰って幸せに暮らした。

【引用要素】

  • 102話、オズとアンナが会っている場所が、塔の中のように見える。
  • オズが失明している。

ブリタニア列王史(ジェフリー・オブ・モンマス、1136年)

  • アーサー王の父ユーサーが「ペンドラゴン」の称号を得た経緯は、「怪物鯨の章のモチーフ」に書いたので省略。
  • 彼は赤い竜と白い竜の戦いを鎮めるために、二匹の黄金の竜を作らせた。

【引用要素】

  • 108話冒頭に二匹の黄金の竜が出てきます。

ヴェネチア・カーニバル

  • イタリアのヴェネチアで、2月付近に行われる年に一度の祭典。
  • 参加者は独特な仮面(ヴェネチアンマスク)とルネッサンスな感じの衣装で街を練り歩く。
  • 1162年、アクイレイアの総主教との抗争に勝利したことを祝い、人々がサン・マルコ広場で踊りを踊ったのが起源とされている。
  • 仮面が使われるようになったのは15世紀あたり。(多分仮面舞踏会からの影響で取り入れられたんだと思います。階級社会において、素性を隠し皆が平等に楽しむための舞台装置というわけですね)

【引用要素】

  • 108話冒頭の街の様子。

ヴェネチアのゴンドラ祭り(レガータ・ストリカ)

  • 9月の第一日曜日に行われるゴンドラを使ったレース。ヴェネチアの中心を流れる大運河(カナル・グランデ)
  • レースの前には水上パレードが行われ、この祭りの由来となったカタリーナ王妃の帰還を祝うパレード(1489年)を再現している。

【引用要素】

  • 108話冒頭、ゴンドラパレード。

オズの魔法使い>赤いケシの花

  • 8章に出てくる赤いケシの花の群生地。原文では「scarlet poppies」
  • 作中では非常に強い催眠作用がある設定になっていて、その赤い花畑を抜けようとする人間や動物は、畑の途中で眠り込んでしまい、誰かの手で畑の外に運ばれない限り、眠り続けたままになる。

【引用要素】

  • 108話、宿の部屋に飾られていた。

不思議の国のアリス>チェシャ猫

  • 公爵夫人のエピソードから登場するキャラクター。
  • 「grin like a Cheshire cat」という慣用句を具現化したとされる。三日月のように口元をニヤつかせている。
  • アリスの前に唐突に現れ助言をしたり惑わせたりした後、すっと消える。急に消えないでと言われると、ゆーっくり消え、笑う口元のみを残す(a grin without a cat=猫のない笑い)

【引用要素】

  • ギミックまとめでも書きましたが、110話のサーカス団員のプロフィールで空中ブランコ乗りの女の子の名前が「Cathy Cheshirecat」と書いてある(気がする)。

チャールズ・チャップリン(wikipedia:チャールズ・チャップリン)

  • 映画の黎明期に活躍した映画俳優(コメディアン)。監督も脚本も音楽も全部こなす。

チャップリンの最もよく知られている役柄は「小さな放浪者=The Little Tramp」である。窮屈な上着に、だぶだぶのズボンと大きすぎる靴(ドタ靴)、山高帽に竹のステッキといったいでたち、パーマ頭にちょび髭の人物で、アヒルのように足を大きく広げてガニ股で歩く特徴をもつ。ホームレスだが紳士としての威厳をもち、優雅な物腰とその持ち前の反骨精神でブルジョワを茶化し、権力を振りかざすものを笑い飛ばした。
(wikipediaから引用)

【引用要素】

  • チャールズ・ボンバイエの名前と格好

フランダースの犬

  • ベルギーのフランダース地方にある小さな村を舞台にした物語。
  • 111話、コローディ領主のセリフ「要求に応じなかった街や村がどうなった⁉︎ 隣町のフランダーシルを見てみろ」

ヘンゼルとグレーテル(グリム童話1812年以降)
【参考】

【あらすじ】

  • 口減らしで森に捨てられると知ったヘンゼルは、不安がるグレーテルをなだめ、夜のうちに小石を拾い、道すがら落としていった石を頼りに家に辿り着いた。
  • 程なくして、また森へ捨てられそうになるが、今度は石を拾えなかった。仕方なくヘンゼルはパンくずを落としていき、昼には二人でパンを分け合って食べた。
  • しかしながら落としたパンくずは鳥に食べられていて、二人は三日三晩さまよったのち、お菓子でできた家にたどり着く。

【引用要素】

  • 116話、フェリシテと、フェリシテ兄のモチーフ。

ブレーメンの音楽隊(グリム童話1812年以降)

  • 空き家を見つけたロバたち一行は、中にいる泥棒を追い出すため一計を案じる。
  • ロバの上に犬、犬の上に猫、猫の上にニワトリ、その状態で一斉に鳴き声を出した。

【引用要素】

  • 117話。グリスの登場シーン。象、麒麟、パンサー、ロバの動物タワー。

【剣の王国】名言集_アルフレド編

the-kingdom-of-culiburn-al
口が悪い、しかし小気味良い。

【目次】

アトラントの章

【幻の1話】

  • 「出直せ! 下手くそ」(リメイクされる前の第1篇に存在した幻のセリフ)
    無賃乗船がバレたドロ「何でもします」
    船員「下手くそ」「禁句だ」
    ルフレドに追い詰められた船員「何でもします」
    件のセリフ

【6話】

  • 「それに、そうやって素性も知らない相手に自分の弱点を明かす……、オツムゆるすぎ。同情を誘えば解放されると思ったなら考えが甘すぎ。さすがド田舎……辺境領邦『アーカンザス』。脳みそお花畑だな」(ドロテーアに対して)
  • 「剣を信仰するなら女王も信仰しろよ、そうだろ王国民」(ドロテーアに対して)
  • 「俺は今日ここを発つ。果たしていない約束を二つ、果たすために」

【7話】

  • 「……ところでお前さ、いつ着んの、服」(ドロテーアに対して)
  • 「遅い、シャキシャキ動け、うすのろ」(ドロテーアに対して)

【8話】

  • 「音痴」(パンチネロに対して)

【9話】

  • 「おい、勘違いすんな、俺とお前はただの取引上の関係だ。答えることなんて何も無い」(ドロテーアに対して)
  • 「履けば」(ドロテーアに対して)

【10話】

  • 「入れるだろ、そのゴボウみたいな体型なら」(ドロテーアに対して)
  • 「難破船で見つけたお宝、なーんだ」(エコーに対して)
  • 「物事にはタイミングってのがあんだよ」(ドロテーアに対して)

【12話】

  • 「ハウスだお利口さん」(影の犬に対して)
  • 「口だけなら誰でもできんだよ。とっととお家に帰りな、文明人さん」(ネモ・トンプソンに対して)
    上記のセリフに掛かってますね。

【15話】

【16話】

  • 「その卵は……あなたたちの子どもじゃありません」

【17話】

  • ――まあ、今言った事ほとんど……デタラメなんだけど

【18話】

  • 卵邪魔になるぞ、からの「卵貸して、お前はこっち」(ドロテーアに対して)
  • 「さっきは助かった」(ドロテーアに対して)

【19話】

【20話】

  • 「すげえ、デブの透明人間だ!」(過去回想、エコーに対して)

ドロテーアの過去の章

【27話】

  • あいつの親父は助からない。俺がわざと船速を落とすから。
  • 女王と対峙した時、怯まず冷酷に、その心臓を貫ける「女」が、俺にはどうしても必要だ。
  • 情に流されるな
  • 必ず、邪知暴虐の女王を除かねばならぬ。
  • 銀の靴が左足だけ大きかったって言ってたけどおかしくないか。
  • 「それから俺はそこの鶏みたいに昔の思い出を大事にしてないんで、島で散々奴隷としてコキ使われた日々は全然気にしてない」
  • 「着いたら即解散、以上」

死の海流の章

【29話】

  • 「馬鹿のお陰で選択肢がなくなった」(ドロテーアに対してボソッと)
  • 「『アムリントの竜飼い』、名はアルフレド、姓はペンドラゴン、三番目の魔女の弟子」

【30話】

  • 「馬鹿っていう奴が馬鹿」(パンチネロに対して)
    一話越しのブーメラン。

【32話】

  • 「動きがトロすぎ、寝てんのかよお前、ああそういやデカブツって体内時計が遅いんだっけ?」(ディンドンに対して)
  • 「バーカ、兄弟揃ってノロマだな」(トロールの兄弟に対して)

【33話】

  • 「ゴードン艦長だったか? そいつをすぐ連れて来い。この現状を報告するのを忘れるなよ。賊二人に大惨事ですってな」(拘束した兵士に対して)

【34話】

  • トロールが間抜けコンビに到達するまでの時間は――約40秒。まとめて消せばいい!
  • いい発見だ。奴隷生活での入島者を捕獲してきた日々がこんなに活きるなんて――闘える!

【35話】

  • 「攻撃がワンパターンだな。弟より弱いんじゃねーの」(ディンドンに対して)
  • 「マストごと沈め」(ディンドンに対して)
    you must die.ってか
  • 「兄ちゃんが待ってるぜ。水底でな」(ダンドンに対して)
  • ――こいつ、強いな→とか思いつつ「さあな」(ゴードン艦長に対して)

【36話】

  • ――あの日、誓った復讐を、いま果たす!
  • 「やめろ! そいつは関係ない!」(ジョーカーに対して)
  • 「こっちを見ろ、俺の顔に、見覚えがあるだろ」(ジョーカーに対して)

【37話】

  • 「七年前、森でお前に撃たれて死んだ、魔女の弟子だ‼︎」(ジョーカーに対して)
  • ――長かった。何度も頭の中でイメージした。その喉元、掻っ切ってやる……
  • ――何で……何でだ……全然届かない

【38話】

  • 「返……せ」(コンパスを奪ったジョーカーに対して)

【39話】

  • ――次は何だよ(怒涛の展開に対して)

ジルコニアの章

【42話過去回想】

  • 「エロホン? 何それ楽しい?」(トトに対して)
  • 「ひとりで何でも出来るようになるから仲間とかも要らない、ひとりで一人前になるからいい」(トトに対して)

【43話過去回想】

  • 「勇者かよ、剣とかねーし」(ジルコニアに対して)
  • 「『バカって言った方がバカ』って言った方がバカ」(ジルコニアに対して)
    過去の自分からのブーメラン

【45話過去回想】

  • 「知ってたよ」(両親の話を聞いて)
  • 「父さんと母さんは、多分もう会えないだろうなって思ってた。何となく」
  • 「俺が代わりに女王を倒すよ」
  • ジルコニアがもうこっそり泣かなくてもいいようにしたいから」

【46話過去回想】

  • 「俺はどこにもいかないから」
  • 「『イザナダ』の代わりにジルコニアを守るよ」
  • 「だから俺は、今この瞬間から、アルフレド=ペンドラゴン」

【47話過去回想】

  • 「竜(ドラゴン)来た?」

怪物鯨の章

【52話】

  • 「おい」「離れろ」「ドブス」(泣きつくドロテーアに対して)
  • 「モタモタしてたら吊るすぞ」(着替えづらそうにしてるドロテーアに対して)

【53話】

  • 式を思い出せ
  • ――具現化数式が使える……!

【55話】

  • まるで生きた遺跡だ
  • 「王都(エメラルド)には連れて行く、そういう取引だからな」
  • 「何が?」(裾を引っ張り、お礼を言うドロテーアに対して)

【56話】

  • 「悲しい木だ。こんな人気(ひとけ)のない場所でしか育つことができないのか」

【57話】

  • 「彼女じゃない」

【58話】

  • 「おい、あんまり俺から離れないようにしろよ」(虚ろなドロテーアに対して)

【59話】

  • 「以上」(自己紹介拒否)
  • 「……冬」(好きな季節を聞かれて)

【62話】

  • ダメだあいつ、何とかしないと

【63話】

  • 「お前の親父は! 五部族の部族長なんだぞ⁉︎ 今! 王都(エメラルド)で! 脳天に銃口突きつけられてんだぞ」

【67話】

  • 感情は不要だ、もっと己を支配しろ

【71話】

  • 「降ろすんだっけ? いい?」(滞空中にドロテーアをからかう)

【72話】

  • 「……お、お前が死んだら(計画が)狂うんだよ!」(この後盛大に勘違いされる)
  • 「この怨霊は俺自身だ。俺が生んだ、奴への憎しみそのものだ」(ドロテーアに自分から打ち明ける珍しいシーン)
  • 「成仏しろとは言わない。よく聞け怨霊、俺は、復讐を諦めない」

【73話】

  • 「やっぱり却下だ。俺たち全員で説得するぞ」(ドロテーアの案に対して)
  • 「怒鳴って悪かったな」(ドロテーアに対して)
  • 「なあアンタ、もう死んでるんだろ」

【74話】

  • 「俺達とここを出よう」(サザーランドに対して)

【76話】

  • 「頼んだぞ」(ドロテーアに対して。それまでの彼では考えられないセリフ)
  • 「ドジを仕出かさないよう大人しく待機する係」(ドロテーアに対して)

【78話】

  • 「らあ、沈めてやる」(行く手を阻む廃船に対して、単純に格好いい)

【81話】

【82話】

  • 「わかった」(ドロテーアの迷いを含んだ提案を、受け止める)
  • 「俺に遠慮するな。お前のSPELLの、全力をぶつけろ」(体を張ってドロテーアを受け止める、漢気が過ぎるぞ)

【85.5話】

  • 「過去のどこかだ。流れ星のように、気づいた時には、いつも視界の外だ」(「幸せ」の所在を聞かれて)

コローディの章

【88話】

  • 「クソ鶏(とり)、他人の職業を侮蔑するな」(客引きにあった後。彼の物事へのスタンスが現れていますね)

【91話】

  • 『王よ、我は千夏を越えし大樹の根、星降る上層で蕾たちの叛乱を夢想する。これ我の希求せし物語。』(アルフレドの名言というより、このフレーズを作ってしまったyoruhashi先生の才気)

【95話】

  • 「俺がこの勝負に負けたらこの女をやる。奴隷にでもしてくれ。若いし、よく働くぜ」(ドロテーアを賭けの対象にする。自虐を内包した合理性)

【96話】

  • 「知るか、結果が全てだろ」(嵌めたなと言われて)
  • 「ったく、飯事やってんじゃねえんだよ」(ドロテーアを賭けたことをパンチネロに咎められて)

【99話】

  • 「ウチのドジ担当に何してる?」(ドロテーアをさらったオズに対して)

【100話】

  • 「お前はその隙にドジ女の所へ行き、呼吸の有無を確認しろ。おそらく気絶だと思うが、脊髄を羽毛で包み、体温低下を防げ」(具体的かつ的確な指示)
  • 「②じゃねーかよ。変態野郎で決定だテメーは」(ドロテーアの運命の相手だというオズに対して)

【101話】

  • 「金細工師の末裔が、こんな小物とはつくづくジルが浮かばれねえ」(オズに対して)
  • 「だが、あの女は俺と契約期間中だ。他を当たりな」(ドロテーアについて)

【102話】

  • 「所詮はお前も同じ穴の狢(むじな)」(怒りに震えるオズに対して)

【103話】

  • 「まさか鶏に助けられるとはな」(あわよくばオズの魔剣の一太刀を浴びるところだった)

【104話】

  • 「あーなんつうの……後悔と槍持ちは先に立たずだが、今回のトラブルも広場での俺の発言に起因したし、これでチャラで問題ないだろ」(迷惑をかけたというドロテーアに対して)
  • 無理してんのバレバレだっつーの、ほんとお人好しバカ(元気に先導するドロテーアに対して)
  • 「ああ、そうだな」(花火だねという何気ない会話に対して)

【105話】

  • 「生憎未成年なんでね」(ジュースを飲んでいるのを笑われて)
  • 昼の女達か……(サキュバスのお姉さんから隠れる)

【106話】

  • 「お前ごときが、その言葉を使うなよ」(「愛ゆえの戦い」だと言い出したオズに対して)

【107話】

  • 「ふろ?」「ああ」「Bath?」「Yes.」(パンチネロとのやりとり。意外とノリがいい)

【108話】

  • 「ただの元奴隷だよバーカ」(奴隷の少女を助けに入る)

【109話】

  • 「これは断罪じゃない。お前は運が悪かっただけだ」(手をかけた男に対して)

【110話】

  • 「まあ功利主義は嫌いじゃないけどな」(コローディの姿勢を皮肉りつつ共感?)
  • 「抗うより受け入れるお前はまさに奴隷の鑑だな」(フェリシテを焚きつける)
  • 「そのだよ」(フェリシテの気概を感じて)
  • 「奴隷印が消えないって誰が決めた? フェリシテ」(走り出したフェリシテに向かって。グッとくるなあこれ)

【112話】

  • 「けど王都(エメラルド)が相手にするのはあんな小物(ザコ)じゃねーよ」(オズについて。実感こもってたなあ)

【114話】

  • 「さあな」(パクったのか聞かれて)
  • 「そろそろお前も体動かしたいだろ」(思わせぶり)
  • 「血に飢えた群衆も動物と定義するならな」(動物いっぱいいるかなと言われて)
  • 「選んでやるよ」(得意げに衣替えを提案する)

【115話】

  • 「何か文句あんのか」(恥ずかしがるドロテーアをねじ伏せる)

【118話】

  • 「それが今や原点回帰(circle)ってか」(死を見世物にすることについて)

【119話】

  • 「竜飼いの部族が滅んだ今は、竜それ自体も悪役か」

【剣の王国】名言集_ドロテーア

tkoc#154
時折見せる芯の強さが魅力的。

【目次】

アトラントの章

【1話】

  • 「何でもします! お願いします……」(海に落とされそうになってつい)
  • 「あの、『何でも』はそういう意味じゃ……」

【2話】

  • 「こっちよ、エアリエル!」
  • 「何だかまるで……魔女の家みたい」(アルフレドの家)
  • 「そうすれば首都(エメラルド)に……」
  • 「わ、私、いつからこんな恰好……」(下着姿)

【3話】

  • 「も……申し訳ないけどその服はあげられないの、大事なもので」(貰ってもいいかと聞かれて)
  • サイズが想像とはちょっと違うけど(喋る服=やまびこの妖精の仕業と類推して)

【4話】

  • ――さ……ようなら私の純潔!!!(アルフレドを押し倒して)
  • 「ごめんなさい!!!」(張り手)
  • こんなところで、諦められない!(アルフレドに投げ飛ばされて)
  • 「来て! エアリエル!」
  • 「父を助けたいの……!!! お願い……‼︎ どうか私を放して……‼︎‼︎」

【7話】

  • 「そもそも暴力はだめよ」(船を奪うと言うアルフレドに対して)
  • 「そ、その節は本当に申し訳……」(足を貫こうとした事を咎められ)
  • 「ごめんなさい!!! お見苦しいものを‼︎」(下着姿を指摘され)
  • 「気に入ってもらえて嬉しい。私たちセンスが同じね」(エコーに対して)
  • 「沈むわ」(死の海流のルートで行くと言われて)

【11話】

  • 「ハアイ! はじめましてドロテーアよ♡ さっきアップルパイを焼いたんだけど、ウチに遊びに来ない? ごちそうするわ♡」(誘拐シミュレーション)

【13話】

  • アルフレド……あなたの飼い主って一体何なの……‼︎?(金の卵を見て)
  • 「きっと本当は優しいのよ。きっと本当はもっと笑ったり……」(アルフレドについて)
  • 「父さんさえいてくれたら……他に何もいらない」(金の卵に語り聞かせる)
  • 「私、あなたに嫌われてもいいわ、一緒に来てね」
  • 「あなたの絶対音感の使い方間違ってるわよ。(正確には地獄耳よ)」
  • 「なによ、あなたなんか全然怖くないわ」(パンチネロに対し)
  • 「私、事情はよく知らないけどあの時アルフレドが傷ついたのだけはわかった」

【15話】

  • 「もしかして私、一番乗り⁉︎ やったあ! 私だってやればできるのよ」(集合場所に二人がいなくて)

【16話】

  • アルフレドさんを自由にしてほしくて」(フギンとムニンに要求を伝える。貴重な「さん」付け)
  • 「ううん、問題ないわ……たぶん! すっごくいい感じな気がする」(契約書を渡すと言われて)

【17話】

  • ――私……もしかして……間違えて連れてきた……⁉︎(「あなたたちの子どもじゃありません」を受けて)
  • 「ねえ、ちょっと……! 育児放棄なんてひどいじゃない……」(卵を投げ出した二匹に対して)

【18話】

  • 「どういたしまして」(小声)(急にアルフレドからお礼を言われて)

ドロテーアの過去の章

【22話】

  • アルフレドって何歳(いくつ)なのかしら。お酒飲めるのかな」
  • 「ごめんなさい! 私のせいで知らなくて済んだ残酷な真実を」(金の卵に対して)

【23話】

  • 「うーん、笑顔が素敵な人がいいな。髪の色は黒檀色か金色! 背が高くて睫毛が長くて指が綺麗で瞳が真っ青で、オリエンタルだけどコスモポリタンな顔立ちで、お傍に寄るとジャスミンの香りが……」(どんな王子と踊りたいか聞かれて)
  • 「父さんに嫌われちゃう」(グランピウスに叱られて)
  • 「泣いちゃだめ。いつも通りに笑ってないと皆が心配する……」

【25話】

  • 「こんなにフリルがたっぷりついてるの私初めて! 女王陛下みたいじゃない?」(プレゼントされたドレスにはしゃぐ)
  • 「でも左足だけちょっと大きいのよね」(銀の靴について)

【26話】

  • 「知りません!」(軍に逆らったらと言う兵士を振り切る)

【27話】

  • 「やった飲んでる!」(用意した飲み物をアルフレドが飲んだことに対して)

死の海流の章

【28話】

  • 訳:危ないところだったわね(※話しかけるなと言われたので、ジェスチャーでお送りしております)

【30話】

  • 「パンチさん手羽先で前が見えない」

【32話】

  • 「ちょっと黙っててパンチさん」(逃げろと言うパンチネロに、アルフレドの安否が気がかりなドロテーア)

【33話】

  • 「私が拘束なんてしたから」(兵士を助けられなかった)

ジルコニアの章

【51話】

  • 「お願い死なないで、一人にしないで」(気絶するアルフレドに対して)
  • 「よかった」(アルフレドに抱きつきながら)

怪物鯨の章

【52話】

  • 「ひょ?」(床が抜けた時の第一声)

【54話】

  • 「そんな……私そんなにかわゆくないです♡」(サザーランドに褒められて)

【55話】

  • 「ねえアルフレド、ありがとう」(エメラルドへ連れて行くと約束したアルフレドに対して)
  • 「パンチさん、尻尾(テール)で前が見えない」

【56話】

  • 「えっ、じゃんけんだよ、アルフレド、知らないの?」
  • アルフレドでも知らないことあるんだ。意外だな」

【57話】

  • 「いたのよ! こっちを睨んでたの! 兵隊さんがいたのよ」(発狂)
  • 「この靴が私を呪ってるのよ」(赤い靴)

【58話】

  • 「今まで食べたご飯の中で、いちばんおいしい」(元気付けられて飲んだあら汁)

【67話】

  • 「私、心のどこかでね、アルフレドがいればきっと上手くいくって思ってたの」
  • 「私、彼のこと名前と好きな季節しか知らない。それなのに全部頼って」
  • 「私、無力なのはもう嫌だ」

【69話】

  • 全然怖くない、今度は私が、アルフレドを助ける
  • 倒してみせる
  • 「来て! エアリエル!」
  • アルフレド、だからお願い、私を見て

【70話】

  • 「あなたの正体や目的は分からないけど、私達はこの怪物鯨(ファントム)から出なければならないの。もしあなたがそれを妨げるつもりなら……――戦うわ」(女王姿の怨霊に対して)

【72話】

  • 「要らないなら降ろしてほしいの。これ以上あなたの負担になりたくない」(アルフレドに抱えられてる時)

【76話】

  • 「私のアイデア採用された」(直感がモノを言うタイプ)

【77話】

  • 「大丈夫! サザーランドさん、ことわざに『急がば回れ』ってあるでしょ」(この後盛大に突っ込まれるが彼女は知らない)

【78話】

  • 「全速力」(アルフレドを信頼するあまり、セリフがシンクロした)

【82話】

  • 私のばか、そんなわけないじゃない(行動を起こそうとするがためらい、その迷いをかき消す)

【85.5話】

  • 「私……故郷を出てからいろいろあって……なんだかわからなくなってきた。幸せってどこにあるのかな」(夜の海で少し感傷的になった)

コローディの章

【88話】

  • 「仲良く……仲良く……あああああもう……ドロテーアスピン‼︎」(アルフレドとパンチネロが喧嘩した時。投げやり気味になるのがちょっと意外だった)

【90話】

【93話】

  • 「厳しいけど、大切なことを教えてくれる。誰も知らないけど、私は知っている」(父グランピウスについて)
  • 「どんな姿で、どんな声で、どんなふうに笑う人だったのか、私たちは知らない。でも、きっと素敵な女性ひとだと思うなあ。だってあんなに優秀な弟子を育てたんですもの」(ジルコニアについて)

【98話】

  • 「そもそも五部族制度はなくなったのでしょう。それに銀細工師の部族は滅んだのでは? 女王様が治めているい今も、とても平和だと思います」(アーカンザスで普通の女の子として生きてきた彼女の認識)

【104話】

  • 「あのねアルフレド、私、歩けるよ。ありがとう」(ドロテーアをおんぶするアルフレドに対して)
  • 「ごめんね……でもその……嬉しい。アルフレドたちが探しに来てくれたから」
  • 「問題ナッシング‼︎」(アルフレドの回りくどさを受けて)

【105話】

  • 「ド……ドロ吉……と申します」(名前を聞かれ、アルフレドにつま先コツンされてひねり出した名前)

【112話】

  • 「ね、お願い」(頑ななアルフレドを笑顔で説得する)

【115話】

  • 「なんだか恥ずかしいよう……この服装変じゃないかな?」(考えるな、感じろ)

【剣の王国】地名・地形などのまとめ



[2019.01.18] ニーヴェント地方追加


【目次】

剣の王国版図


初代王カンブリアから続く巡回統治により、版図を拡大させていった。

【元ネタ】

地名

アトラント

アトラントの章の舞台。
人魚(マーマン)であるアトラントの民が住まう都市。
鎧戦士の部族という部族が存在し、長い間彼らの姫と都市を守っていた。
かつて海底に存在したが、巨大な竜の策略によって、三千年もの間地上に押し上げられていた。
都市は岩で覆われ、やがてその上に赤い実のなる木が成長し、島を覆い尽くす。
島には竜の息子夫婦──フギンとムニンが住まい、付近を通る船は不思議な力で引き寄せられ、様々な結末をたどる。
船の操縦に長けた舟守の部族の間では、アトラントの伝説や女の幽霊の話が伝わり、彼らは関わろうとしたがらない。
また、運良く生き延びて島を脱出した者の中には、島の原住民である赤い髪の少年について記憶するものもいるかもしれない。
地図には存在しない島。
【元ネタ】
アトランティス(海底二万マイル)

アーカンザス


ドロテーアの過去の章の舞台。
のどかな田園風景が広がり、風車や、放牧される羊、農業に勤しむ人々が、どこか童話のような日常を過ごしている。
剣の王国に帰属するが、海を隔て、更にはメイルストロームの影響で渡航困難、ゆえに王政の影響が少ない。
この島の出身者は、他の地域の人間からすると、真面目で正直者、しかしどこか鈍臭く、付け入れられやすい志向にある。
特有の訛りがある。
【元ネタ】
オズの魔法使いの主人公ドロシーの故郷カンザス
「アー」の部分は不明。(アースガルズ+カンザスかもしれない)
実在するアメリカのカンザス州は、田園風景が広がる農業と牧畜の町で、竜巻が起きやすい気候。
【もう一つの元ネタ】
オランダに「ザーンセ・スカンス」という街があります。風車と木靴とチーズが有名だそうです。三つとも23話で出てきますね。

コローディ


剣の王国ポルトピア地方西部第5番都市。
人口50万人/面積40平方キロエーテル(e)の稠密都市かつ港湾都市かつ城郭都市かつ娯楽都市。
かつては漁業を中心に栄えたが、商法典改正に伴い、現在は娯楽施設を中心とした産業が盛ん。取り分けサーカスが有名。
コローディの章の舞台であり、ジルコニアの逃亡先。アルフレドも一時期この近辺に住んでいた。

【元ネタ】
ピノキオの作者の名前。町のモデルはヴェネツィア

【地形】
地理的には王都に一番近いが、間にブロッケン山脈があるため、アーカンザスを除くと、王都から一番遠い都市になる。
城郭都市の中心をナイアス川が流れる。
城郭都市の外側にも街が発展し、海に面している。

【街の地図】

【領主】
オリヴァー・ハインツ。
懲罰的な王国の犠牲となった町や村を目の当たりにし、どんな手を使ってでもコローディ市民を守ると腹をくくっている。
中世の作曲家のような側近がいる。

【孤児院】
ルフレドが預けられそうになった孤児院がある。
ジルコニアはここの職員に知り合いがいるらしい。
110話のアルフレドの発言によると、北にある。

【教会】※コローディではなくトレンデルにある可能性もある。
聖剣のモニュメントと、五部族(竜飼いだけ?)を模したステンドグラスが飾られた教会。
すっかり人気(ひとけ)はなく、蜘蛛の巣が張る。

【南の漁村】
サザーランドが住んでいた村。
小さい村だが、活気があって白く美しい浜がある。

【老羊屋】
町外れにある、年老いた羊頭の女性「モコ婆」が営む質屋。
掃除好きの妖精キキー・モラと、埃の妖精ケホケホが共存する。

【噴水広場】
城郭都市の中心には噴水広場があり、国民的ゲームである騎兵盤(ガラパス・ゲーム)の石盤が設置されている。
みな賭け目的でここを利用している。

【アルカナの塔】
コローディを一望することができる塔。元ネタは、タロットの大アルカナに属する「塔」というカード。

【奴隷市場】
オズ曰く、白蕾市場(メイデン・バザール)には純粋無垢で穢れのない少女が揃ってる。
かつて奴隷となったものは、家畜の世話人や女中になるのが一般的だったが、ことこの街においては、およそ人としての尊厳が保証されないばかりか、主人が奴隷を殺したとしても咎められない。

【ボンバイエサーカス】
コローディの名物にして裏ビジネス。日々曲芸師による一方的な虐殺を見世物としている。観客もまたそれを求め、劇場は常に満員。
喧嘩の強いサーカス団員は街の人々の間でも一目置かれている。
一方的な虐殺の餌食となるのは、奴隷身分の人々であるため、莫大な利益も相まって黙認されている。
※ボンバイエ=やっちまえ、奴を殺せ、という意味。(「燃えろ闘魂」の掛け声にそんな意味があったとは……)

【コローディ警備隊】
ダッカー隊長率いる街の警備隊。街の人々からの信頼が厚く、ダッカー隊長自身も老若男女から慕われ、英雄視されている。
街の名物であるサーカスについては、治安悪化につながるとみていて、快く思っていない。

【コローディとジルコニア
モコ婆はかつてコローディでジルコニアと出会います。
ジルコニアの「私もこの街が好き。あなたと同じくらいにね」というセリフから、思い入れのある土地であることが伺えます。
ジルコニアに恩のある人(村長)がいたり、知り合いがいたり、おそらく隣国から逃げてきて、この地に住んでいたのかなあと、想像してしまいますね。

トレンデル


流星列車の章の舞台。
オーグとを結ぶ夜汽車の出発地ないし終着点。

【元ネタ】
トレンデルブルク。ドイツ・メルヘン街道が存在する。(終点はブレーメン)、ジブラルタル海峡銀河鉄道の夜

オーグ


工業都市
軍事品の製造を担い、女王統治後は新体制の主要拠点となった。
トレンデルとを結ぶ夜汽車の出発地ないし終着点。
【元ネタ】
「人食い鬼」を意味する。
【由来】
大型の鬼人(トロール)種を指す「オーグ」にちなむ。
建国前は、彼らの縄張りだった。

黒い森(シュヴァルツヴァルト/シュバルツバルド)


通称「迷いの森」
かつて、三番目の魔女ジルコニアが、最後の逃亡場所に選んだ。
【元ネタ】
ドイツに実在する森、青木ヶ原樹海

マンチキン


詳細不明。火山かな。シュバルツバルドが樹海なら、こっちは富士山?
とある情報筋によると、温泉街もあって食べ物も美味しいんだとか。
【元ネタ】
オズの魔法使いに出てくる小人族。
【由来】
小人族(ピグマイオイ)の古称にちなむ。
建国前は、彼らの縄張りだった。

マンチキンについてアルフレド母
「私たちも子供が大きくなったら、住んでみたいと思ってたんです」

アレクサンドラ


挽歌の章の舞台。
【元ネタ】
エジプトに実在する都市「アレクサンドリア

RAIS


詳細不明。見た感じ雲の上の都市。
【元ネタ】
不明。ググったら「ジル・ド・レ」が出てきたけど、この場合「レ」の部分が地名(領地)

バルカン


詳細不明。SPELLを封じるための「封印瓶(シールグラス)」の原料である、「翡水晶(ひすいしょう)」が採掘されている。
【元ネタ】
おそらくバルカン半島、もしくは字的にはローマ神話ウゥルカーヌス

ブーメレン


パンチネロの目的地。
【元ネタ】
ブレーメンの音楽隊。タイポグリセミア現象を引き起こす人が多数。

エメラルド


王都。
周囲をブロッケン山脈に囲まれた都市。
【元ネタ】
エメラルド・シティ(オズの魔法使い)
【エメラルド城】
城はエメラルド石でできてたが、女王統治下において、全てルビーに付け替えられた。
100万平方エーテル(e)にも及ぶ城壁に囲まれている。

その他の都市など

◆隣国の小国家
名前だけ出てくる。
百年以上前から魔女狩りが盛んに行われ、ジルコニアたち三人の魔女も、この国から剣の王国へと亡命してきた。
百年前、魔女族のアイテムを大量に積んだ隣国の船が「死の海流」を航行していたらしく、その船は大渦に飲み込まれ、廃船となった。

◆フランダーシル
コローディの隣町。
貢納金引き上げに応じなかったために、数日のうちに焦土と化した。

ポルトピア地方
剣の王国西部。コローディがある地域。
地図でいうと上半分くらいがポルトピア地方なのかもしれない。

◆ニーヴェント地方
剣の王国東部。
かつて竜飼いの部族の拠点があり、戦争後の五部族討伐によって幾多の竜が命を落とし、竜魂の光で空が彩られた。

地形

ブロッケン山脈

一度入れば出られない、魔の峰。
コローディとエメラルドを隔て、この山脈を越える方法は確立されていない。
【元ネタ】
ブロッケン山。ヴァルプルギス(『ファウスト』)の舞台。

ポセイドン内海


西の海から、Uの字に入り組んだ内海。剣の王国のさまざまな領邦に面している。
Uの字の入り口の辺りと、Uの字の底の辺りに、関門が有り、国章入りの正式な通行証書が必要になる。(7話より)
この内海には、常に軍艦が行き交っている。
【元ネタ】
剣の王国のマップのモデルがローマ帝国なら、この内海のモデルは地中海ですね。

自然現象

メイルストローム/死の海流

大渦。西の海ではおびただしい数のメイルストロームが発生している。
どんな船でもたちまち沈む「死の海流」。
どうやら大渦の正体は、海の中に突如現れる裂け目のよう。
しかし不思議な事に、一定量海水を吸い込むと、ばくんと閉じてしまう。
まるで生き物のような裂け目。
それもそのはず、この大渦の正体は、超巨大生物、怪物鯨(ファントム)によるもの。
【元ネタ】
海底二万マイル

剣の王国あらすじ

序篇
#序篇
三番目の魔女ジルコニアとその弟子であるアルフレドは、王国の兵士に追われていた。
二人は「白兎のジョーカー」と名乗る男に捕捉され、ジルコニアが討たれる。
『あいしてる』それは彼女の最後の言葉となった。

アトラントの章
#1「テンペスト
数年後、ジルコニアの仇討ちを心に秘めたアルフレドは、島を出ようとしていた。
一方島へ近ずく船では、こっそり忍び込んでいた田舎娘ドロテーアが船員に見つかり、一緒に上陸。彼らはアルフレドに捕らえられ、ドロテーアは片足の靴が脱げてしまった。

#2「そうすればエメラルドに」
ドロテーアが目を覚ますと、誰もいない部屋に下着姿で吊るされていた。
彼女は竜巻を起こす「銀の靴」と、「エアリエル」と名付けられた剣を駆使して拘束を解く。
しかし突如自分が着ていたドレスが宙に浮きドロテーアに喋りかけてきた!

#3「早くしないと」
服が喋る……ドロテーアは、妖精の仕業ではないかと思い当たる。
なかなか服を返してくれない声の主との鬼ごっこがはじまり、最後は帰ってきたアルフレドを押し倒す⁉︎

#4「シャル・ウィ・ダンス?」
アルフレドを押し倒したその先は……「来て‼ エアリエル‼︎」
こんなところで、捕まってなんかいられない。華麗な剣技で彼を追い詰め、ついにその切っ先がリーチをかける。

#5「円卓の五部族」
アルフレドは、間一髪攻撃を阻止――彼が操るのは特殊な紐のSPELL(スペル)。
アルフレドに捕捉されたドロテーアは、自分が五部族の末裔であることを知らしめられる。
彼女の目的地はエメラルド。早く行かないと父が打ち首になってしまう⁉︎

#6「悪魔の取引」
銀の靴を渡せば父を助けられる――考えが甘いと指摘される。
戸惑いながらも状況を理解したドロテーアに、アルフレドは取引を持ちかける。
島を出るのに協力するなら、連れて行ってやってもいい。

#7「最短ルート」
透明な妖精の名はエコー。アルフレドは最短ルートを行くと言うがそこは大渦だらけの海域。
「沈むわ」「沈まない」アルフレドが根拠を語ろうとするが、何やらエコーが騒ぎ出す。
パンチが来るよ!

#8「乱入イベント」
アルフレドは不思議なテープでドロテーアを透明化し、後ろに隠す。
登場したのは鶏のパンチネロ。尊大な態度で当たり散らし、アルフレドに怪我までさせる。
しかしアルフレドは抵抗しない。どうやら彼は奴隷という身分らしい。

#9「"ジルコニア"」
ジルコニアは自身のSPELLと引き換えに、弟子の引き取り手(フギンとムニン)を確保していた。
彼らの子分であるパンチネロが帰ると、アルフレドは脱出準備に取り掛かる。
彼の態度はきついが、自分の片方の靴をドロテーアに渡し、ドロテーアは彼の優しさを知った。

#10「失われた楽園」
アルフレドは奴隷の契約を解くための交渉材料として、フギンとムニンの子供をさらうようドロテーアに言いつける。彼自身は船を奪うため船長と残りの船員を追いかける。
船長は伝説のアトラント遺跡を求め調査していたが、アルフレドの登場で戦闘開始!

#11「迷宮と激突」
ドロテーアが洞窟を進むと螺鈿と珊瑚の宮殿が現れ、更に奥には大きな扉があった。
一方船長を見つけて先制攻撃を仕掛けたアルフレドだったが、返り討ちにあう。
相手は影絵のSPELLの使い手、探検家ネモ・トンプソン。さあ、文明化の時間だ。

#12「攻撃は最大の防御」
船長ネモ・トンプソンに作り出された犬の影たちが、アルフレドを襲う。
アルフレドは逃げる最中にもSPELLの特性を掴み反撃。ハウスだお利口さん!

#13「むかつくんだよ」
ドロテーアはついにフギンとムニンの子供――金の卵を見つけ、持ち出す。
良心の呵責、立ちはだかるパンチネロ。いずれも強い気持ちで乗り越えた。
その頃、どうやらフギンとムニンが帰ってきたらしい。

#14「ご主人様のご帰還」
アルフレドは取り押さえた船長に対し、島から出ていくよう言い渡すが、そうこうしているうちに帰還したフギンとムニンに船長が食べられてしまう。その光景たるや蛟竜毒蛇。
彼らは竜の夫婦。食べられそうになったアルフレドは二匹の会話中に逃げ出した。

#15「絶対絶対」
アルフレドは早々に見つかり、ジルコニアのSPELLを封じた小瓶を破壊するが、彼らには効かなかった。
ごめんジルコニ――死を覚悟した彼を庇ったのは、卵を抱えたドロテーアだった。

#16「取引開始」
我が子(卵)を抱えて割って入られたフギンとムニンは、取引を装い卵を取り返す。
ドロテーアは卵を渡した上に自分自身も捕らえられてしまった。
するとアルフレドは言い放った。その卵はあなたたちの子どもじゃありません!

#17「愛の駆け引き」
アルフレドは理路整然と二匹を説き伏せ、浮気疑惑を煽り二匹を喧嘩させる。
その隙に卵もドロテーアも回収、いつのまにか太く編み込まれたSPELLの紐が二匹を拘束。
大捕物、ここに収束!

#18「いざさらば」
竜を倒し、契約書を破り、晴れて自由の身。しかし突如地面が揺れ始める。
急いで船に乗り込む一行に、待ったをかける鶏が……あえなく崖へ落ちていった。
ドロテーアはパンチネロを追いかけ海へと飛び込んでしまった。

#19「全て己次第」
揺れる大地の正体。それは、三千年の眠りから覚めた巨大な竜。アルフレドが長い年月をかけて作った毒リンゴによって沈められる。
一方ドロテーアに手を差し伸べられたパンチネロは、再びブーメレンを目指すと決めた。

#20「蘇るアトラント」
竜の水没とともに本来の姿を取り戻す海底都市アトラントとアトラントの姫。
竜を倒したアルフレドは、取引通り姫から海流を操るSPELLを得た。
姫との別れに名残惜しく出航するやいなや、アルフレドが倒れてしまった。

ドロテーアの過去の章
#21「女王陛下のお好きなもの」
剣の王国エメラルド城は、全てルビーに付け替えられることに。
噂によると女王は「愛のSPELL」で男を操る。彼女を殺せるのは女だけだという。
女王陛下のお好きなもの……それは「赤」と、そして「生首」。

#22「小休止」
海流を操るSPELLのおかげで船はひとりでに進み、おのおの休息を得る。
ドロテーアは旅の目的を聞かれ、半月前の出来事を語りはじめた。

#23「どんな美女より美しい」
ドロテーアは厳しい父グランピウスの元、真面目で働き者に育ち、17歳の誕生日には父から「銀の靴」とスミレ色のワンピースを贈られた。
同日、グランピウスの元へ王国の調査機関を名乗る男ドードーが訪ねてきた。

#24「最低な再会」
グランピウスが旧五部族である事を密告したのは、彼の再婚相手だった。
彼の逃亡生活に終止符をうちにきたのはドードー、そしてかつて旧知の仲だったビーコート。
ここで会ったが下克上。何やらビーコートは、「最新式」に「改造」されているらしい。

#25「光芒一閃」
ビーコートの正体は、国に仕える従僕人形。
激闘の末、最後は素手で殴られるビーコートを見て、今度はドードーが動き出す。
一方「銀の靴」の回収を命じられた兵士はドロテーアの家へ押しかけた。

#26「ひかりの靴と裂ける肌」
兵士に押しかけられたドロテーアの元へ鳩に乗ったねずみが駆け付ける。
ドロテーアは彼らの助けで逃げ出すが、片方の銀の靴を置いてきてしまった。
一方グランピウスは、傷だらけで気絶し、荷台に押し込まれていた。

#27「まだ利用価値がある」
彼女の話をこっそり聞いていたアルフレドは思案を巡らせる。
彼はドロテーアを、女王を殺す道具として利用するつもりらしい。

死の海流の章
#28「雲行き不穏」
死の海流にも関わらず一行は王国の軍艦に見つかる。
軍艦は黒い空間を介してノーティラス号の真横に出現した。
アルフレドは、このSPELLに思い当たりがあった。

#29「革命宣言」
大人しくやり過ごすつもりのアルフレドと、兵を制圧してしまうドロテーア。
アルフレドは覚悟を決め、国王軍の兵士を前に鮮烈に名乗りをあげる。
今から女王の首を獲りに行く!

#30「シャル・ウィ・ダンス?…アゲイン」
女王を討つとか寝耳に水。彼以外のメンバーがまごつく。前見ろ、前!
アルフレドの助け船でピンチを乗り切り、彼のピンチにはすかさず彼女の助け船。
彼らは兵士を圧倒した。

#31「皆殺しブラザーズ」
苦戦との報告を受け、艦長は鬼人(トロール)兄弟の出撃を命じた。
彼らが命じられたのは兵士を含めた「皆殺し」。
早速アルフレド目掛けて、兄が繰り出す鉄球が叩きつけられた。

#32「鬼さんこちら」
アルフレドの安否が確認できず、気が気じゃないドロテーア。
当の本人はいつのまにか軍艦に移り、トロールを挑発。
逆上した兄が、軍艦までよじ登ってきた。

#33「頭蓋骨は死守したぞ」
アルフレドを探す兄。当のアルフレドはマストの上から高みの見物。
一方ドロテーアは、自分が拘束した兵士が殺され、自責の念にかられ放心状態に。
パンチネロは、吹き飛ばされた彼女の頭部を死守するが、彼女の反応がない。

#34「絶望の足音」
アルフレドは仲間の窮地に気付くが、トロール兄弟を倒す事を優先。
見捨てられたと判断したパンチネロは、迫り来る弟を前にして、ドロテーアを守りたいという思いを抱えたまま力尽きてしまった。

#35「悪魔の高笑いが聞こえる」
アルフレドは船のマストを利用し、兄弟を立て続けに海へと葬る。
二人の容態確認をしていると艦長に見つかり、更には師の仇が登場した。

#36「"白兎の「ジョーカー」"」
圧倒的戦闘力と強力なSPELLを有するジョーカーに、刃が立たないアルフレド
ジョーカーがドロテーアに興味を示すと、とっさに自分へと注意を向けさせた。
俺の顔に、見覚えがあるだろ。

#37「三番目の魔女の弟子」
加害者は忘れ、被害者はいつまでも覚えている。
アルフレドは怒りに任せて斬りかかるが、返り討ちの末、海流を操るSPELLを奪われてしまった。

#38「光を掴んで」
奪われたのはエコーとの絆。船には火を放たれ、彼らは爆発に巻き込まれて海の中へ。
アルフレドジルコニアの言葉を思い出し、気絶した仲間を抱え、海上を目指す。

#39「連鎖反応」
海から上がるも船は転覆、二人は気絶。一難去らずにまた一難。終いには、海の裂け目に吸い込まれてしまった。
時は遡り17年前。反逆者として逃亡中のグランピウスとジルコニアが駅で落ち合った。

ジルコニアの章
#40「魂ごと預けたい」
17年前ジルコニアは、グランピウス経由で「竜牙の笛」を託された。
それは、竜飼いの部族長イザナダの魂と想い。
ジルコニアは、「アルフレド」という赤子を連れた夫婦と乗り合わせた。

#41「TRAP&DROP
ジルコニアが乗った列車が襲撃される。
乗り合わせた母親は最後の力でジルコニアに子供を託す。
自分を狙った攻撃だと気づいた彼女は、赤子を守り育てる事を誓った。

#42「ひとりで一人前」
幼少期のアルフレドはSPELLに興味を示し、ジルコニアの目を盗んで禁書を読み漁る。
彼は愛犬のトトに諭されるが、友達一人作れないでいる彼はショックを受け、一人で何でも出来るようになるからいいと意固地になった。

#43「ふたりと一匹の長い旅」
ジルコニアは、訪ねて来た村長から、匿うのに限界がきたと話す。
家探しの旅の末、冬に住み始めた家に、ある一報が舞い込む。
それは、竜飼いの部族の長イザナダの訃報だった。

#44「今ここで、さようなら」
反乱の日、ジルコニアの元へ駆けつけ勇気をくれたイザナダ。デートの申し込みをしだすイザナダ。彼は死んだ。
ジルコニアは、アルフレドを孤児院に預けることを決める。

#45「少年と氷の魔女」
孤児院に預けると言われ、ここに居たいと訴えるアルフレド
ジルコニアが冷たい態度を纏おうが、アルフレドは彼女の暖かさを見透かす。
彼が一人前になりたい理由、それはジルコニアを守りたいからだった。

#46「ドラゴンルージュ」
アルフレドは高度なSPELLである具現化数式を使って、部屋一面に花畑の幻影を作り出す。
彼はイザナダという存在を知り、自分のアイデンティティを染めた。
赤く燃えるような意志を目の当たりにし、ジルコニアはSPELLを教える事にした。

#47「迷い、約束、予言」
ジルコニアはある日「竜牙の笛」を見せ、アルフレドに約束させる。
いつか平和になった王国に、この笛を返すまで失くさないで。
彼女は、トトを呼び出し二番目の姉から死を予言されたことを告げる。

#48「意志に寄り添う」
討伐の日。トトは、ジルコニアの話を聞き、一人追っ手を食い止める事を決意していた。
三番目の魔女の使い魔トト。彼は巨大な魔獣へと姿を変え、兵を威嚇する。
隊長は、ジルコニアの逃亡を察し、トトを貶め、死の宣告を下した。

#49「トトの戦い」
討伐隊隊長の名はメージ・グリフォン
メージをねじ伏せたかに思えたが、彼は異常な力を発揮しトトの攻撃をすり抜け、更にはトトの両膝を切り裂くのだった。

#50「大切な主」
トトは使い魔として、一人の魔女の半生に寄り添ってきた。
彼女が世間から嘲笑され、反逆者としての名が一人歩きしようと、彼は知っている。彼女は世界で一番心があったかい魔女。そしてトトは、世界で一番幸せな使い魔だった。

#51「ジルコニアのための序篇」
ジョーカーに捕まり、死を突きつけられるジルコニア。彼女の願いと、彼女が愛された証は、彼女の最期の言葉によってアルフレドに受け継がれた。
目覚めたアルフレドを待っていたのは、一緒に旅をする少女からの抱擁だった。

怪物鯨の章(前半)
#52「暗中模索」
無事で良かったと抱きつくドロテーアと、感涙しつつも突き放すアルフレド
どうやらここは海底洞窟。ドロテーアは、死んだ兵士の幻覚を見てしまう。
薬を探しに乗り込んだ廃船は、百年前の隣国から来た船のよう。

#53「ニューアイテム」
船には魔女族のアイテムが積まれ、アルフレドはその中から羽根ペンを見つけ出す。
その羽根ペンで光る蝶の群れを出してみせた彼は、具現化数式が使える事を確信する。
その頃、この廃船に一人の老人が近付いていた。

#54「命の恩人」
ドロテーアがパンチネロ不在に不安を募らせていた時、漁師のサザーランドが現れ、彼の荷物からパンチネロが出てきた。卵も荷物も戻ってきた。
彼曰く、ここは怪物鯨の腹の中。出る方法など無いらしい。ひとまず彼の家へ。

#55「生きた遺跡」
不安を覚えるドロテーアに、アルフレドは「王都には連れて行く」と約束した。
パンチネロは、船上でのアルフレドの行動を誤解したまま、彼を訝っていた。
サザーランドの家は、胃の手前にある大掛かりなテント。ようこそ儂の家じゃ。

#56「腹の中の家、そして」
アルフレドはドロテーアの入浴支度の世話を焼いた帰り際、ふと赤く光る靴が気になった。トロールの兄弟との戦闘以来、赤く染まったままなのだ。
湯に浸かりくつろぐ彼女の背後から、亡霊が忍び寄る。

#57「闇」
ドロテーアの悲鳴に一目散に駆け出すアルフレド
彼女は兵士の亡霊に怯え、狂ったように喚き出し、赤い靴を擦り始めた。
サザーランド曰く、ドロテーアが見たのは「誰か」ではなく「心の闇」だそうだ。

#58「命の味がする」
アルフレドは虚ろなままの彼女に、捕獲したパンチネロを放り投げる。
鶏のモフみと、温かいスープと、気持ちに寄り添うサザーランドの言葉。
彼女は次第に正気を取り戻して行く。

#59「好きな季節」
改めて自己紹介。ドロテーアの好きな花はスミレ、歌が好きなパンチネロ、無回答のアルフレドはボソッと冬が好きだと漏らす。サザーランドは家族のことを語りしんみり。
話題は王都について移り、サザーランドが国の成り立ちを説明することになった。

#60「語り継がれしもの」
かつて領地争いをしてきた種族をまとめた初代王により「円卓の五部族」が結成され、
王剣(カリバーン)の選定で歴代の王が選ばれてきた。
長い巡回統治時代を経て二百年前、都市エメラルドが誕生した。

#61「怪物鯨の呻き」
女王の時代となったこの国は、厳格な中央集権体制により最強の王国となった。
なぜ五部族は、千年に及ぶ王への忠誠を破ってまで反乱を起こしたのかは謎。
パンチネロが披露した歌声で振動が起こり、割れた食器が散乱する事態に。

#62「急転」
揺れに対し、ひとまず紐のSPELLで急場をしのぎ、脱出の相談をする。
しかし、サザーランドが執拗に引き止めるがアルフレドは聞き入れない。
彼はドロテーアの手を引いて部屋から出て行った。

#63「亀裂の入る音」
脱出を優先するアルフレドと、義理を重んじるドロテーアと、アルフレドに不信を抱いていたパンチネロらが衝突し、一行はバラバラに。
その昂ぶる感情の元へ、得体の知れない黒い影が、集まって来た。

ビーコートの章
#64「泥偶人形と少女と追憶の燈(甲)」
泥偶人形(ゴーレム)であるビーコートは、研究室で目を覚まし、そばかす顔の女の子と出会う。
護衛任務の傍ら彼女の成長を見守り、彼女は嫁いで行った。
その年の式典で、突如女王が王剣カリバーンを引き抜いた。

#65「泥偶人形と少女と追憶の燈(乙)」
女王が即位し、ビーコートの生みの親(森番の部族)が殺され、彼は王国に仕えることに。
与えられた殺戮任務にジレンマを抱えたまま、かつて嫁いで行ったそばかすの彼女を見つけてしまった。

#66「泥偶人形と少女と追憶の燈(丙)」
彼女をターゲットとみなし、彼女を殺そうとする自分に、彼は何度も抗った。
結局彼女を抱きしめ、気づくと刀で貫いていた。彼女は、最後の力で想いを伝えようとするが、力尽きてしまった。彼に刻まれた悲しい記憶。

怪物鯨の章(後半)
#67「虚像の実像」
アルフレドの激情に反応して集まってきた黒い影は、やがて怨霊の姿に変わる。
ドロテーアは、パンチネロを置いて、アルフレドの救出に向かう。
アルフレドが生み出した怨霊は、女王への恨みが具現化したものだった。

#68「首」
アルフレドは、実体のある怨霊には物理攻撃が有効だと踏んで攻撃を開始する。
一矢報いたかに見えた矢先、彼は岸壁に叩きつけられた。
ドロテーアは身を隠し、攻撃の機会を伺うが、最速見つかってしまった。

#69「もっと踊る」
怨霊の攻撃で海水に沈むドロテーア。
何とか水中で「竜巻のステップ」を踏み、海水から飛び出す。
立ち上がった彼女は、狙いを定めた。

#70「STEP BY STEP」
ドロテーアの渾身の一撃で怨霊が沈む。
歓喜した次の瞬間、彼女は怨霊に捕まり、口の中へと放り込まれた。
かに見えたが、彼女を救ったのは、脚鎧を纏ったアルフレドだった。

#71「反撃開始」
海水からはい出したアルフレドは、ドロテーアのピンチを察知し走り出す。
具現化数式により作り出された鐡脚は、怨霊を岸壁の方まで蹴り飛ばした。
怨霊を見て「悲しい」と評する彼女を、彼は今一度強く抱え直した。

#72「憎しみを食んで生きて行く」
アルフレドは攻撃を回避しつつ、この怨霊は自分が生み出したとドロテーアに明かし、彼女の前で再度復讐を誓った。
サザーランドは彼の闇の深さを危惧する。いずれドロテーアをも焼き殺すと。

#73「やっぱり却下だ」
怨霊を倒したアルフレドは、考えを改めたことをドロテーアに伝える。
サザーランドを、全員で説得すると。
かつてサザーランドも怨霊を出したと聞いて、アルフレドは一つ確信した。

#74「嘘と本音」
ここを出たら家族に会えないと言うサザーランドに、アルフレドは事実を突きつける。
かつて密漁の罪を被せられ、家族共々「海処刑」となった彼の一家。
サザーランドは、アルフレドの言葉で、「家族の死」を受け入れた。

#75「嵐の前の静けさ」
王国軍の主査メイベルは、貢納金引き上げを伝えにコローディに赴いていた。
彼女は裏ビジネスの事も把握していて、領主は言い逃れできない。
もう一つ彼女は、近々メージ・グリフォン主幹が訪れると告げた。

#76「2班編成」
作戦は、爆音で苦しむ鯨が口を開けたタイミングで脱出するというもの。
障害物=船の残骸を避けるため、上空から船の進路を指示する係と、船を操縦する係に分かれて、いざ、作戦開始。

#77「連携プレー」
アルフレドが操縦するグライダーと船とが連結され、パンチネロが超音波を繰り出す。
的確な指示と的確な操舵で障害物を突破するが、更なる障害が。
アルフレドを信じるドロテーアの言葉を信じ、サザーランドは舵を切る。

#78「追い風に帆を張れ」
障害物に引っかかり、アルフレドは一時連結解除で乗り切る。
次なる関門は、転覆した巨大船。道幅いっぱいに横たわる。
単騎で乗り込んだアルフレドは、鐡脚を纏い、巨大船を沈めた。

#79「眩暈」
巨大船は沈み、アルフレドも戻ってきた。
次なる試練は隕石さながらの落石。一同身をかがめ、耐え忍ぶ。
やがて一行を照らす光。鯨の口が開かれた。

#80「最悪の状況」
脱出目前で鯨の口が閉じ始める。
パンチネロの体力も尽き、船は閉じた牙に衝突。
一先ず皆は無事だったが、船が故障してしまった。

#81「悪魔の数式」
具現化数式には悪魔が潜む。
アルフレドは、かつてジルコニアに忠告された力を使い、鋼の腕を作り出した。
その力は、立ち塞がる鯨の牙を打開する。

#82「何度でも挑め」
外へ抜け出せたはいいが、船はかなりの高度から急降下。
落下の衝撃を抑えるため、アルフレドが身体を張って足場を作り、ドロテーアが赤い靴を打ち込んだ。靴は銀色を取り戻し、船は竜巻に包まれた。

#83「フラッシュ」
竜巻のSPELLにより、船は損傷することなく着水。
しかし喜んでいる暇はない、目の前には複数の目を開眼させた怪物鯨が。
一行はアイマスクを装着し、古代樹エンライトンの光を解き放った。

#84「別れの兆し」
閃光を浴びた鯨はすざまじい悲鳴をあげる。
彼は彼女を守るため、老人はこの先を生きる若者を守るため、身を呈した。
鯨は海へと戻り、老人との別れの時が近づく。

#85「怪物鯨の章 -完-」
サザーランドは別れの言葉を語り始める。
名残惜しく見送り、次の目的地を目指す。

#85.5「コローディに向かう船上にて」
コローディに向かう船上にて、ドロテーアはサザーランドの境遇を思い涙する。
幸せを探すドロテーアと、探さないアルフレド
二人を乗せた船は流星の海を進む。

コローディの章
#86「コローディの章-開幕-」
一行が到着した都市コローディは、欲望渦巻く娯楽都市。
一行はひとまず情報収集に向かう。

#87「情報収集」
アルフレドはドロテーアに、正体がバレないように気をつけろと忠告する。
地図を入手し移動開始するが、酔っ払いに絡まれ、更には艶めかしいお姉様方がアルフレドに目を付けた。

#88「大人のおねえさんが勝負を仕掛けてきた!」
アルフレドが娼婦の客引きにあうが、パンチネロの横槍を機にエスケープ。
一行を引き連れたアルフレドが向かった先は、質屋だった。

#89「陰翳地下空間的七つ屋」
扉を開けると地下へと続く螺旋階段が現れる。
途中、陳列されたオルゴールを鳴らし、たどり着いた質屋には誰もいない。
店を見て回る一行、頭上には個性的な瓶がいくつも吊るされていた。

#90「羊店主と掃除妖精」
天井から吊るされた瓶は、SPELLを封印する為の「封印瓶(シールグラス)」。
一行を出迎えたのは、羊頭の店主モコ婆と、掃除妖精のチャポ。
妙に迂闊な発言が飛び交い、ついにモコ婆がドロテーアの正体を詮索する。

#91「賢者はかく語りき」
必死で取り繕うドロテーアを、アルフレドは辛辣な態度で追い出した。
グランピウスの情報を引き出すため、歯切れの悪い店主を説破。
アルフレドが発したジルコニアの遺訓に、店主が反応した。

#92「What is lost is not lost」
店主とジルコニアは面識があり、彼女の弟子だとわかった店主は情報を開示。
一方外で待つドロテーアに、パンチネロがある提案をした。
あいつとはここで別れよう。

#93「扉越しの本心」
パンチネロの提案は、ドロテーアを思い、アルフレドを疑うがゆえのもの。扉の向こうでアルフレドが聞き耳をたてる中、ドロテーアはパンチネロを諭し、アルフレドを信じたいと伝えた。
その様子をコソコソと覗く人影が……。

#94「ショータイム」
ある夫婦が、巨大なゴリラによって惨殺された。
それは、観客が求めたリアルタイムショー。
とあるサーカスでの日常風景。

#95「騎兵盤」
アルフレドは一行の全財産を騎兵盤(ガラパス・ゲーム)に賭けてしまった。
その上、不利な状況下でドロテーアを賭けると言い出した。

#96「クズめ」
アルフレドの合理性は、一方で賭けに勝ち、一方で一行の亀裂を招く。
突如登場した隻眼の美青年がアルフレドを投げ飛ばし、ドロテーアの手を取った。

#97「愛と歪み」
青年はドロテーアを連れて走った。彼の名は「オズ」
グランピウスを救う準備をしていると告げ、そしてドロテーアに愛を告げた。

#98「楽園は犠牲の上に建つ」
オズに連れられ、塔から眺めたこの街の光景は、搾取される奴隷たちの姿。
オズは素性を明かし、計画を明かし、ドロテーアの力が必要だと言う。
そして何故か、ドロテーアにキスを迫った。

#99「優しい人」
ドロテーアはオズのキスを拒む。彼女を翻弄しようとするオズに、アルフレドの誤解を解こうとするが噛み合わず、最後にはみぞおちを殴られ気絶した。
そこへ、アルフレドとパンチネロが到着した。

#100「Nightfall」
睨み合い、挑発し合い、剣を抜く。
オズの隙をついたアルフレドが彼を叩き落とす。

#101「VS オズ」
オズを追い詰めたつもりが、仕込み武器で脱出されてしまう。
オズは剣に宿ったSPELLでアルフレドを追い詰め、遂に一太刀浴びせる。

#102「アンナ」
オズがドロテーアを必要とする理由、それは彼が王になるため。
彼が少年の頃に想い合ったアンナとの約束。
オズは眼帯を切られた事で怒りを覚え、異常な質量の剣を出現させた。

#103「そこでストップです」
禍々しい魔剣を出現させたオズと、パンチネロの時間稼ぎを得て鐡脚を装備するアルフレド
今にも衝突せんとした瞬間、オズの仲間が止めに入った。

#104「お人好しバカ」
街の警備隊により、アルフレドたちの戦闘跡が調べられ、街は厳戒態勢が敷かれる。
目を覚ましたドロテーアは、アルフレドとパンチネロが探しに来てくれたことを知り、お礼を言うと、アルフレドも回りくどく反省したことを伝えた。

#105「飲み屋にて」
飲み屋にて、酔っ払い客と打ち解けるパンチネロ。
一行はこの街のサーカスの情報を耳にする。
アルフレドは一人、夕方の経緯を回想した。

#106「愛を語るな」
オズの仲間の登場で一度は収まる修羅場だが、軽々しく「愛」を持ち出したオズにアルフレドが激昂し、一瞬にしてオズ一行を制圧、ドロテーアを抱え立ち去った。
飲み屋の馬鹿騒ぎで一度溜飲を下げるアルフレド、ある奴隷の少女に目が止まった。

#107「安息と恐怖」
部屋に戻るや否や、即寝落ちするドロテーア。アルフレドは仕方なく部屋を出る。
隣の部屋では、サーカス団員の男が奴隷の少女をいたぶり始めた。

#108「平和な王国」
祭りの夜、パンチネロは一人ドロテーアの運命を憂う。
隣の部屋で繰り広げられる少女への暴行、ふとそこへ、アルフレドが現れた。

#109「真夜中の訪問者」
少女に用があると宣言したアルフレドは、葛藤を抱えながら男を葬り、少女に泣きつかれた。

#110「Logos or Pathos」
アルフレドは具現化数式を使い、少女の奴隷印からサーカス団の情報を手に入れた。
少女の名前は「フェリシテ」。己の境遇に抗うことを選び、走り出した。

#111「“ダッカー隊長”」
サーカスを見学したいというメージ主幹の意向で、明日の視察ルート変更を言い渡されたダッカー隊長。サーカスの度を越した興行内容に目をつぶる領主と言い争いになるが、領主の覚悟を目の当たりにし、口を慎んだ。

#112「夜明け前」
屋上で休むアルフレドをドロテーアが迎えにくる。グランピウスの裁判は9ヶ月後、部屋にいる地獄耳(パンチネロ)を含め、この先の旅路についての認識を共有した。
少し時間は遡り、興行を終えた曲芸師リグワールは、どうやらグリスから逃げていた。

#113「ボンバイエサーカス」
グリスは、ポスターでの自分の扱いが小さいとリグワールを咎めた。
座長は、明日の興行にどの奴隷を使うか悩み、彼の哲学を団員に聞かせる。
そして何故か、ピストルを取り出した。

#114「人智の先で」
座長は躊躇なく奴隷を殺し、歯向かう奴隷が見たいんだと語った。
朝になると一行は、アルフレドの提案でサーカスを見ることに。
その前に彼は新しい服を選んでやると言い出した。

#115「始まります!」
座長による前口上、そして曲芸師の登場に沸く観衆。
装いを新たにした一行も到着し、いざ、狂乱のサーカス開演!

#116「“フェリシテ”」
怠惰で支配的な親の元で育った兄妹。ある日妹がサーカスに売られることになり、妹は兄の「連れ戻す」という言葉を信じて過ごすが、ついに獣欲を貪るサーカス団員の餌食となる。
ふとそこへ、とても鮮やかな赤髪の少年が現れた。

#117「希望」
リグワールによるナイフを使った曲芸、グリスによる動物タワー。
賑やかな舞台の裏では、檻に入れられた男が一人、静かにその時を待っていた。

#118「原点回帰」
数々の曲芸に興奮するドロテーア。一方奴隷の男は出番が近付き子供と引き離される。アルフレドは何故かサーカスの歴史を語り始め、何を見ても絶対席を立つなと釘を刺した。

#119「竜魂」
敗北する役目を負わされ、絶命する竜は幻想的な光を放つ。
引きずり出された奴隷は、我が子の危機に際しサーカス団員を殴り飛ばしていた。

剣の王国 第119篇「竜魂」まとめ


「絶対に」
 アルフレドは目を見開いた。彼の瞳に映る光景――そのショーは、今現在でも続いている。パンチネロが「あれ血か?」と呟くと、ドロテーアが「え……?」と目を丸くする。アルフレドは言葉を続けた。「絶対に席を立つな」と。
 会場は歓声に包まれていた。「うおー」「やったぜー」「グリス様綺麗です〜」「こっち向いて〜」
 今しがた、角の生えたライオンが竜を倒し勝利をおさめ、ライオンの背に乗ったグリスが誇らしげに拳を掲げているのだ。そのライオンもまた、血だらけで横たわる竜の体を、誇らしげに踏みつけていた。
「ハーイみんなあ〜‼︎ テンション上がってるかなあ〜⁉︎」会場を一周するグリス。
 ――綺麗って言われた
「やっぱりグリス姐さんは最高だぜ」ドロテーアの隣の客が立ち上がる。「たまんねえなあオイ」
 ドロテーアはこっそりとアルフレドに確認した。「えっと……あの動物……死んでないわよね? 演技だよね」
 アルフレドはフードを深くかぶり直した。「竜飼いの部族が滅んだ今は、竜それ自体も悪役か」あまり気分のいい表情とは言えない。
 地面に横たわるその竜は、重い重い鉄の重りに繋がれていたのだ。首と後ろ足。彼は負けるのが役目、決して勝ってはいけない。それにしたってこんなにあからさまにハンデを負わせ、それで勝利を誇るなんてのは、出来レースだとか言いだす客がいてもよさそうな気もするが。しかしどうやら、この竜にはまだまだ役目があるらしい。
「さあみなさーん、いよいよですよ〜」座長が呼びかける。
 するとたちまち、竜の体が青白く光り始めた。その白い光は、上へ上へと昇って行く。ゆっくりと時間をかけて肉体から離れて行く光の粒子。いったいこの竜の体で何が起こっているのか。時折私たちは自然の中で思いも寄らない光景に出くわすと、そこに美しさを見出し、畏敬の念を抱いたりする。この竜の創り出す光景もまた、どうにも幻想的で仕方ない。
「ねえママみて、あれは?」観客の子供が上の方を指差す。「おい、これが噂の……」みな昇りゆくそれを見上げている。「光が……」ドロテーアも。
 アルフレドは、この光の名を知っていた。

竜魂ドラゴン・ソウル

 まるで舞い落ちる雪でも眺めるかのように、昇りゆく魂を見守った。
 光はやがて強く強く輝いて、会場中が彼の光で包まれた。すると座長はここぞとばかりに、この現象にまつわる逸話を語り始めた。
「ご存知の方もいるかもしれません。竜は魔性のたぐいですが、絶命すると、このように美しい光を打ち上げるのです」
 母親に抱えられた赤ん坊が光に手を伸ばす。
「17年前の大戦争――、それに端を発して、竜飼いの部族は我らが女王陛下によってニーヴァント地方で討伐されました。そのとき東の空では、数々の竜魂ドラゴン・ソウルが花火のように打ち上がり続けたと言います」
「素敵……」女性客の一人が呟いた。
 それは生理現象なのか、感情に由来するものなのか、闘技場の中央に横たわる竜の瞳には涙がたまり、静かに流れ落ちていた。
「ひどい……」ドロテーアが呟く。彼がこのために殺されたというのなら、いずれにしろ、悲しい現象なみだに他ならない。
 ふとそこへ、一人の男が地面に突き出される。彼は思わず「ぐっ」と声を漏らした。
「おっとこちらも準備が整ったようですね」と座長。地面に這いつくばる男の背後には、オレンジカチューシャの団員が鎖を握り、仁王立ちをしている。
「それでは始めましょうかねえ」座長が男を見下ろす。「デスゲームを」
 男は地の底から座長を睨み上げた。
「お〜コワイ顔、いつまで続くかな〜」続けて座長が「子ども連れてきて」と言うと、団員の一人が「はいっ」と返事をして「おいガキ、とっとと歩け」と子供の鎖を引っ張った。子供は目元に涙を浮かべていた。
「父ちゃんこわいよお、こわいよお」と泣き叫ぶ。すると団員が、「あーうるせえ、泣くんじゃねえ奴隷ごときが‼︎」大きく鎖を引っ張ったので、その子供はバランスを崩し、地面に倒れてしまった。「あぶっ」
 途端に会場は笑いに包まれた。「ぎゃははは」「ダッセェー」「やっぱ奴隷ってトロいんか」「殺せ――」やがて観客はサーカス団員を煽り出した。「早く始めてくれ〜デスゲーム‼︎」「それを見に来たんだー」「ハハハ」
 団員はみな奴隷の親子を見て嘲笑っている。オレンジカチューシャは「ですってよ座長〜」と座長をあおいだかと思うと、「まず父親の前でガキをなぶり殺しましょうや」と提案する。「そしたら……」カチューシャはぶん殴られていた。
 頬にめり込む拳は彼の鼻を折り、前歯を折り、やがて鼻血と前歯と彼の身体が、盛大に吹っ飛んでいった。
 殴り飛ばしたのは父親だった。鉄の鎖はすっかりと引き千切られていた。

 TO BE CONTINUED...

【剣の王国】小ネタ・仕込み#10コローディの章(2)


[2019.01.14] 94話の考察追加


【目次】

107話、宿の部屋


25号室。
2階(?)の角部屋だったけど、隣には一部屋しかなかった。
階段の向こう側にも2~3部屋あるのかな。

108話、この三人は……


この子供達ってアルフレドとオズとドロテーアっぽくないですか。
左の子のブーツとか、それぞれの髪色と身につけている服の色も特徴が一致します。

108話、花を調べてみた


ポピーじゃないかなと思います。
赤いポピーの花言葉は「慰め、感謝」
接客向きですね。

追記
オズの魔法使いに「赤いケシの花」というのが出てきますが、もしかしたらそのモチーフかもしれません。

110話、サーカス団員のプロフィール

◆読める名前


「Daniel Elgar」
「Pinocchio」
「Gorilla」
「Grice Tamer」

◆小人の二人組


「nb stilts」と読めます。
下の方も前半読めないんですが、最後は「stilts」になってるっぽいですね。
「stilt(スティルト)」は「竹馬」という意味だそうです。

◆反転されてた名前
※反転+色の加工をしてあります


ぼやけてますが「Cathy Cheshirecat(キャシー・チェシャーキャット)」じゃないかなと思います。チェシャ猫ですね。
チャールズ・ボンバイエなので「Charles Bombaye」
リグワール・クラウンなので「Rigouard Clown」

111話、ダッカー隊長の腕章


(腕章で言い方合ってるかな)
描かれてるのはコローディの街並みですね。

111話、執務室の飾り


白い朝顔ですかね。
白い朝顔花言葉は「固い絆、溢れる喜び」だそうです。

112話、五部族

◆この模様は……


五部族の背景の模様と、質屋のポスターに描かれていた模様が同じです。
たまたまなのか意図的なのか。

◆金時計


12個の時字。
やっぱり毎回時字の数が違うのは意図的かな。

ボンバイエサーカス

◆あの夫婦の経緯


118話のコメント欄で、94話に出てきた夫婦について考察が行われていました。
ボンバイエサーカスの奴隷はみなボロ服を着せられていたのですが、彼らは普通の服装をしていました。(確かに!)なのであの夫婦は元々サーカスの奴隷ではなく、イレギュラー的に会場に立ち入ったか、あるいは引きづり出されたか。このサーカスに対しても「狂ってる」という感覚の持ち主でしたが、遠くから来た旅行者ならあるいは何も知らずにサーカスを見に来て違和感を覚える人もいそうですよね。
その後のグリスの「困った子ね」発言と、リグワールの「いつものことだ」発言はそういう背景だったのかもしれません。



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【剣の王国】時系列まとめ

[2019.01.13] 「古代」項目追加、サーカス編の内容を反映、古代樹エンライトンを反映、モコ婆との会話を反映、エメラルド街道11日目追加。

【目次】

注意点

【建国に関する設定の変更】
60話の説明では、剣の王国が建国されたのは千年前とされていますが、長期休載の後、どうやら設定が変更されているようです。
まず2017年11月2日公開の「よくわかる剣の王国」にて、国家起源が2000年前であると説明されました。
その後、「挽歌の章」の作中でも2000年として描かれているので、これは設定変と見ていいと思います。
なので2000年設定の方でまとめていきたいと思います。

フランス革命暦
剣の王国はwikipedia:フランス革命暦を採用しているのですが、この暦の一年は、秋からスタートして、冬、春、夏という流れです。
グレゴリオ暦で言うところの9月の下旬(秋分日)から新年になります。
作中の流れも、多分これにならってるんじゃないかと思います。
なので、これも念頭に置いてまとめを作ろうかと思います。

例えば、ドロテーアはグレゴリオ暦で言うところの3月生まれ、アルフレドグレゴリオ暦で言うところの9月生まれ。10月でしたすみません。
一見ドロテーアの方が早く生まれたように錯覚しますが、フランス革命暦では、同じ年の一つ目の季節でアルフレドが生まれ、三つ目の季節でドロテーアが生まれたということです。
※トレンデル編で彼が17歳を自称したことから彼が先に生まれていることがわかります。

古代

年代は不明だが、「古代」として言及されたもの。

【セレメネス文明と円形闘技場
詳細は不明だが、サーカスの起源となった「円形(circle)闘技場」が発祥したとされる時期。
当時は猛獣や同種族の格闘を公開するものだった。

【古代樹エンライトン】
灯をともす不思議な樹。古代の人々は「遠路の灯明」として重宝していたが、いつしか乱伐によって絶滅したとされるが、一本だけ怪物鯨の体内で密かに成長していた。

建国前

◆3000年前
【アトラント陥落】
巨大な竜「大旦那」にそそのかされ、姫は透明に、都は海上へ。

【種族間闘争】
かつてこの地は種族間同士の領土争いが絶えなかったが、白色人(オーロリアン)の騎士カンブリアの登場により、戦乱の世は終結

建国後

◆2000年前(旧設定では1000年前)
【剣の王国建国】
初代王カンブリアは、はあらゆる種族が平和に暮らせる国を理想とし、聖剣カリバーンのSPELLを生み出す力を使い、五つの部族を配下に引き入れた。

【円卓の五部族設立】
五つの部族はそれぞれ特異なSPELLを与えられ、執政を担う役割を与えられる。
(外交、産業、防衛、国土、財務)

【聖剣の儀】(名前違うかも知れない、確認次第直します)
初代王カンブリアは死の間際、大地に剣を突き刺し、以下の言葉を残す。

このつるぎを抜いた者は王としてこの国を治めよ
そして五部族はつるぎの選んだ王に忠実であれ

それは聖剣の「王の資質」を見抜く力により次の王が選ばれるということ。
この継承法は2000年もの間守られてきた。
聖剣に裏打ちされた長きに渡る平穏は、やがて聖剣崇拝の土台となっていった。

【巡回統治】
初代王の理想を受け継いだ歴代の王は、各領内を回り、民との直接対話に基づく巡回統治を行った。

【メサルデ大学創立】
当時の森番の部族の長レレレンにより設立。

円形闘技場の発展】
血の気の多いオーグ種やレアン族の住むエリアでは、円形闘技場が散見されるようになった。

【サーカスの規制】
王と五部族の政策により、それまで円形闘技場で行われていた凶暴性の強い演目が排除され、曲芸パフォーマンスにシフトしていった。

1800年〜1900年前(旧設定だと800年〜900年前)
【イエンシェン記】
イエンシェン記に記されている出来事が起こったとされる時期。
賢者とされる人物が叛乱を思い立つ程の、なんらかの出来事があった。
※創生後第2世紀と言っていたので多分この頃。

◆1300年〜1400年前あるいは300年〜400年前
【光を吸収するランタン】
魔女族由来のSPELLアイテムである光を吸収するランタンが製造された。
※作中ではまだ1000年設定の頃に創生後第7世紀と紹介されたが、アルフレドがもし逆算によって創生後第7世紀だと言ったんだとすれば、新しい方の設定にすると300年〜400年前(創生後第17世紀)である可能性も高い。

近代

◆200年前
【エメラルド城建設】
1800年(旧設定では800年)に及ぶ巡回統治の末、版図が拡大した剣の王国は、都として「エメラルド」を作った。

【三人の魔女誕生】
42話でジルコニアが二百歳であることが判明。50話の過去回想での三人の体型から、年齢差はさほどないと見えるので、姉二人もこの付近で生まれていると思われる。

◆年代不明だがこの辺
暗い路地に倒れていたトトをジルコニアが拾う。
魔女狩りが激化した隣国から、三人は剣の王国へと逃亡する。

◆100年前
【隣国の船】
隣国からの船が怪物鯨に飲み込まれる。船には魔女から奪った品々が積まれていた。

◆20年前
シキ誕生。

◆年代不明だがこの辺
一番目の魔女が国王の側室となる。(妃になる数年前)
二番目の魔女は薬学での功績を納め、下流階級(ロワー)から支持を得る。
三番目の魔女はそっとこの地を離れる。
※92話のモコと出会ったのは、この時である可能性があるが、しかし子供だったモコが20年足らずで年老いるのかという疑問が出てくる。

◆18年前
一番目の魔女が正式に国王の正妻となる。

女王誕生

◆18年前
【一番目の魔女による王位継承】
建国二千年セレモニーの最中、妃である彼女は聖剣カリバーンを引き抜く。
これにより彼女は女王となった。

【新体制への布石】

  • 先代王の追放。
  • 円卓の五部族解体
    • ビーコートは、王国所有となり、五部族を討伐することになった。

◆17年前
《秋》
アルフレド誕生】
《葡萄月(第一月)/おしろい花の日》
wikipedia情報。出典はcomicoの公式ファンブックらしいです。
グレゴリオ暦基準だと18年前の10月ということになります。

【女王体制への反乱】
いくつかの反乱分子が結成される。

【反乱軍の末路】
女王の騎士、白兎のジョーカーの活躍により、王国軍は勝利をおさめる。
金細工師の部族長が戦死し、「金の懐中時計」はジョーカーに奪われる。
残党および、反乱に加担したものは次々に討伐されていった。

《冬》
【魂ごと預けたい】
逃走中の身であるジルコニアとグランピウスはオーグにて落ち合う。
グランピウスは、イザナダから預かった「竜牙の笛」をジルコニアに渡す。

【トレンデル列車襲撃】
ジルコニアが乗った列車が、襲撃される。
アルフレドの両親死亡により、ジルコニアは彼を引き取り、弟子とした。

【グランピウスの亡命先】
グランピウスは家族とともに、アーカンザスへ逃亡する。
「家族」と言っていたが、この時点ではドロテーアは生まれていないので、一人目の妻のこと。

《春》
【ドロテーア誕生】
《芽月(第七月、ジェルミナル)/桜草の日(プリムヴェール)》
グレゴリオ暦基準だと17年前の3月。

◆10年以上前
【商法典の改正】
改正から一つの都市が様変わりするまでを考えると、数年ほど前
※「小さな港町を十年余りで王国一の娯楽都市へと成長させた」というセリフから十数年前。

【凶暴性のあるサーカス演目の復活】
ことボンバイエサーカスにおいては、商法典の改正に伴い、かつての猛獣や人々の殺し合いを見世物化することにより、熱狂的な繁栄状態を築く。

◆9年前
《冬》
【イザナダ討伐】
竜飼いの部族長イザナダが、国王軍により殺害される。

【孤児院騒動】
ジルコニアアルフレドの安全を考え、孤児院に預けようとするが、彼の赤く燃えるような意思表示を受け断念し、SPELLを教えることにした。(アルフレド8歳)

◆7年前
《服装的に秋頃?》
【トト討伐】
ジルコニアアルフレドを逃がすため、トトは一人王国軍に立ち向かうが、討伐隊長メージ・グリフォンによってあえなく殺害された。

ジルコニア討伐】
アルフレドを連れて逃走していたジルコニアだが、白兎のジョーカーに見つかり、あえなく殺害された。

【竜に引き取られる】
アルフレドは竜の夫婦に引き取られ、孤島にて奴隷としての生活を強いられた。(10歳)

《季節不明》
【グランピウス再婚】
既に病死した一人目の妻の代わりに、グランピウスは一人の母親と、二人の娘を引き取った。
ドロテーアの生活が一変する。(9歳→10歳)

◆5年前
【サザーランドが連行される】
漁師のサザーランドは、密漁の罪を被せられ、家族共々「海処刑」となった。
船は難破し、家族と離れ離れになった彼は怪物鯨に飲み込まれ、体内での生活を余儀なくされた。

《春》
【ドロテーア12歳の頃の記憶】
短編より。
グランピウスは彼女に稽古をつけた際に、女王体制の不穏さをさり気なく語り聞かせ、なぜ剣術が必要なのかを伝える。
しかし本編の彼女はどうも、その事を忘れている様子。
彼女の発言からは、絶世の美女である女王に憧れ、今の現状に対しても「平和な時代」と認識しているのが伺える。

◆年代不明だがこの辺
【エメラルドからルビーに】
エメラルド城の城壁をルビーに変える工事が始まる。
100万平方エーテルに及ぶ国家予算を無視した大工事。
※サザーランドさんが知らないので5年より後、ドロテーアの過去回では既に村の人が派遣されていたので、半月前よりも前。

◆半月前
《芽月(ジェルミナル)/桜草の日(プリムヴェール)》
【ドロテーアの過去の章】
グランピウスはドロテーアの誕生日に、ドレスと「銀の靴」を贈る。(17歳)
その後、王国の調査機関(ズム・ドードーとビーコート)に捕らえられ、連行される。
ドロテーアは、家に押し入ってきた兵士から逃げる際に片方の銀の靴を落としてしまう。
父の連行を知ったドロテーアは、護身用のレイピア「エアリエル」と、「銀の靴」を手にし、調査船ノーティラス号に乗り込んだ。

◆3日前
調査船ノーティラス号から王国への連絡が途絶える。

年代不明

【ゴードンの恨み】
軍艦ブリストルの艦長ゴードン・クロスヘッドダイは、かつて五部族の一人に四肢を切断され、恨みを抱いている。

【モコとジルコニア
コローディの城壁にて、子供の頃のモコはジルコニアと出会う。
ジルコニアは彼女に意味深な言葉を残し、風のように去っていった。
※50話のトトの回想を基準にすれば20年ほど前
※モコの現在の姿を基準にすれば、50年ほど前

現在

◆エメラルド街道1日目
アルフレドとドロテーアが出会った日を1日目とします。
《芽月(ジェルミナル)/蜂蜜の日(アベイユ)》
《日中》
【アトラントの章】
ノーティラス号が漂着した島にて、ドロテーアとアルフレドは協力関係となり、エメラルドを目指す。
アルフレドは島を脱出するため、フギンとムニン、そして大旦那を討伐。
3000年に渡るアトラントの都と姫にかけられた呪縛が解け、アルフレドは「海流を操るSPELL」を譲り受けた。
溺れたパンチネロをドロテーアが助けたことにより、彼も同行することに。パンチネロの目的地はブーメレン。
二人と一羽を乗せ、ノーティラス号出航。

《夜》
【ドロテーアの過去の章】
怪我で倒れたアルフレドが目を覚ます。
ドロテーアが旅の経緯を語る。

◆エメラルド街道2日目
《芽月(ジェルミナル)/レタスの日(Laitue)》
《朝》
【ドロテーアの過去の章】
アルフレドが馴れ合い不要宣言をして操縦室に引き篭もる。

《日中》
【死の海流の章】
ノーティラス号が王国の軍艦ブリストルに捕捉される。
解き放たれた鬼人(トロール)兄弟によってパンチネロとドロテーアが気絶。
アルフレドは兄弟を討伐後、現れた白兎のジョーカーにより瀕死の状態に。
更には火を放たれ、船が転覆し、襲ってきた海王烏賊(クラーケン)共々、怪物鯨に飲み込まれた。

※29話のドロテーアの「さっき話しかけないでって言われちゃったし」というセリフから、27話の翌朝と同日であることがわかる。

《夕方〜夜》
【怪物鯨の腹の中】
かつて怪物鯨に飲み込まれたサザーランドにより、一行は救出される。
その夜、ドロテーアは、船上で助けられなかった兵士の幻覚を見て発狂する。
なんとか落ち着きを取り戻し、夕飯後、この国の成り立ちの話に耳を傾けた。

◆エメラルド街道3日目
《芽月(ジェルミナル)/唐松の日(mélèze)、ヨーロッパカラマツの日》
《早朝》
【パンチネロの特技】
パンチネロが披露した歌声に鯨が苦しめられ、部屋が壊滅状態に。
コローディの警備員は、西の海に巨大な鯨が出現したのを観測する。

【憎悪の怨霊】
意見の食い違いをきっかけに、アルフレドはこれまでの鬱憤が爆発し、憎悪の怨霊を生み出してしまう。
怨霊を倒し、サザーランドを説得し、一行は脱出に向けて結束を固めた。

◆エメラルド街道4日目
《芽月(ジェルミナル)/毒人参の日(Ciguë)》
【75話】
一年後の貢納金引き上げの通達で、メイベル主査がコローディに出向く。
※メージ・グリフォンがコローディを訪れる日(一週間後)から逆算。
4、5、6で脱出準備
7で脱出
8、9は航路
10でコローディ到着
11でメージ・グリフォンが出てくるエピソード
※ちょっと懸念が……。フランス革命暦の一週間は10日あるので、もしこっちを採用しているのなら3日のズレができます。航路3日とコローディ2日は変わらないので準備に6日を要したって事になりますが、サザーランドさんの「3日間エンライトンの光を貯めた」というセリフから、こっちの線は低いかなあと思います。

◆エメラルド街道7日目
《芽月(ジェルミナル)/花蘇芳の日(Gainier)》
爆音で鯨を苦しめたのち、牙を破壊して脱出。
サザーランドの旅立ちを見送り、コローディを目指す。

【フランダーシル】
貢納金引き上げに応じなかったばかりに、町が焼き払われた。
※111話の「使者が帰ってから三日後」というセリフから、おそらくこの日。誤差があったとしても1日。

◆エメラルド街道10日目
《芽月(ジェルミナル)/ルッコラの日(Roquette)》
【一行の動き】
コローディ到着。
モコ婆が営む質屋にてグランピウスに関する情報収集。
騎兵盤で所持金を増やす。
オズにさらわれたドロテーアを奪還。
その際の戦闘が原因で街に厳戒体制が敷かれる。

《夜》
領主邸に呼び出されたダッカー隊長が、翌日の視察ルート変更を言い渡される。

《真夜中》
サーカス団員から暴行されていたフェリシテをアルフレドが救い、サーカスの情報を得る。

◆エメラルド街道11日目
《芽月(ジェルミナル)/鳩の日(Pigeon)》
【一行の動き】
衣替えを済ませ、サーカス鑑賞へ。

未来

◆コローディ到着から9ヶ月後
《雪月(ニヴォーズ)/銅の日(キュイーヴル)》
グランピウスの裁判の日。

◆エメラルド街道4日目+一年
《芽月(ジェルミナル)》
貢納金の引き上げ。全国一律で実施される予定。

剣の王国 第118篇「原点回帰」まとめ


 舞台は賑やかに、つつがなく進む。
 笑顔を振りまく空中ブランコ乗りの女の子たち。宙を舞うボールと、その上を飛び回るお猿さん。そのボールを不器用にジャグリングするピエロたち。鉄の首輪に繋がれたドラゴンは、闘牛のような角を生やしたライオンと格闘する。口から火を噴くマッスル男。その男を逆立ちで支えるマッスル男。更にその男を肩で支えるこれまたマッスル男。ブランコに乗った女の子が観客席に近づき、観客の一人にチュッと口づけをする。思わずデレる男性客とイラつく女性客。ドロテーアは興奮した様子で「えっ、なになに素敵‼︎ あれ素敵‼︎」両手を握りしめ、そんな彼女の様子を見てアルフレドはこう思った。
 ――語彙力……
 そんなこんなはしゃいでいた彼女の元へ、一人のブランコ乗りが近づいてきた。
「ルンルンルーン♪ 見つけた……僕の秘密の花園……♪」髪の長い優男風の男だ。「やあマドモワゼル、僕は今、『君を連れ去ってしまいたい』、そんな衝動に駆られているシルブプレアモーレ……」そう言って手元から一輪のバラを出現させ、ドロテーアに捧げた。
「え‼︎ わたし‼︎」顔を真っ赤に染めるドロテーア。
「おっとブランコが、アディオ〜ス」遠ざかるブランコと、前方にかぶさってきた後ろ髪で顔が隠れてしまう曲芸師。観客はそのシュールな光景を見守った。
 ――髪が……
 ――髪……
 ドロテーアは一人赤いバラを握りしめたまま「えっえっ」と戸惑った。
 彼女の肩に乗るパンチネロはすっかりお怒りの様子で、「薔薇の花もらっちゃった〜♡」と浮かれる彼女に、「ったくこの街の男共はなんでこうもタラシが多いんだ‼︎ いいかおドジ、あれは完全な営業スマイル‼︎ みんなに言ってるぞ」と諭すが、浮かれた彼女は「そんなことないよ〜」と取り合わない。アルフレドはといえば、あまりの茶番を見せられたからなのか、白目をむいて固まっていた。
 まだまだショーは終わらない。
 降りしきる雪の結晶を、その幻影をつかもうとして空振りする観客の少女。猛獣使いのグリスはしきりに観客に向けて投げキッスを飛ばし、ドワーフの二人組は長い竹馬で歩いてみせた。
 ドロテーアはすっかり感心した様子でそれを見守り、アルフレドはそんな彼女をあきれた様子で見守り、彼女が大きな笑い声をあげると、ついにはため息をついた。そうとは知らず彼女はすっかりショーに夢中で、時にはうるうると涙を流し、ふとアルフレドの方に顔を向けたかと思うと、
「ねえねえアルフレド、サーカスって楽しいね」
 満足げに微笑んだ。
「昨日いろいろあったけど、全部吹っ飛んじゃった」
 アルフレドは何も答えない。もし仮に彼女の言葉を素直に受け取りたかったとしても、どうにも彼は知り過ぎているし、逆に言えば彼女は知らなすぎるのだ。

 その頃舞台裏では、頭にオレンジ色の猫耳カチューシャを付けたサーカス団員が、奴隷の親子の檻を開けると、怖がる子供が父親にしがみついた。
「おーし、もうじきお前の出番だぜ、出ろ」
 父親の手錠が引っ張られる。
「父ちゃんどこ行くの、父ちゃん‼︎」
「ユリ……」
 子供の方は別の団員によって引き離されている。
「嫌だよ! 一緒にいてよ父ちゃん」団員の腕に抱えられた子供が暴れ出す。
 父親は奥歯を噛み締めた。「お前らあの子に何かしたら分かってるな」
「ハァ? なにほざいてんだゴミの分際で」ふと後ろを振り返ったオレンジカチューシャが何かに気付く。「ん? お前どこかで……」
 見覚えがあるらしい。

 観客席では、何故かアルフレドがサーカスの歴史を語り始めた。
「一説にサーカスってのは、円形(circle)闘技場が起源らしい」

 古代セレメネス文明で発祥したそれは、猛獣および同種族の格闘を公開する装置だった
 建国当初、剣の王国このくにでも、血の気の多いオーガ種やレアン族の住むエリアでは、同様の闘技場が散見されたらしいが、王と五部族の政策によりその凶暴性が排除され、曲芸師によるパフォーマンスに特化したショーに変化した
 サーカスという名称もそれまでに定着したイメージの払拭として、circle of us(=国民の味方)が語源となっているらしい

「それが今や原点回帰(circle)ってか」アルフレドはまじまじと会場を見つめる。「本来的に人は相対評価の中でしか自分を探れないってことだな」
 彼の中では上手くまとまったようなのだけど、パンチネロとしては「は? 意味わかんねーけどいまいる?」という反応にならざるを得ない。ドロテーアにしてもニコニコと聞いてはいたが、※よく分かっていない。
 アルフレドは仕方ないなといった感じで瞳を閉じた。
「朝言ったこと守れよ」
「何を見ても」
「絶対に」
 そう言って目を見開いた彼の瞳に映るのは、今現在でも続けられるサーカスショー。
 パンチネロが「あれ血か?」と呟き、ドロテーアは「え……」と目を丸くする。
 アルフレドは言葉を続けた。
「絶対に席を立つな」

 TO BE CONTINUED...

「剣の王国」作品ページ

この回の扉絵には横浜のみなとみらいが出てきましたが、コメント欄によると、yoruhashi先生に送られたファンレターに同封された写真をもとに、先生が描いたものだそうです。
送った方も地元の方も、これは嬉しいだろうなあ。
剣の王国(つるぎのおうこく) | yoruhashi - comico(コミコ) マンガ