剣の王国まとめ

comicoで掲載されている漫画「剣の王国」のまとめです。作品振り返りにどうぞ。

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剣の王国 第138篇「月夜の道中」まとめ


 馬車はコローディを抜けた。
 車内はなんだか重い空気が漂っている。うなだれる座長と、その対面で威圧的に肘をつくアルフレド。そしてその隣では、存在感を消すかのごとく、うつむくドロテーア。この重苦しい馬車を引くのは一人の御者……ではなくパンチネロだ。御者の人形だろうか、その顔部分に埋め込まれている。不満げに顔をしかめた鶏が埋め込まれているのだ。コケー。
 車内では、不安をにじませた座長がアルフレドにお伺いをたてる。「い、言われた、言われたことはやった。取引は終わっただろう。なあ……いつまで私を拘束するんだ、馬車はどこに向かってるんだ」
 するとアルフレドは、「解放するとは言ったがいつとは言ってない」しれっと答えた。
 座長は思わず声を上げる。「私をどうするつもりなんだ‼︎ 私のサーカス団はもう終ったんだ、火事で‼︎ 全部‼︎ 今の私には……何の利用価値もないぞ‼︎ 君の目的は何だ‼︎ 金か⁉︎」アルフレドはついつい鼻で笑い、ため息をつく。「だが見ただろう‼︎ すべて燃えちまった」
 座長はアルフレドの隣に座る少女にも顔を向けた。「なあ娘さん、君からも……」座長は、気まずそうに顔を上げた少女を見て、動揺した。「え……⁉︎ え……君は黄色い服の……サーカスに乱入した女……」そう。ドロテーアは既に新しい服に着替え済みで、髪も以前のように下ろしている。一見身なりの良いお嬢さんといった感じなので、先程まで眠っていた座長は気づかなかったのだろう。「そうか……おまえたちか、私のサーカスを潰したのは……」座長はすっかり意気消沈とうつむいた。
 その隙に彼女はツンツンとアルフレドを突つき、小声で話しかけた。「ねえねえアルフレド、これからどうするの?」
 アルフレドは再び肘をつき、はっきりとした声で答えた。「トレンデルで夜汽車よぎしゃに乗り、海峡を渡る。その前に、だ。お前について話そうか」
 ドロテーアはどこか不安げに気構えた。
「コローディに着いて分かったこと。お前は指名手配されていない。オズとかいうバカ以外初見でお前のことを『銀細工の部族』と認知できた人間はいなかった。今後もそうか? 否、お前の親父が先月捕まってる。女王のSPELLによって銀の靴の持ち主は簡単に判明する。やがてお前は国中のお尋ね者になり、目撃情報をもとにやってきた王都の主幹に捕えられるか殺されるのがオチだ。親父を救うどころじゃない」
「だから」
「先手を打った」
「手配書発行の前に民衆に植えつける。銀細工師の部族長の娘は存在し、そして『死んだ』と」
「おいおい」座長が話を遮った。「さっきから何の話をしているんだよ! もう馬車を止めてくれ」なんだか焦った様子だ。
 しかしアルフレドは構わず続ける。「新聞ブロード・サイトに載らなかったとしても、サーカス会場にあれだけの見物人がいたんだ。情報は拡散する。そいつらをハブとしてな」馬車の車輪が音を立て、自ら自らと進んで行く。
「火事を起こしたのは『死の偽装』――何人か女性客が焼死してくれれば、女王をおそれる街の責任者は、『これが例の娘の死体です』って処理するだろ」このアルフレドの言い草に、ドロテーアは困惑した。「国が余程馬鹿でない限り、死人を指名手配なんてしない」
「なあ」座長が苛立たしげに割り込む。「いい加減にしてくれないか、馬車を止めてくれ。早く……早く」いったい、何をそんなに焦っているのか、もよおしたのか?
 座長は外へと視線を投げる。「暗くて外の景色が分からない。もうここは……コローディ圏域けんいきじゃないのか」座長の声が震え始めた。「もう……だめだ」拘束された彼の手元に、小さな電流が走る。
光芒の尾紐ニール」不意にアルフレドが詠唱した。
「ぐぎゃ‼︎」たちまち座長の目元が紐で覆われ外へと引っ張られた。まるでマグロの一本釣りだ。彼の体は勢いよく窓から突き出す。アルフレドはピクリとも表情を変えず、紐を引くような仕草をする。その後ろではドロテーアが悲鳴をもらし、身をかがめた。
 馬車のドアは破壊され、光の紐に釣られた座長が外へと飛び出してくる。そして地面に落ちるや今度は砂の上を引きづられた。やがて彼は牽引力と紐から解放されると、「ぐぅぅ……」呻き声をもらし、うずくまった。
「どうやら、この辺りが境界らしいな」
 馬車も停車していて、中からアルフレドが出てくる。
「約束は守るぜ」
 月明かりの下、アルフレドは男を見下ろす。
「この世の苦しみから解放してやるよ」
アルフレド‼︎」ドロテーアが馬車の中から呼びかけた。「何が起こったの⁉︎ 大丈夫⁉︎」
 彼は構わず続ける。
「お前にもあるんだろ、奴隷印」

 TO BE CONTINUED...

【剣の王国】引用・モチーフまとめ

[2019.01.09] 章ごとに分割しました。

【目次】

章別モチーフ

ビーコートの章

(今のところ元ネタが見当たらない。ゴーレムについては既に出ているし)

コローディの章

【剣の王国】引用・モチーフ#コローディの章 - 剣の王国まとめ

その他作品世界観のモチーフ

ローマ帝国

  • 地図のモデル
  • 「領邦」という管理の仕方

◆イギリス
身分制度

  • 王族、上流階級、中流階級下流階級、奴隷・被差別部族
  • 爵位→今のところ「侯爵」しか出てきてないのでわからないのですが、一応一般的なやつは(公・侯・伯・子・男)

◆奴隷
範囲が広すぎてわからないけど、この作品では、体に印を刻むというのが一つ特徴です。

フランス革命
フランス革命暦
7話のセリフから、wikipedia:フランス革命暦を採用しているのが伺える。
「今日の日付は芽月(ジェルミナル)\蜜蜂の日(アベイユ)」
彼らがアトラントを出航した記念すべき日ですね。

【剣の王国】引用・モチーフ#コローディの章

「コローディの章」に出てくるモチーフのまとめです。


[2019.03.24] 雪の女王追加


【目次】

登場キャラクターの元ネタ

※登場順
アルフレド

【レイモンド】元ネタはなさそう

【モコ】

【チャポ】

【ケホケホ】

【サーシャ】元ネタはなさそう

ジーニアス・マッカウ】

【オズ・ワーロック

ケイ・ワン

  • ビーグル犬

【チェケ・ラリスト】

  • ラッパー

【アンナ】

【バネッサ】

ダッカー】

  • 「人虎伝」の李徴

【ハイルトン】

【ダン(ダニエル・エルガー)】

【ゴリラ】

【グリス・テイマー】

  • テイマー=〇〇使い、調教師、(猛獣使い、ライオンテイマーなど)

【リグワール・クラウン】

  • クラウン(clown)=道化師

【スティルツ(小人の二人組)】

  • スティルツは大道芸の一種。足に棒をはめてのっぽに見せる。竹馬。

空中ブランコ乗りの子】

【チャールズ・ボンバイエ】

ピノキオ】

【フェリシテ】

【オリバー・ハインツ】

  • オリバー→オリバーソース(ウスターソースを販売している会社)
  • ハインツ→ケチャップソースを販売している会社

【メージ・グリフォン

【ジョン・レイン】

【ユリ・レイン】

【ドロテーア】

【ジェス】

【ハワード】

【オグ・ユーフラテス】

  • クローン羊のドリー
  • ユーフラテス川

青竜(セロ)】

  • 四神の青龍

【マーリン・フォルカス】

【一角馬(ユニコーン)】

【喰獣族(ノール)】

作品別引用要素

鏡の国のアリス(1871年ルイス・キャロル)

◆第5章「羊毛と水」(場合によっては第6章)
【参考】

【あらすじ】

  • 白の女王が小川を渡り、白いショールをまとった途端、年老いた羊の姿に変わり、辺りもいつのまにか雑貨屋に変わる。
  • 店主は四六時中編み物をしている。

【引用元キャラクター】

  • 雑貨屋店主の羊/白の女王

【引用要素】

  • 老羊屋(The Old Sheep Shop)→「鏡の国のアリス」でもそのまま「The Old Sheep Shop」として登場する。実在する雑貨屋さんがモデル。作者の行きつけの店だった。現在は「Alice's Shop」として経営されている。アリスの挿絵を描いたテニエルは、この店の作りをそのまま再現したが、「鏡の国」というテーマに沿って、左右反転させている。

オズの魔法使い

◆オズ
【人物概要】

  • オズ王国の統治者にして魔法使い。しかしその正体は詐欺師の老人。
  • かつて主人公の故郷カンザスにほど近いオハマという地に生まれ、腹話術師をしたのちに気球操縦士の仕事についた。(因みに映画版ではオハマではなくカンザス)

【エピソード】

  • ある日うっかり気球で飛ばされ、この地に降り立った彼は大魔法使いだと担がれる。
  • エメラルドに輝く彼のための宮殿ができると、彼は誰とも顔を合わせずに、あらゆる仕掛けと声真似を駆使して皆を騙した。
  • そしてこの国に住む本物の魔女たち、とりわけ自分に危害を及ぼしかねない西の魔女と東の魔女に怯えながら過ごした。
  • 東の魔女を倒した主人公がやって来たことを知ると、願いを叶える代わりに西の悪い魔女を倒すことを条件に一行の願いを叶えることを約束する。
  • その後結局主人公一行に正体がバレ、彼なりの誠意を持って一行の願いを叶える。(おまじない的な処置で)
  • 最後彼は、自分と主人公がカンザスに帰るために気球を手作りする。
  • そしてカカシに国を任せ、気球に乗り遅れた主人公と民衆に別れを告げ、空へと旅立って行った。
  • その後の彼の消息を知る者はいない。

◆西の悪い魔女
【人物概要】

  • オズ王国において邪悪とされている魔女。
  • 彼女は片目しか見えないが、その目は望遠鏡のようにどこまでも見ることができる。
  • 体の血は邪悪すぎるゆえ、何年も前に干からびていたのでトトに噛まれても血が出なかった。
  • 水を恐れ、絶対に水に触らないよう気をつけて生活していた。
  • 映画版では緑色の肌で登場し、東の悪い魔女とは姉妹関係になっている。

【エピソード】

  • 経緯は不明だが、三つの願いを叶えてくれる金の帽子を手に入れる。
  • 翼ザルを呼び出した彼女は一回目の願いでウィンキーたちを奴隷にして西の国を支配する。
  • 二回目の願いでは翼ザルをオズと戦わせ、彼を西の国から追い出した。
  • やがて彼女は、魔法で奴隷にされてしまうと人々から恐れられるようになった。
  • そして主人公一行が彼女のテリトリーに入ると、銀の笛を吹いて手下を呼び出し襲わせた。
    (一回吹くと狼、二回吹くと黒いカラス、三回吹くと黒いハチ)
  • いずれも阻まれ、金の帽子の三回目の願いを使って翼ザルたちを出動させる。
  • ドロシーが銀の靴を履いているのに気づくと罠を仕掛けて片方を奪い取る。
  • しかし怒ったドロシーに水をかけられ、溶けて消滅した。

【引用要素】

  • アンナの緑色の肌。
  • アンナのSPELL。水晶玉で遠くを映し出す。

ウィキッド(ブロードウェイミュージカル、2003~)

【参考】

【あらすじ】

  • 大まかなあらすじは「ジルコニアの章のモチーフまとめ」に記載。
  • 汚名を着せられたエルファバは、フィエロの元に逃げ込み、二人は駆け落ちする。

【キャラクターの引用】

  • アンナ→エルファバ。生まれつき緑色の肌をしている。
  • オズ・ワーロックフィエロ。ウィンキー国のハンサムな王子。エルファバに興味を抱く。

ローマ帝国の世相

パンとサーカス

【概要】

  • 古代ローマはかつて、次々と近隣諸国を征服し版図を広めた。
  • 国が発展する一方で市民の格差は拡大し、徴兵や安い農産物の流入で農業が立ち行かなくなり、没落する中小農民が増える。
  • そのような世相において、彼らからの得票数を稼ぎたい政治家、あるいは社会秩序を維持したい為政者は、市民に対して度々食料と娯楽の無償提供を行った。
  • それがパン(食料)とサーカス(娯楽)。
  • そして上記で説明した世の中に陥いる。
  • 因みに、無償提供が可能だったのは、広大な属州から徴収した富がローマに集められていたからで、この搾取前提の安楽はいずれ破綻を招き、ローマ帝国は衰退して行った。
  • ※1パンといっても当時は小麦のこと。
  • ※2サーカスといっても当時は闘技や競技の事で、それも結構血生臭い類のものだった。

【引用要素】

  • 121話で野次を飛ばす民衆に対して、ジョン・レインが「衆愚が」と一蹴する。

コロッセオ

【概要】

  • この闘技場では当時、剣闘士同士や剣闘士と猛獣の戦いが見世物として繰り広げられていた。
  • 建物が完成した際の「奉献式」では、猛獣5000頭が殺され、数百人の剣闘士が命を落とした。
  • 因みに剣闘士っていわゆるグラディエーターってやつですが、民衆からの人気を集めるスター性がある一方で、彼らは死ぬのが前提の職業。社会的地位としては、奴隷とほぼ同じような扱いだったよう。
  • (当時の民衆は本当に血を流した戦いを望んでいたんですね)

フランダースの犬(ウィーダ、1872年)

【参考】

【概要】

  • ベルギーのフランダース地方にある小さな村を舞台に、貧しい少年ネロと忠犬パトラッシュを描いた物語。

【引用要素】

  • 111話、コローディ領主のセリフ「要求に応じなかった街や村がどうなった⁉︎ 隣町のフランダーシルを見てみろ」
  • 123話のタイトル「フランダーシルの忠犬」。パトラッシュのことか――――っ!
  • 今気づいたけど、レイン親子の容姿はパトラッシュに寄せてますね。茶色い肌にクリーム色っぽい金髪。
  • 123話の扉絵で、ジョンが花輪をかぶっている→アニメの1話でネロが女の子に花の首飾りをかける。
  • ジョンが筋肉増強のSPELL(剛のSPELL)を操る→パトラッシュは筋肉モリモリの大型犬という説明がある。作中では「鉄の血統(iron race)」と形容されている。
  • 131話、ドロテーアのモノローグ「もう疲れた……眠いよ……アルフレド」→あの名シーンですね。「パトラッシュ……疲れたろう? 僕も疲れた。なんだかとっても眠いんだ。パトラッシュ……」
  • 135話、ドロテーアが気を失って行くシーンこそ上記のモノローグが合いそう。そして極め付けは「アイツは死ぬんだ」のダメ押し。「フランダースの犬」は、主人公が死ぬ物語。
  • 137話、公納金引き上げに反発した3都市パトリシア、フランダーシル、ネロム→それぞれパトラッシュ、フランダース、ネロのもじり。

その他

ピノッキオの冒険(カルロ・コッローディ、1883年)
【参考】

【概要】

  • ディズニー映画「ピノキオ」の原作。
  • 作者名のとおり、「コローディ」の由来

北欧神話ラタトスク

  • 87話、「ラタトスク肉2kgr(キログラオン)でどうだ」→ラタトクス=ユグドラシルに住むリス。情報伝達の役目を担うが、いらんことまで伝えて伝達相手同士の関係をこじらせる。

ギリシャ神話

  • 87話、ナイアス川(コローディの地図より)→ナーイアス。川や泉に住まう妖精。

ポケットモンスター

  • 88話タイトル「大人のおねえさんが勝負を仕掛けてきた!」→「◯◯が勝負をしかけてきた」。ゲーム版における定型句。

耳をすませば(スタジオジブリ)

  • 89話、老羊屋→コメント欄では、「地球屋」っぽいという声がチラホラありました。確かにアンティークの置き時計とか、お皿とか、それっぽいですね。

◆キキーモラ(wikipedia:キキーモラ)

  • ロシアに伝わる幼獣。
  • 外見はいくつかパターンがあるようだがそのうちの一つは、狼の顔に白鳥のくちばし、熊の胴体に鶏の足、尻尾はロシアの大型犬(ボルゾイ)。
  • 行動的特性もいくつかバリエーションがあるようだが、働き者の願いを叶え、怠け者を喰らう。狭くて暗い場所に隠れていて、夜になると大騒ぎして住人を妨害する、あるいは機織に強い興味を示し、夜になると大きな音を立てて機織をするとかなんとか。

となりのトトロ(スタジオジブリ)、千と千尋の神隠し(スタジオジブリ)

風の谷のナウシカ(スタジオジブリ)

  • 掃除妖精キキーモラのモデル→テト(キツネリス)。それでいてキキーモラ自体の特徴も踏襲してます。

ごきげんよう(テレビ番組)

  • 91話、「何が出るかな、何が出るかな♪」
    この回が公開されたのは、ちょうどもうすぐ番組が終わるって言われてた頃

◆景徳傳燈録(中国の禅宗史書、1011年)
【参考】

【概要】

  • 僧侶たちの伝記。
  • 「破鏡、重ねて照らさず、落花、枝に上り難し」の出所

【引用要素】

  • モコ婆とアルフレドの禅問答的なやりとり
  • 「破鏡、重ねて照らし、落花、枝に上る可し」

ツァラトゥストラはかく語りき(フリードリヒ・ニーチェ、1885年)
【参考】

【割と無責任で雑な要約】

  • 神は死んだ。
  • 世界はループしてる。
  • 人類は「超人」になるべき。

【引用要素】

  • 91話タイトル「賢者はかく語りき」

不思議の国のアリスグリフォン

  • 鷲(ワシ)の上半身とライオンの下半身を持つ伝説上の生き物。
  • 女王に命じられてアリスを代用ウミガメ(モックタートル)のところまで連れて行き、裁判が始まるとまたアリスを連れて戻る。
  • 何かと話の腰を折るアリスに「そんなことも知らないのか」という感じでディスってくる。→書いてて気づいたけどこれ90話のアルフレドだな。(何でそんなに厳しいんや……と思ってたけどそういう事か)
  • アリスを連れて行くときはとにかく「おいで!」を連呼しながら走り出す。→ドロテーアを連れ去る時のオズ。

◆タロットカード「塔」

  • 97話、アルカナの塔→大アルカナに属するカード「塔」。
  • カードの絵は、王冠のような頂を持つ塔が、落雷、あるいは火災によって崩壊し、そこから二人の人間が落下している様子が描かれている。
  • 「破綻」というテーマを持ち、正位置でも逆位置でもネガティブな意味を持つ最凶のカード。
  • カードの解釈の仕方は色々あるようだが、王冠の塔というのは、宗教的、あるいはプロパガンダ的なものを意味し、それらに囚われている人々を神由来のアクシデントにより解放する。そんな感じの解釈ができる。「バベルの塔」がモチーフ。

ブルース・リー

ラプンツェル/髪長姫(グリム童話1812年以降)
【参考】

【あらすじ】

  • 塔に閉じ込められた主人公が、長い髪を塔の窓から垂らし王子を登らせる。
  • 逢瀬を知った魔女は娘の長い髪を切り、彼女を塔から追放。娘に会いに来た王子には娘が死んだかのように顛末を聞かせた。
  • 失意の彼は塔から転落して失明。その後森をさまよい、やがて辿り着いた砂漠で娘と再会する。娘の流した涙によって彼の目が元どおりになり、王子の国へ連れ帰って幸せに暮らした。

【引用要素】

  • 102話、オズとアンナが会っている場所が、塔の中のように見える。
  • オズが失明している。

ブリタニア列王史(ジェフリー・オブ・モンマス、1136年)

  • アーサー王の父ユーサーが「ペンドラゴン」の称号を得た経緯は、「怪物鯨の章のモチーフ」に書いたので省略。
  • 彼は赤い竜と白い竜の戦いを鎮めるために、二匹の黄金の竜を作らせた。

【引用要素】

  • 108話冒頭に二匹の黄金の竜が出てきます。
  • 137話王都と国旗の配色、赤・白・金→赤い竜、白い竜、黄金の竜

ヴェネチア・カーニバル

  • イタリアのヴェネチアで、2月付近に行われる年に一度の祭典。
  • 参加者は独特な仮面(ヴェネチアンマスク)とルネッサンスな感じの衣装で街を練り歩く。
  • 1162年、アクイレイアの総主教との抗争に勝利したことを祝い、人々がサン・マルコ広場で踊りを踊ったのが起源とされている。
  • 仮面が使われるようになったのは15世紀あたり。(多分仮面舞踏会からの影響で取り入れられたんだと思います。階級社会において、素性を隠し皆が平等に楽しむための舞台装置というわけですね)

【引用要素】

  • 108話冒頭の街の様子。

ヴェネチアのゴンドラ祭り(レガータ・ストリカ)

  • 9月の第一日曜日に行われるゴンドラを使ったレース。ヴェネチアの中心を流れる大運河(カナル・グランデ)
  • レースの前には水上パレードが行われ、この祭りの由来となったカタリーナ王妃の帰還を祝うパレード(1489年)を再現している。

【引用要素】

  • 108話冒頭、ゴンドラパレード。

オズの魔法使い>赤いケシの花

  • 8章に出てくる赤いケシの花の群生地。原文では「scarlet poppies」
  • 作中では非常に強い催眠作用がある設定になっていて、その赤い花畑を抜けようとする人間や動物は、畑の途中で眠り込んでしまい、誰かの手で畑の外に運ばれない限り、眠り続けたままになる。

【引用要素】

  • 108話、宿の部屋に飾られていた。

不思議の国のアリス>チェシャ猫

  • 公爵夫人のエピソードから登場するキャラクター。
  • 「grin like a Cheshire cat」という慣用句を具現化したとされる。三日月のように口元をニヤつかせている。
  • アリスの前に唐突に現れ助言をしたり惑わせたりした後、すっと消える。急に消えないでと言われると、ゆーっくり消え、笑う口元のみを残す(a grin without a cat=猫のない笑い)

【引用要素】

  • ギミックまとめでも書きましたが、110話のサーカス団員のプロフィールで空中ブランコ乗りの女の子の名前が「Cathy Cheshirecat」と書いてある(気がする)。

チャールズ・チャップリン(wikipedia:チャールズ・チャップリン)

  • 映画の黎明期に活躍した映画俳優(コメディアン)。監督も脚本も音楽も全部こなす。

チャップリンの最もよく知られている役柄は「小さな放浪者=The Little Tramp」である。窮屈な上着に、だぶだぶのズボンと大きすぎる靴(ドタ靴)、山高帽に竹のステッキといったいでたち、パーマ頭にちょび髭の人物で、アヒルのように足を大きく広げてガニ股で歩く特徴をもつ。ホームレスだが紳士としての威厳をもち、優雅な物腰とその持ち前の反骨精神でブルジョワを茶化し、権力を振りかざすものを笑い飛ばした。
(wikipediaから引用)

【引用要素】

  • チャールズ・ボンバイエの名前と格好

ヘンゼルとグレーテル(グリム童話1812年以降)
【参考】

【あらすじ】

  • 口減らしで森に捨てられると知ったヘンゼルは、不安がるグレーテルをなだめ、夜のうちに小石を拾い、道すがら落としていった石を頼りに家に辿り着いた。
  • 程なくして、また森へ捨てられそうになるが、今度は石を拾えなかった。仕方なくヘンゼルはパンくずを落としていき、昼には二人でパンを分け合って食べた。
  • しかしながら落としたパンくずは鳥に食べられていて、二人は三日三晩さまよったのち、お菓子でできた家にたどり着く。

【引用要素】

  • 116話、フェリシテと、フェリシテ兄のモチーフ。

ブレーメンの音楽隊(グリム童話1812年以降)

  • 空き家を見つけたロバたち一行は、中にいる泥棒を追い出すため一計を案じる。
  • ロバの上に犬、犬の上に猫、猫の上にニワトリ、その状態で一斉に鳴き声を出した。

【引用要素】

  • 117話。グリスの登場シーン。象、麒麟、パンサー、ロバの動物タワー。

キル・ビル

  • 黄色いトラックスーツ。
  • 125話の座長「ヤッチマイナァァァ‼︎」→ルーシー・リゥの極妻ばりの決め台詞。

◆ゴンドラの唄(吉井勇:作詞、1915年)
【参考】

【概要】

  • 劇団「芸術座」の演劇「その前後」(ツルゲーネフ原作)の劇中歌
  • 「命短し恋せよ乙女」という有名なフレーズはこの曲の歌詞が元ネタ。
  • 歌詞自体の元ネタはヴェネチアの民謡。もっといえば民謡を引用したアンデルセン、を訳した森鴎外の文を元にしている。
  • 劇中では船の漕ぎ手(ゴンドリエーレ)がこの唄を歌うんだとか。
  • (そういえば彼らは、ゴンドラを漕ぎながら唄を歌ってくれるイメージがありますね)

【歌詞】

いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを

いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ乙女
波にただよう 舟のよに
君が柔わ手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを

いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを
(Wikipediaより)

  • (てっきり「少年よ大志を抱け」的なやつかと思ってたんですが、これって口説き文句ですよね、唄の内容)

【引用要素】

  • 126話タイトル「命短し怒れよ乙女」

◆即興詩人(アンデルセン、1835年)

  • ついでなので「即興詩人」も調べてみた。

【参考】

【概要】

  • 童話作家になる前のアンデルセンが、イタリア旅行の体験を元に書いた半自伝的恋愛小説。
  • 「ゴンドラの唄」の項目に書いた通り、「いのち短し恋せよ乙女」のフレーズが誕生するきっかけとなった小説。

【一部あらすじ】

  • 即興詩人を目指す主人公は、失恋の傷を癒すため、水の都ヴェネチアを訪れる。
  • 船で乗り合わせた一人の少年が、ヴェネチアの里歌を口ずさんだ。
  • それを聞いた主人公は、卑猥で気ままな歌だとした上で、それでいながら挽歌のようだなと感じた。※挽歌=人の死をいたむ詩歌

【抜粋】

  • 「ゴンドラの唄」の元ネタ部分

朱(あけ)の唇に觸れよ、誰か汝の明日(あす)猶在るを知らん。戀せよ、汝の心の猶少(わか)く、汝の血の猶熱き間に。白髮は死の花にして、その咲くや心の火は消え、血は氷とならんとす。來れ、彼輕舸(けいか)の中に。二人はその蓋(おほひ)の下に隱れて、窓を塞ぎ戸を閉ぢ、人の來り覗(うかゞ)ふことを許さゞらん。少女(をとめ)よ、人は二人の戀の幸を覗はざるべし。二人は波の上に漂ひ、波は相推(あひお)し相就(あひつ)き、二人も亦相推し相就くこと其波の如くならん。戀せよ、汝の心の猶少(わか)く、汝の血の猶熱き間に。汝の幸を知るものは、唯だ不言の夜あるのみ、唯だ起伏の波あるのみ。老は至らんとす、氷と雪ともて汝の心汝の血を殺さん爲めに。
(「妄想」の章より)

  • 補足:猶→なお、知らん→知るだろうか、戀→こい/恋、ならんとす→なろうとする、來れ→(多分)来い、輕舸→けいか/小舟、許さゞらん→許すまい、覗はざるべし→見ないだろう、亦→また、其→その、ならん→なるだろう、爲めに→ために

ハナミズキ(作詞:一青窈、2004年)
【参考】

【概要】

  • 一見、失恋の歌かのように聞こえますが、調べてみると、9.11をきっかけに作られた鎮魂歌なんだそう。
  • そう言われると、犠牲となった人物の視点で詩を読んでみると結構しっくりくる。
  • かつて百年以上前に、日米の友好の印に日本からアメリカに対して桜を贈り、その返礼として贈られたのが「花水木」
  • 花水木の花言葉は「永続性/耐久性」「逆境に耐えうる愛」「私の思いを受け取ってください」「返礼」(一青窈さんはこの辺の花言葉も意識して作詞してそう)
  • 一部タイタニックのモチーフも取り入れているそうです。
  • 僕はいいから、君と君の大切な人が幸せになれるようにっていうのは一見自己犠牲的。この主人公は何も、辛さや寂しさ、あるいは怒りや憎しみ、そういう感情を持っていないわけじゃない。しかし、それらの感情を超越したのは、「水際」つまり今際の際を越えたから。自身の感情のしがらみから解放され、残ったのは「君」に幸せになってもらいたいという気持ち、ただそれだけ。(勝手な想像ながら、作詞プロセスから見ても主人公はこういう心境の変化を辿ったような気がします)
  • 理不尽な死で現世に大切な人を残してきてしまった人たちからのメッセージ。そんなところでしょうか。

【引用要素】

  • はっきりと引用してるかと言われると、たまたま合致してるだけなのかもしれませんが、「ハナミズキ」の詩を読んでいると思い当たる節が散見します。
  • 「薄紅色」「果てない夢」「僕の我慢」「蝶々」
  • 花水木の花の色なんて特に、SPELLのあのピンク色を思わせます。
  • 満開になった花水木というのも、あの蝶々の群れを思い起こさせる。
  • 131話の最後のドロテーアがピンク色に光るシーンですが、手を伸ばして天を仰いでる感じが、詩の内容とも一致しますね。「枝先で空に向けて花を咲かせる花水木」を表しているような。
  • 6話でアルフレドがドロテーアに取引を持ちかけるシーンで、彼は「果たしてない約束を二つ果たすため」と言います。このセリフを読んだ当時は結構な引っかかりを覚えました。「二つの約束を果たすため」で済む気がするんですが、なんで「果たしてない」を強調させたんだろうと。
  • 6話で既にこの引用を意図して仕込んでいたんだとしたら、(正直震えが止まらない)131話のドロテーアのシーンはyoruhashi先生が描きたかったシーンの一つかもしれませんね。
  • そう思うとなんだか感慨深い。(もちろんこの先のもっと感慨深くなるシーンはあるんですが)

オズの魔法使い>臆病なライオン

  • メージ・グリフォンにはかつてライオンのモチーフがありました。(ジルコニアの章登場時)
  • それを考えると、134話でドロテーアがメージに啖呵をきったシーンは、ドロシーがライオンを一蹴するシーンを再び踏襲してるんじゃないかと思います。

◆人虎伝(中国に伝わる伝奇、國譯漢文大成版)
【参考】

【概要】
【あらすじ】

  • 主人公の李徴(りちょう)は色々あって虎になり、翌年、通りかかった友人に声をかけた。
  • 友人は李徴に、虎になってしまったことについて思い当たる節はないのかと問いかけ、彼は心に巣食っていた罪を告白した。
  • その内容は、未亡人との密会、そのことに気づいた彼女の家人が逢瀬を禁じ、すると李徴はその家に放火し、家人たちを焼き殺し、逃亡した、という内容だった。
  • (バチが当たったと考えたんですね)

【引用要素】

  • ダッカー隊長のモチーフ
  • 111話、ハインツのセリフ「ピノキオ家の一件は……」
  • 135話でダッカーのモノローグ「嘗ての私のように――」→未亡人との密会の部分にあたる「嘗私一孀婦」という一節。(ちなみに漢文での「私」は密かにという意味)
  • 上記モノローグの背景で、火の粉っぽい描写がる。

オズの魔法使い>金の帽子
【概要】

  • オズの魔法使いに登場する魔法アイテム。
  • 「金の帽子」の持ち主は、三度だけ翼猿を呼び出すことができ、願い事を聞いてもらえる。
  • 作中では、北のお姫様→お姫様の婚約者→(不明)→西の悪い魔女→ドロシー→グリンダ/南の良い魔女と経由する。
  • 西の悪い魔女は、ウィンキーの地を支配するため、オズを追い払うため、ドロシー一行を追い払うために力を使った。
  • ドロシーは、都への移動、カンザスへの移動(不可能と断られる)、北の国への移動に力を使った。
  • グリンダは、カカシ、木こり、ライオン、それぞれが望む場所へと送るために力を使った。
  • 最後はグリンダの計らいで翼猿たちに渡され、彼らは金の帽子の縛りから解放された。

【引用要素】

  • コメント欄で指摘されていて気付いたんですが、「金冠(ゴールデンコロナ)」ですね確かに。

◆シンデレラ

  • 136話のタイトル「The beauty」→23話の「どんな美女より美しい」との関連
  • ドロテーアが寝ている間、片方の靴が脱げていました。(あれっていつのまにか履いてたけど、アルフレドが履かせた?)

◆白雪姫

  • 136話の最後は、キスで目覚める系の踏襲

◆いばら姫/眠れる森の美女

  • 白雪姫と同じ
  • 136話のタイトル「The beauty」→「Sleeping Beauty」

(何というか、「プリンセス」という要素を強調して引用しているように思います。)

美女と野獣(ディズニー、1991年)
【参考】

【あらすじ】

  • 森の奥に住む王子はその傲慢さから魔女の怒りを買い、野獣の姿に変えられる。
  • 「バラの花びらが全て落ちる前に『真実の愛』を見つけなければ、この魔法は解けない」
  • 十年後、父を探しに城へ迷い込んだ娘ベルは野獣と出会い、最初こそ野獣の横暴さに困惑していたが、やがて彼の優しさに気づき、次第に惹かれてゆく。
  • 一方、ベルに振られた男が画策し、城は奇襲をかけられ、野獣は矢を受けてしまった。
  • 死の淵でベルに想いを伝える野獣。亡骸となった彼に、ベルは泣きながら愛の告白をした。
  • すると野獣は王子の姿で蘇り、二人は結ばれた。

【引用要素】

  • 136話のタイトル「The beauty」→「Beauty and the Beast
  • ドロテーアの死因(仮)が矢を受ける
  • アルフレドにはバラのモチーフがあるように思います→コローディ編の新衣装の襟のデザイン
  • コメント欄で既に指摘されていたのですが、ドロテーアの黄色とアルフレドの青という組み合わせは美女と野獣の組み合わせと同じです。
  • 「真実の愛」→トトも言ってましたね。「勇気、忍耐、理不尽と弱い自分に負けない心、打算なしに信じ合える仲間、真実の愛。それらを一つも知らんままでは到底一人前になれん」

◆クローン羊のドリー(wikipedia:ドリー(羊)

  • 世界で初めてつくられた哺乳類のクローン
  • クローンであることとの因果関係ははっきりしないが、ドリーの寿命は6年と短命だった。

【引用要素】

  • エメラルド城の報告官オグ・ユーフラテスのモデル
  • オグと同一の個体が複数あり、使い捨てされている風な描写がある。(出血していたので泥偶人形とかではなく生命体)
  • (オグは記憶を引き継いでるっぽかったけど、記憶移植? なんてのが可能なら二番目の魔女のそばにいた狼=ジルコニアっていう説もありえそう)

蜂蜜酒(wikipedia:蜂蜜酒)

  • 水と蜂蜜を混ぜて放置することにより自然とアルコール発酵する。
  • ワインやビールよりも以前から存在し、最古のアルコール飲料だとされている。
  • ケルト文明では「不死の飲み物」とされている。

【引用要素】

  • 妖蜜酒のモチーフ……かな。妖精から取れる蜜?

◆四神(wikipedia:四神)

  • 中国から発祥した、四つの方角(東西南北)にはそれぞれ司る神がいるよという考え方。あるいは星宿区分の一つ。
  • それぞれ空想上の動物に置き換え、神格化されている。
  • 東→青竜、南→朱雀、西→白虎、北→玄武

【引用要素】

  • 137話では、女王の前にいた4名の護衛。そのうちの一人が「青竜(セロ)」だったので、残り三名も因んでそう。

アーサー王伝説>マーリン(wikipedia:マーリン)

  • アーサー王伝説に登場する魔術師にして預言者
  • アーサー、またはアーサーの父ユーサーの助言者として彼らを導いた。

【エピソード】

  • ブリタニア列王史』のマーリンは、ブリテン島の小国の王女と、サキュバスの間に生まれた子で、そのため魔法が使えるのだとか。
  • マーリン少年は当時の暴君に人柱にされかけたが、その土地の地下に白い竜と赤い竜が眠っていることを言い当て事なきを得た。
  • その後彼は宮廷に迎えられ、この国に関する予言の他に、独力でストーンヘンジの建築を行った。他には変身能力も持っていたんだとか。
  • ユーサー王の時代では、王の略奪愛に手を貸し、その際に出来た隠し子(アーサー)を家臣に預け育てさせた。
  • 後続のアーサー王文学では引き続きアーサー王に仕え、彼の治世を繁栄へと導く。
  • 同時に色事にも興じていて、彼のしつこい誘いにうんざりした女妖精の一人に、岩の下に閉じ込められてしまった。

◆悪魔フルカス(wikipedia:フルカス)

  • ソロモン王が使役した72の悪魔の一人。(ソロモン72柱)
  • 20の軍団を率いる序列50番の地獄の騎士、場合によっては公爵。
  • 白髪白髭を伸ばした老人で、蒼ざめた馬に乗り、手には鋭い槍を持つ。
  • 残忍な性格の一方非常に博学で、召喚者に対し、哲学、修辞学、論理学、天文学、手相、火占術などを教えてくれる。

雪の女王(アンデルセン童話、1844年)
【参考】

【あらすじ】

  • (基本的なあらすじはアトラント編のモチーフまとめに記載)
  • カイを探しに旅を出たゲルダの馬車が、山賊の追い剥ぎに遭う。
  • 危うく殺されかけたが、山賊娘の気まぐれで命を救われる。
  • 山賊娘はゲルダの事情を知ると彼女に同情し、囲っていたトナカイを解放すると、ゲルダを目的地まで乗せていくよう命じた。

【引用要素】

  • (某掲示板で指摘されていたモチーフです)
  • 一行の馬車がノールに襲撃される→ヒロインゲルダの馬車が追い剥ぎに遭遇。
  • ノールがドロテーアを追いかけている時のセリフ(多分「女!」「女!」)→「金だ、金だ!」と言って乗り込んでくる。
  • ユニコーンで目的地まで行く→トナカイで目的地まで行く。

剣の王国あらすじ

序篇
#序篇
三番目の魔女ジルコニアとその弟子であるアルフレドは、王国の兵士に追われていた。
二人は「白兎のジョーカー」と名乗る男に捕捉され、ジルコニアの首が飛ぶ。
『あいしてる』それは彼女の最後の言葉となった。

アトラントの章
#1「テンペスト
数年後、ジルコニアの仇討ちを心に秘めたアルフレドは、島に誘き寄せた船の船員を拘束。
三名の舟守と、船に忍び込んだ田舎娘ドロテーアだ。その際、彼女の靴が片方脱げた。

#2「そうすればエメラルドに」
目を覚ますと下着姿。ここは魔女の家? ドロテーアは竜巻を起こす「銀の靴」と、細身の剣「エアリエル」を駆使して拘束を解く。突如、宙に浮いた自分のドレスが話しかけてきた。

#3「早くしないと」
服が喋る……ドロテーアは、妖精の仕業ではないかと思い当たる。服を奪った透明の妖精との鬼ごっこがはじまり、最後は部屋に帰ってきたアルフレドを押し倒す。

#4「シャル・ウィ・ダンス?」
エメラルドに行かなきゃならないのに。こんなところで、捕まってなんかいられない。ドロテーアはエアリエルを呼び寄せ華麗な剣技でアルフレドを追い詰める。

#5「円卓の五部族」
アルフレドが操るのは特殊な紐のSPELL(スペル)。間一髪ドロテーアを拘束し、彼女が五部族の末裔であることを知らしめる。彼女は解放をせがむ。父の打ち首が迫っていると。

#6「悪魔の取引」
目的地は王都。銀の靴を渡せば父を助けられると訴えるドロテーア。アルフレドは彼女の稚拙さを指摘し取引を持ちかけた。島を出るのに協力するなら、連れて行ってやってもいい。

#7「最短ルート」
声だけの妖精の名はエコー。アルフレドは大渦だらけの海域を航行すると言い出す。
「沈むわ」「沈まない」、そうこうするうち何やらエコーが騒ぎ出す。パンチが来るよ!

#8「乱入イベント」
不思議なテープでドロテーアを透明化。登場した鶏のパンチネロは、尊大な態度で当たり散らし、アルフレドに怪我を負わせる。しかし彼は抵抗しない。どうやら彼は奴隷らしい。

#9「"ジルコニア"」
ジルコニアのSPELLと引き換えにフギンとムニンに引き取られた弟子。パンチネロが帰るや脱出準備。彼はキツイ態度を取りつつ片方の靴をドロテーアに貸す。ジルコニアの弟子だ。

#10「失われた楽園」
アルフレドは奴隷契約解除の交渉材料として、フギンとムニンの子供の誘拐をドロテーアに指示。一方彼は島の遺跡を調査していた船長を見つけて戦闘を仕掛ける。

#11「迷宮と激突」
ドロテーアは洞窟を進む。一方アルフレドは返り討ちにあっていた。相手は影絵のSPELLの使い手、探検家ネモ・トンプソン。さあ、文明化の時間だ。

#12「攻撃は最大の防御」
船長ネモ・トンプソンに作り出された犬の影たちが、アルフレドを襲う。
アルフレドは逃げる最中にもSPELLの特性を掴み反撃。ハウスだお利口さん!

#13「むかつくんだよ」
フギンとムニンの子供すなわち金の卵。ドロテーアは父のためだと良心の呵責を打ち消し持ち出す。そして立ちはだかったパンチネロを一蹴。その頃、フギンとムニン帰還の気配が。

#14「ご主人様のご帰還」
フギンとムニンすなわち竜の夫婦。帰還するや、アルフレドが取り押さえ中の船長を食べてしまう。アルフレドは隙を見て逃げ出した。

#15「絶対絶対」
追われるアルフレドジルコニアのSPELLを封じた小瓶を破壊、冷気で凍るが竜には効果なし。死を覚悟した彼を庇ったのは、卵を抱えたドロテーアだった。

#16「取引開始」
我が子(卵)を抱えて割って入られた夫婦は、取引を装い卵を取り返す。その上ドロテーア自身も捕らえる。するとアルフレドは言い放った。あなたたちの子どもじゃありません!

#17「愛の駆け引き」
アルフレドは浮気疑惑を煽り二匹を喧嘩させる。その隙に卵もドロテーアも回収、いつのまにか太く編み込まれたSPELLの紐が二匹を拘束。大捕物、ここに収束!

#18「いざさらば」
アルフレドは自由の身となるも、大地が揺れ始め、急いで乗船。待ったをかける鶏が崖に転落。ドロテーアはパンチネロを追いかけ海へと飛び込んでしまった。

#19「全て己次第」
揺れる大地すなわち眠りから覚めた巨竜。アルフレドは長い年月をかけて作った毒リンゴで巨竜を沈める。手を差し伸べられたパンチネロは、再びブーメレンを目指すと決めた。

#20「蘇るアトラント」
竜が沈み、本来の姿を取り戻す海底都市アトラントとその姫。アルフレドは、取引通り海流を操るSPELLを得た。名残惜しく出航するやいなや、アルフレドが倒れてしまった。

ドロテーアの過去の章
#21「女王陛下のお好きなもの」
エメラルドの城壁を全てルビーに。噂によると女王は「愛のSPELL」で男を操る。彼女を殺せるのは女だけだとか。女王陛下のお好きなもの……それは「赤」と、「生首」。

#22「小休止」
海流を操るSPELLのおかげで船はひとりでに進み、おのおの休息を得る。
ドロテーアは旅の目的を聞かれ、半月前の出来事を語りはじめた。

#23「どんな美女より美しい」
17歳の誕生日に、父グランピウスから「銀の靴」とスミレ色のワンピースを贈られるドロテーア。同日、グランピウスの元へ王国の調査機関を名乗る男ドードーが訪ねてきた。

#24「最低な再会」
再婚相手の密告。捉えにきたのはドードー、そしてグランピウスの教え子ビーコート。ここで会ったが下克上。何やらビーコートは、「最新式」に「改造」されているらしい。

#25「光芒一閃」
ビーコートの正体は国の従僕人形。激闘の末、素手で殴られるビーコートを見て、今度はドードーが出陣。一方「銀の靴」回収を命じられた兵士がドロテーアの家に押しかける。

#26「ひかりの靴と裂ける肌」
ドロテーアは駆け付けた鳩とネズミの助けで逃げ出す。しかし銀の靴の片方が脱げ、置いてきてしまった。一方殺傷を受けたグランピウスは、荷台に押し込まれていた。

#27「まだ利用価値がある」
グランピウス連行の経緯をこっそり聞いていたアルフレドは、ドロテーアを女王を殺す道具として利用すべく思案を巡らせる。

死の海流の章
#28「雲行き不穏」
死の海流にも関わらず一行は王国の軍艦に見つかる。軍艦は黒い空間を介してノーティラス号の真横に出現した。アルフレドは、このSPELLに思い当たりがあった。

#29「革命宣言」
大人しくやり過ごすつもりのアルフレドと、兵を制圧してしまうドロテーア。
アルフレドは覚悟を決め、鮮烈に名乗りをあげる。今から女王の首を獲りに行く!

#30「シャル・ウィ・ダンス?…アゲイン」
女王を討つとか寝耳に水。まごつく一行。前見ろ、前! アルフレドの助け船でピンチを乗り切り、彼のピンチにはすかさず彼女の助け船。彼らは兵士を圧倒した。

#31「皆殺しブラザーズ」
出撃したるは鬼人(トロール)兄弟。仲間の兵士共々「皆殺し」を命じられている。早速アルフレド目掛けて、兄ディンドンが繰りだす鉄球が叩きつけられた。

#32「鬼さんこちら」
アルフレドの安否が確認できず、気が気じゃないドロテーア。当の本人はいつのまにか軍艦に移り、ディンドンを挑発。逆上した彼は軍艦までよじ登ってきた。

#33「頭蓋骨は死守したぞ」
ドロテーアの制圧で拘束されていた兵士が弟ダンドンに殺される。自責の念で放心する彼女も吹き飛ばされた。パンチネロはドロテーアの頭部を死守して呼びかけるが、彼女は反応がない。

#34「絶望の足音」
アルフレドは仲間の窮地に気付くがトロール討伐を優先。見捨てられたと判断したパンチネロは、ドロテーアを守りたいという思いを抱えたまま力尽きてしまった。そこへ弟が迫る。

#35「悪魔の高笑いが聞こえる」
アルフレドは船のマストを利用し、兄弟を立て続けに海へと葬る。気絶した二人のの容態確認をしていると、艦長に見つかり、更には師の仇が登場した。

#36「"白兎の「ジョーカー」"」
圧倒的戦闘力と強力なSPELLを有するジョーカーに、刃が立たないアルフレド。ドロテーアにちょっかいをかけられ、とっさに自分へと注意を向けさせる。俺の顔に、見覚えがあるだろ。

#37「三番目の魔女の弟子」
「誰?」加害者は忘れ、被害者はいつまでも覚えている。アルフレドは怒りに任せて斬りかかるが、返り討ちの末、海流を操るSPELLを奪われてしまった。

#38「光を掴んで」
奪われたのはエコーとの絆。船には火を放たれ、彼らは爆発に巻き込まれて海の中へ。
アルフレドジルコニアの言葉を思い出し、気絶した仲間を抱え、海上を目指す。

#39「連鎖反応」
船は転覆、二人は気絶。一難去らずにまた一難。最後は海の裂け目に吸い込まれてしまった。
時は遡り17年前。反逆者として逃亡中のグランピウスとジルコニアが駅で落ち合った。

ジルコニアの章
#40「魂ごと預けたい」
17年前ジルコニアは、グランピウス経由で「竜牙の笛」を託された。竜飼いの部族長イザナダの魂と想いだ。彼女は、「アルフレド」という赤子を連れた夫婦と乗り合わせた。

#41「TRAP&DROP
ジルコニアが乗った列車が襲撃される。母親は最後の力でジルコニアに子供を託す。自分を狙った攻撃だと気づいた彼女は、赤子を守り育てる事を誓った。

#42「ひとりで一人前」
幼少期のアルフレドは禁書を読み漁っては叱られ、愛犬のトトにも諭される。友達一人作れない彼はショックを受け、一人で何でも出来るようになるからいいと意固地になった。

#43「ふたりと一匹の長い旅」
匿うのに限界がきた。そう村長に告げられ新たな家探しの旅。いくつか家を転々とし、冬に住み始めた家にある一報が舞い込む。それは、竜飼いの部族の長イザナダの訃報だった。

#44「今ここで、さようなら」
反乱の日、ジルコニアの元へ駆けつけ勇気をくれたイザナダ。デートの申し込みをしだすイザナダ。彼は死んだ。ジルコニアは、アルフレドを孤児院に預けることを決める。

#45「少年と氷の魔女」
アルフレドはここに居たいと訴える。いくら冷たい態度を纏おうが、彼はジルコニアの暖かさを見透かす。彼が一人前になりたい理由、それはジルコニアを守りたいからだった。

#46「ドラゴンルージュ」
イザナダという存在を知ったアルフレドは自分のアイデンティティを染めた。赤く燃えるような意志。彼に才能を見出したジルコニアはSPELLを教える事にした。

#47「迷い、約束、予言」
ジルコニアはある日「竜牙の笛」を見せる。いつか平和になった王国に、この笛を返すまで失くさないで。彼女は、トトを呼び出し二番目の姉から死を予言されたことを告げた。

#48「意志に寄り添う」
ジルコニアの話を聞き、トトは一人追っ手を食い止める事を決意。巨大な魔獣へと変身した彼は討伐隊を威嚇。隊長はジルコニアの逃亡を察し、トトを貶め、死の宣告を下した。

#49「トトの戦い」
討伐隊隊長の名はメージ・グリフォン。彼は異常な力を発し、トトの攻撃をすり抜ける。更にはトトの両膝を切り裂くのだった。

#50「大切な主」
トトは一人の魔女の半生に寄り添ってきた。世間の嘲笑、反逆者のレッテル。でも彼は知っている。彼女は世界で一番心があったかい魔女。そしてトトは、世界で一番幸せな使い魔だった。

#51「ジルコニアのための序篇」
ジョーカーに捕まり、死を突きつけられるジルコニア。彼女の願いと、彼女が愛された証は、彼女の最期の言葉によってアルフレドに受け継がれた。
目覚めたアルフレドを待っていたのは、一緒に旅をする少女からの抱擁だった。

怪物鯨の章(前半)
#52「暗中模索」
無事で良かったと抱きつくドロテーアと、感涙しつつも突き放すアルフレド
どうやらここは海底洞窟。薬を探しに乗り込んだ廃船は、百年前の隣国から来た船のよう。

#53「ニューアイテム」
船には魔女族のアイテムが積まれ、アルフレドはその中から羽根ペンを見つけ出す。試用した彼は、具現化数式が使える事を確信する。その頃、この廃船に一人の老人が近付いていた。

#54「命の恩人」
二人の前に、漁師のサザーランドが現れ、彼の荷物からパンチネロが出てきた。卵も荷物も戻ってきた。彼曰く、ここは怪物鯨の腹の中。出る方法など無いらしい。ひとまず彼の家へ。

#55「生きた遺跡」
小舟で移動。老人を訝りつつも今は頼るしかない。アルフレドの話に希望を見出すドロテーアと、彼への疑いが晴れないパンチネロ。一行は大掛かりなテントハウスに到着。

#56「腹の中の家、そして」
ドロテーアの入浴支度の世話を焼くアルフレド。帰り際、ふと赤く光る靴が気になった。トロール兄弟との戦闘以来、赤く染まったままなのだ。くつろぐ彼女の背後に亡霊が忍び寄る。

#57「闇」
ドロテーアの悲鳴に一目散に駆け出すアルフレド。彼女は兵士の亡霊に怯え発狂し、赤い靴を擦り始めた。サザーランド曰く、彼女が見たのは「誰か」ではなく「心の闇」だそうだ。

#58「命の味がする」
虚ろなままの彼女に捕獲したパンチネロを放り投げるアルフレド。鶏のモフみと、温かいスープと、気持ちに寄り添うサザーランドの言葉。彼女は次第に正気を取り戻して行く。

#59「好きな季節」
改めて自己紹介。ドロテーアの好きな花はスミレ、歌が好きなパンチネロ、無回答のアルフレド(冬が好き)。サザーランドは家族に想いを馳せる。話題は国の成り立ちについて移行。

#60「語り継がれしもの」
かつて領地争いをしてきた種族をまとめた初代王。「円卓の五部族」の結成。王剣カリバーンに選ばれし歴代王。巡回統治時代を経て二百年前、都市エメラルドが誕生した。

#61「怪物鯨の呻き」
女王の即位と最強国家の誕生。五部族の廃止。彼らが信仰を捨ててまで反乱した理由は謎。パンチネロが披露した歌声で振動が起こり、割れた食器が散乱する事態に。

#62「急転」
紐のSPELLで急場をしのぎ、脱出の相談をする。しかし、サザーランドが執拗に引き止めるがアルフレは聞き入れない。彼はドロテーアの手を引いて部屋から出て行った。

#63「亀裂の入る音」
脱出優先でサザーランド拘束を口にするアルフレド[]と受け入れられないドロテーア。パンチネロの不信も増幅し一行はバラバラに。昂ぶる感情の元に得体の知れない影が集まる。

ビーコートの章
#64「泥偶人形と少女と追憶の燈(甲)」
泥偶人形(ゴーレム)のビーコートは研究室で目を覚まし、そばかす顔の女の子と出会う。護衛任務の傍ら彼女の成長を見守り結婚を見届ける。その年、女王がカリバーンを引き抜いた。

#65「泥偶人形と少女と追憶の燈(乙)」
ビーコートの生みの親(森番の部族)は殺され、彼は王国に仕えることに。与えられた殺戮任務にジレンマを抱えたまま、かつて嫁いで行ったそばかすの彼女を見つけてしまった。

#66「泥偶人形と少女と追憶の燈(丙)」
彼女を殺そうとする自分に何度も抗うビーコート。彼女はそんな彼を制止し貫かれる。最後の力で想いを伝えようとするが、力尽きてしまった。彼に刻まれた悲しい記憶。

怪物鯨の章(後半)
#67「虚像の実像」
アルフレドの激情に反応し、集まった影は怨霊の姿に変わる。彼の女王への恨みが具現化したものだ。ドロテーアはアルフレドに頼り切ってきたことを悔い、救出に向かう。

#68「首」
アルフレドは、実体のある怨霊には物理攻撃が有効だと踏んだが、返り討ちに。ドロテーアは身を隠し、攻撃の機会を伺うが、最速見つかってしまった。

#69「もっと踊る」
怨霊の攻撃で海水に沈むドロテーア。何とか水中で「竜巻のステップ」を踏み、海水から飛び出す。立ち上がった彼女は、狙いを定めた。

#70「STEP BY STEP」
ドロテーアの渾身の一撃で怨霊が沈む。歓喜した次の瞬間、彼女は怨霊に捕まり、口の中へと放り込まれた。かに見えたが、彼女を救ったのは、脚鎧を纏ったアルフレドだった。

#71「反撃開始」
ドロテーアのピンチを察知し走り出すアルフレド。鐡脚を具現化させ、怨霊を岸壁の方まで蹴り飛ばす。怨霊を見て「悲しい」と評する彼女を、彼は今一度強く抱え直した。

#72「憎しみを食んで生きて行く」
アルフレドは自分が生み出した怨霊だとドロテーアに明かし、彼女の前で再度復讐を誓った。サザーランドは彼の闇の深さを危惧する。いずれドロテーアをも焼き殺すと。

#73「やっぱり却下だ」
怨霊を倒し、アルフレドは考えを改めたことをドロテーアに伝える。サザーランドを全員で説得すると。かつてサザーランドも怨霊を出したと聞き、アルフレドは一つ確信した。

#74「嘘と本音」
かつて密漁の罪を被せられ、家族共々「海処刑」となったサザーランド一家。サザーランドは、アルフレドの言葉で、「家族の死」を受け入れた。

#75「嵐の前の静けさ」
王国軍の主査メイベルは、公納金引き上げを伝えにコローディに赴く。彼女はこの街の裏ビジネスのことも把握済み。帰り際、一週間後にメージ・グリフォン主幹が訪れると告げた。

#76「2班編成」
作戦は、爆音で苦しむ鯨が口を開けたタイミングで脱出するというもの。船の残骸を避けるため、上空から船の進路を指示する係と、船を操縦する係に分かれて、いざ、作戦開始。

#77「連携プレー」
グライダーの連結とパンチネロの破音砲。的確な指示と的確な操舵で障害物を突破するが、更なる障害が。アルフレドを信じるドロテーアの言葉を信じ、サザーランドは舵を切る。

#78「追い風に帆を張れ」
障害物に引っかかり、アルフレドは一時連結解除で乗り切る。次なる関門は、転覆した巨大船。道幅いっぱいに横たわる。単騎で乗り込んだ彼は鐡脚を纏い、巨大船を沈めた。

#79「眩暈」
巨大船は沈み、アルフレドも戻ってきた。次なる試練は隕石さながらの落石。一同身をかがめ、耐え忍ぶ。やがて一行を照らす光。鯨の口が開かれた。

#80「最悪の状況」
脱出目前で鯨の口が閉じ始める。パンチネロの体力も尽き、船は閉じた牙に衝突。一先ず皆は無事だったが、船が故障してしまった。

#81「悪魔の数式」
具現化数式には悪魔が潜む。アルフレドは、かつてジルコニアに忠告された力を使い、鋼の腕を具現化した。その撃力は、立ち塞がる鯨の牙を打開する。

#82「何度でも挑め」
抜け出せたはいいが、気づけばかなりの高度。落下の衝撃を抑えるためアルフレドが体を張る。彼の腕に打ち込まれた赤い靴は銀色を取り戻し、船は竜巻に包まれた。

#83「フラッシュ」
船は損傷することなく着水。しかし喜んでいる暇はない、目の前には複数の目を開眼させた怪物鯨が。一行はアイマスクを装着し、古代樹エンライトンの光を解き放った。

#84「別れの兆し」
閃光を浴びた鯨はすざまじい悲鳴をあげる。彼は彼女を守るため、老人はこの先を生きる若者を守るため、身を呈した。鯨は海へと戻り、老人との別れの時が近づく。

#85「怪物鯨の章 -完-」
サザーランドは別れの言葉を語り始める。名残惜しく見送り、次の目的地を目指す。

#85.5「コローディに向かう船上にて」
コローディに向かう船上にて、ドロテーアはサザーランドの境遇を思い涙する。幸せを探すドロテーアと、探さないアルフレド。二人を乗せた船は流星の海を進む。

コローディの章
#86「コローディの章-開幕-」
一行が到着した都市コローディは、欲望渦巻く娯楽都市。ひとまず情報収集に向かう。

#87「情報収集」
アルフレドはドロテーアに、正体がバレないように気をつけろと忠告する。地図を入手し移動開始するが、酔っ払いに絡まれ、更には艶めかしいお姉様方がアルフレドに目を付けた。

#88「大人のおねえさんが勝負を仕掛けてきた!」
アルフレドが娼婦の客引きにあうが、パンチネロの横槍を機にその場を離脱。一行を引き連れたアルフレドが向かった先は、質屋だった。

#89「陰翳地下空間的七つ屋」
扉を開けると地下へと続く螺旋階段。途中、陳列されたオルゴールを鳴らし、たどり着いた質屋には誰もいない。店を見て回る一行、頭上には個性的な瓶がいくつも吊るされていた。

#90「羊店主と掃除妖精」
その瓶はSPELLを封印する為の「封印瓶(シールグラス)」。出迎えたのは、羊頭の店主モコと、掃除妖精のチャポ。迂闊な発言が飛び交い、モコがドロテーアの正体を詮索する。

#91「賢者はかく語りき」
必死で取り繕うドロテーアを辛辣な態度で追い出すアルフレド。グランピウスの情報を引き出すため、歯切れの悪い店主を説破。彼が発したジルコニアの遺訓に、店主が反応した。

#92「What is lost is not lost」
店主とジルコニアは面識があり、彼女の弟子だとわかった店主は情報を開示。一方外で待つドロテーアに、パンチネロが提案した。あいつとはここで別れよう。

#93「扉越しの本心」
ドロテーアを思い、アルフレドを疑うがゆえの提案。扉の向こうでアルフレドが聞き耳をたてる中、ドロテーアは彼を信じたいと伝えた。その様子をコソコソと覗く人影が……。

#94「ショータイム」
ある夫婦が、巨大なゴリラによって惨殺された。それは、観客が求めたリアルタイムショー。とあるサーカスでの日常風景。

#95「騎兵盤」
アルフレドは一行の全財産を騎兵盤(ガラパス・ゲーム)に賭けてしまった。その上、不利な状況下でドロテーアを賭けると言い出した。

#96「クズめ」
アルフレドの合理性は、一方で賭けに勝ち、一方で一行の亀裂を招く。突如登場した隻眼の美青年がアルフレドを投げ飛ばし、ドロテーアの手を取った。

#97「愛と歪み」
青年は傷付いたドロテーアを連れて走った。いくら戻ると言ってもその手を緩めない。彼の名は「オズ」。グランピウスを救う準備をしていると告げ、そしてドロテーアに愛を告げた。

#98「楽園は犠牲の上に建つ」
連れてこられた塔からの眺め。ドロテーアはこの街の闇を知る。オズは金細工師の末裔。女王打倒を掲げ、ドロテーアの力が必要だと言う。そして何故か、キスを迫る。

#99「優しい人」
ドロテーアはキスを拒み、アルフレドの誤解を解こうとするが噛み合わず、最後にはみぞおちを殴られ気絶した。そこへ、アルフレドとパンチネロが到着した。

#100「Nightfall」
睨み合い、挑発し合い、剣を抜く。オズの隙をついたアルフレドが彼を叩き落とす。

#101「VS オズ」
オズを追い詰めたつもりが、仕込み武器で脱出されてしまう。オズは剣に宿ったSPELLでアルフレドを追い詰め、遂に一太刀浴びせる。

#102「アンナ」
オズがドロテーアを必要とする理由、それは彼が少年の頃に想い合ったアンナとの約束。私が、あなたを王座へ導く。オズは眼帯を切られた事で怒りを覚え、異常な質量の剣を出現させた。

#103「そこでストップです」
禍々しい魔剣を出現させたオズと、パンチネロの時間稼ぎを得て鐡脚を装備するアルフレド。今にも衝突せんとした瞬間、オズの仲間が止めに入った。

#104「お人好しバカ」
街の警備隊により戦闘跡が調べられ、街は厳戒態勢に。目を覚ましたドロテーアは、二人が探しに来てくれたことを知りお礼を言う。アルフレドも回りくどく反省を表現した。

#105「飲み屋にて」
飲み屋にて、酔っ払い客と打ち解けるパンチネロ。一行はこの街のサーカスの情報を耳にする。
アルフレドは一人、夕方の経緯を回想した。

#106「愛を語るな」
アルフレドはオズの軽々しい「愛」に激昂。一瞬にして制圧し立ち去る。酒場にて、陽気に騒ぐ仲間を見て一度溜飲を下げる。そしてある奴隷の少女に目が止まった。

#107「安息と恐怖」
部屋に戻るや否や、即寝落ちするドロテーア。アルフレドは仕方なく部屋を出る。隣の部屋では、サーカス団員の男が奴隷の少女をいたぶり始めた。

#108「平和な王国」
祭りの夜、パンチネロは一人ドロテーアの運命を憂う。隣の部屋で繰り広げられる少女への暴行、ふとそこへ、アルフレドが現れた。

#109「真夜中の訪問者」
少女に用があると宣言したアルフレドは、葛藤を抱えながら男を葬り、少女に泣きつかれた。

#110「Logos or Pathos」
アルフレドは具現化数式を使い、少女の奴隷印からサーカス団の情報を手に入れた。少女の名前は「フェリシテ」。己の境遇に抗うことを選び、走り出した。

#111「“ダッカー隊長”」
明日のメージ主幹の視察ルート変更を言い渡されたダッカー隊長。サーカスの度を越した演目に目をつぶる領主と言い争いになるが、領主の覚悟を目の当たりにし、口を慎んだ。

#112「夜明け前」
屋上で休むアルフレドをドロテーアが迎えにくる。グランピウスの裁判は9ヶ月後、他の組織との合流はしない。部屋にいる地獄耳(パンチネロ)を含め、認識を共有した。

#113「ボンバイエサーカス」
グリスは、ポスターでの自分の扱いが小さいとリグワールを咎めた。座長は、明日の興行にどの奴隷を使うか悩み、彼の哲学を団員に聞かせる。そして何故か、ピストルを取り出した。

#114「人智の先で」
座長は躊躇なく奴隷を殺し、歯向かう奴隷が見たいんだと語った。朝になるとアルフレドの提案でサーカスに向かう。と、その前に彼は新しい服を選んでやると言い出した。

#115「始まります!」
座長による前口上、そして曲芸師の登場に沸く観衆。装いを新たにした一行も到着し、いざ、狂乱のサーカス開演!

#116「“フェリシテ”」
怠惰で支配的な親の元で育った兄妹。ある日妹がサーカスに売られる。兄の「連れ戻す」を信じて過ごすが、ある団員の欲望の餌食にされる。ふとそこへ、鮮やかな赤髪の少年が現れた。

#117「希望」
リグワールによるナイフを使った曲芸、グリスによる動物タワー。賑やかな舞台の裏では、檻に入れられた男が一人、静かにその時を待っていた。

#118「原点回帰」
数々の曲芸に興奮するドロテーア。一方奴隷の男は出番が近付き子供と引き離される。アルフレドは何故かサーカスの歴史を語り始め、何を見ても絶対席を立つなと釘を刺した。

#119「竜魂」
敗北する役目を負わされ、絶命する竜は幻想的な光を放つ。引きずり出された奴隷は、我が子の危機に際しサーカス団員を殴り飛ばしていた。

#120「剛のSPELL」
叛旗を翻す父親。たった一人、襲い来るサーカス団員を次々と蹴散らすが、いざSPELLを発動すると、リグワールの横槍に阻まれ、しまいには座長による奴隷印の電撃攻撃で撃沈した。

#121「“ジョン・レイン”」
王国に背いた街フランダーシルは滅ぼされ、街の英雄ジョン・レインは奴隷となった。娘に銃口を向けられ、彼は座長に殺意を向けた。

#122「悔恨と決意」
リグワールを皮切りに襲い来る団員を次々に倒すジョン・レイン。にも関わらずダッカーは不安視する。娘を守る決意を見せたジョンに、リグワールがナイフを立てた。

#123「フランダーシルの忠犬」
リグワールのナイフを受け、劣勢を強いられるジョン。彼への声援はまるで、リンチを煽り立てるお囃子のよう。彼はやがて意識を失った。

#124「アンガージュマン
毒で硬直し、娘の命だけはと懇願するジョン。その姿は見世物として消費され、その想いは踏みにじられた。娘ユリの窮地を救い、狂気の前に立ちはだかったのはドロテーアだった。

#125「少女の選択」
団員をいなし、ショーの中止を訴えるドロテーア。座長は長い屁理屈の末彼女を敵認定し、戦いの火蓋が切って落とされた。

#126「命短し怒れよ乙女」
ドロテーアの乱入に慌て騒ぐパンチネロと、計画をほのめかすアルフレド。彼女は怒りを宿しながらも冷静沈着に相手を倒して行く。

#127「真剣勝負」
前代未聞の乱入劇に、騒めく観客と怒りを募らせる団員。視察中のメージが異様な殺気を放ち見守る中、一人の侍風の剣士がドロテーアに勝負を挑んだ。

#128「四面楚歌」
瞬く間にヒザンを倒してみせたドロテーア。いつまでたっても倒されない彼女は糾弾され、やがて非道なコールが湧き上がる。するとそこへ、巨大なゴリラを引き連れたグリスが登場した。

#129「戦後生まれのガキ」
処刑ゴリラの致命打を皮切りに、徹底的に傷めつけられるドロテーア。彼女の窮地に、パンチネロは狼狽え、アルフレドは静観し続ける。

#130「届かない咆哮」
ドロテーアの選択を尊重し、介入しまいとするアルフレド。それでも助けるよう訴えるパンチネロは、麻酔で眠らされた。悪いな鶏、アイツはここで死ぬんだ。

#131「On the deplorable road」
結局ドロテーアはゴリラに捕らえられ、戦意を喪失していた。ふとそこへ、裏で暗躍するアルフレドが光の蝶群を差し向け、彼女の身体が光りだした。

#132「その力は」
アルフレドは舞台裏へと侵入し、奴隷を解放させる。同時に具現化数式でドロテーアの鎧を精製。まばゆい変身を遂げたドロテーアに、アルフレドは寓意的な問いかけをした。

#133「Finale」
鎧の加速とタイムリミットを授けられ、悔し涙にくれながら戦うドロテーア。なぜ自分は依存し続けるのか。彼女の圧倒であっけなく訪れる終焉。メージは一人、この光景を楽しんでいた。

#134「暗雲」
アルフレドは舞台裏に放火し、ドロテーアはアルフレドの指示で皆に身分を晒す。ドロテーアの演説を遮り、奴隷を貶めるメージに、彼女は勇ましく啖呵を切った。

#135「Where are you?」
鎧が解除され、ドロテーアは警備隊に包囲される。二番目の魔女は彼女が討たれる事を予見していた。出所不明の黒い矢に射抜かれた彼女の身体はやがて、自律を失ったようだ。

#136「The beauty」
火の手が上がり、フェリシテの奴隷印が消え、レイン親子の前にはアルフレドが現れた。彼は最後に、ドロテーアに刺さった偽物の矢を解き、彼女は勝利の微笑みを向けた。

#137「The Queen of Kingdom」
「銀細工師の部族長の娘死亡」の情報は翌日には女王の耳に入り、報告した報告官は断頭され、管理者のマーリンが愚痴をこぼす。一方アルフレドは座長を拘束し、街を出るようだ。

#138「月夜の道中」
アルフレドは座長の前で、「死の偽装」の目的を明かす。馬車がコローディ圏域に差し掛かると、座長の身体は外に引きずられる。「お前にもあるんだろ、奴隷印」

#139「甲斐なき炎が沈む夜」
欲しいのは復讐への足がかり。詰問の最中、座長は奴隷印の電撃に襲われ死亡。言葉なく戻ったアルフレドを、ドロテーアは思わず引き止め、そして言葉なく手を離した。

#140「一角馬」
一行の馬車に、ふと一角馬(ユニコーン)が近ずいた。なんだか怪我をしている。そして気付くと、石斧を持った喰獣族(ノール)の大群が押し寄せてきた。

#141「背中を合わせろ」
馬車馬をやられ逃げる手段がなくなり、戦うしか道がなくなった。喰獣族(ノール)の大群に囲まれ、二人は決起する。急所を外すな、背中を合わせろ。

#142「獣面獣心」
次から次へと湧いてくるノール。ドロテーアが転倒し、獣欲の餌食になりかけるが、アルフレドのフルスイングノックでノールを吹き飛ばした。

#143「ふざけるな」
アルフレドが背中を掻かれ蹂躙される。ドロテーアの自己犠牲的な叫びに、アルフレドの闘志が湧き上がり、その姿にドロテーアの闘志も燃えた。さあて、血祭りにしてやる。

#144「屍を越える二人」
ドロテーアが旋風を起こし、アルフレドが光の紐に繋いだ武器を振り回す。戦闘開始から4時間、殲滅を終えた二人は背中を預けたままその場に座り込んだ。

#145「ソフィア・バード」
一行は一角馬(ユニコーン)の背に乗り夜明け前の草原を走る。開放的な景色と風通しの良い会話。飛び立つ渡り鳥とともにその夜は明けた。

【剣の王国】種族と部族のまとめ

「剣の王国」には様々な種族が登場します。
言葉を喋る動物の存在も興味深い。
彼らは部族を形成し、その習慣や流儀は多種多様です。


[2019.03.23] 埃の妖精ケホケホ追加(忘れてた)
[2019.03.20] 喰獣族(ノール)、一角馬(ユニコーン)追加


【目次】

種族


種族の大まかな分け方は人間、獣人、動物、巨体生物、妖精、って感じですかね。

人間

人間の中でも、いくつかの人種に分かれる。

◆白色人(オーロリアン/オーロラン)
【見た目】髪はブラウン、瞳は鮮やかな青色(紺碧)
【主な登場キャラクター】初代王カンブリア、グランピウスの元妻

◆虹色人(ルークリッド)
【見た目】髪はプラチナブロンド、瞳は明るい青色(勿忘草)、アルビノっぽい?
【主な登場キャラクター】オズ・ワーロック

◆赤色人(アムリント)
【見た目】赤髪赤眼
【主な登場キャラクター】イザナダ・ペンドラゴン

◆褐色人(エレクトラン)
【見た目】褐色肌、焦げ茶色の髪、赤茶色の瞳

人型

◆小人族(ドワーフ)
【見た目】人間と比較して、一回りほど小さい。
【主な登場キャラクター】グランピウス
【モチーフ】各種ファンタジー、白雪姫など
【詳細】
体長が小さいのは、ドワーフの男性にのみ現れる特徴。
真面目な性質で忠誠心が強く、誇り高い、そして慎ましい生き方を好む。
グランピウス「労働はドワーフの誇り」
ドワーフ種には王とカリバーンの関係に倣って名前のついた剣を携える慣わしがある。

◆小人族(ピグマイオイ)
【見た目】人間の手のひらに乗るくらいの大きさ。(体長15~20センチエーテル)
【主な登場キャラクター】3話に登場した親子
【モチーフ】ガリバー旅行記ギリシャ神話、アフリカの熱帯雨林に実在するピグミー、マンチキン(オズの魔法使い)
【詳細】
二つの小国家を持つとされるが、その所在は不明。
かつては「マンチキン」と呼ばれていて、縄張りでもあった。

◆魔女族
【見た目】人間と同じ
【主な登場キャラクター】三人の魔女
【モチーフ】各種ファンタジーマクベスオズの魔法使い魔女狩り、他
【詳細】
百年単位の寿命を持つ、SPELLに長けている種族。
不思議な力を使うことから、迫害の対象になった。
とりわけ隣国による魔女狩りは激しく、魔女族の所有するSPELLアイテムは略奪にあっていた。
【特有文化】

「魔女文字」
魔女族の間で伝わる文字。正確に読めるものはごく僅か。
「大魔道事典(グラングリモワール)」
魔女文字で書かれた大昔の書物。最大禁忌とされる魔術(ネクロマンシー)の記載があり、禁書扱いになっている。
「魔女数学」
詳細は不明だが SPELLを体系的に解明するあるいは発展させるために用いられる……んじゃないかな。
「具現化数式」
魔女族によって考案された高等SPELL。詳しくはSPELL一覧へ。
「使い魔」
という習慣がある。多分他のファンタジーと一緒。

◆エルフ?(耳の形が異形)
ビーコート編に出てきた研究室のメンバー。耳の形を何と言えばいいんだろう、東急ハンズのマークみたいな形

◆エルフ(仮)
【見た目】耳が長い。尻尾もあったりなかったり。
【主な登場キャラクター】バネッサ副官
【モチーフ】各種ファンタジー
【詳細】
95話のモブにもバネッサ副官と同じ耳の姉妹が描かれていました。彼女たちには尻尾があったけど、バネッサは服の中に隠してるか、年齢によって違うのか、あるいは違う種族か。

◆ツノの生えたエルフ
137話でオグとすれ違うモブ

獣人

人間と動物の特徴を併せ持つ。

◆白兎
【見た目】ほぼ人間で、耳がウサギの耳
【主な登場キャラクター】白兎のジョーカー

◆人魚(マーマン)
【見た目】上半身が人、下半身が魚、下半身がタコというパターンも。
【主な登場キャラクター】アトラントの民
【詳細】
海底に生息し、数千年単位の寿命を持つ。

◆森猿人(ギト)
【見た目】人×猿
「人」と付いていることから、もしかしたら人間に分類されるかも。
【主な登場キャラクター】ムグムン

◆二足歩行のワ二
(40話、駅構内を歩いていたモブ)

◆人×鳥
【見た目】人の容姿に羽が生えている
【主な登場キャラクター】メージ・グリフォン
【詳細】
メージ・グリフォンに関して言えば、彼は尻尾も生えているので3種掛け合わせ

夢魔(サキュバス)
【見た目】人×悪魔。コウモリの羽とスペード形の尻尾。
【主な登場キャラクター】コローディの三人組。名前だけ出てきたナターシャ。
【詳細】
(夢魔と呼ぶのは女性のみ?)
娼婦を生業にしている。
コローディの三人組は、アルフレドを誘惑し、彼は大変困惑していた。

◆人×羊
【見た目】人の容姿に羊のツノ
【主な登場キャラクター】モコ婆
【詳細】
モコ婆は質屋を経営していたけど、この種族特有の職業なんだろうか。

◆二足歩行のキツネ
95話、デートの待ち合わせをしていたモブ)

リザードマン?
95話のモブ。泉の近くで賭けをしている。

◆二足歩行の犬
金冠の戦闘員:ケイ・ワン
変身能力あり

◆二足歩行の虎
ダッカー隊長

◆人×猫
【見た目】人の容姿に猫の尻尾が生えている
【主な登場キャラクター】ボンバイエサーカスの空中ブランコ乗り

◆ムムミミ族
【見た目】ほぼ人間だが、逆三角形の鼻の形と、草食動物特有の二股に割れた上唇をしている。
【主な登場キャラクター】オグ・ユーフラテス
【詳細】
オグの元ネタを考えると羊の獣人なのだろうか。
でもモコ婆とも違うし。

◆人×カタツムリ※ローブを着ていたので人間ではないかもしれない
137話のモブ。背中にカタツムリの殻を背負っている。

◆二足歩行の豚
(137話でオグとすれ違うモブ。豚じゃないかもしれない)

竜の中でもいくつかの種類に分かれる。
どの竜の卵なのかは色によって見分けることが可能。
竜は「魔性の類」と言われ、死に際して「竜魂(ドラゴン・ソウル)」と言われる発光現象が起こる。
竜飼いの部族に使役されていたことから、五部族解体後は迫害の対象となった。

◆竜(シーサーペントドラゴン)
【見た目】蛇のように長い体長。羽は付いていない。
【主な登場キャラクター】フギンとムニン
【モチーフ】シーサーペント(大海蛇)→海洋で目撃されるUMA(未確認生物)
【詳細】
寿命は千年単位、あるいはそれ以上。「三千年しか寝ていない」との発言により、千年=一時間くらいな感覚なのかもしれない。
フギンたちと大旦那の体格差を考えると、成人(子供を産める体)してからもかなり成長する様子。
卵の色は金色、卵のサイズは、70~80センチエーテル

◆竜(ファイヤドレイク)
【見た目】小型の竜
【モチーフ】古代ヨーロッパの伝承に登場する火を噴くドラゴン
【詳細】
17話でアルフレドが述べた説明のうち、デタラメでないのであれば夜行性。

◆竜(イザナダが乗っていた竜)
【見た目】黒い体と一本角、長い体長。

◆竜(108話冒頭の金色の竜、上)
【見た目】竜の頭、鳥の体。

◆竜(108話冒頭の金色の竜、下)
【見た目】竜の頭、コウモリの翼、鷲の足
【モチーフ】見た目的にワイバーンがモデル

巨体生物

巨体生物についてアルフレ
「そういやデカブツって体内時計が遅いんだっけ?」

◆鬼人(トロール)
【見た目】一本ないし二本の角を生やした鬼の巨人。背中には複数のコブがある。
【主な登場キャラクター】ディンドンとダンドン
【モチーフ】各種ファンタジー(トロール、オーガ)、日本の伝承(鬼)
【詳細】
世界有数の巨体種族にして危険種族にして戦闘種族。
山奥に生息する。
血の気が多く、挑発に乗りやすい。
特に大型のものを「オーグ」と呼び、縄張りでもあった。

海獣
世界有数の巨体種族。

合成獣(キメラ)
世界有数の巨体種族

◆海王烏賊(クラーケン)
【見た目】巨大な頭足類生物。上半身はイカだが、足はタコの足を持つ。
【モチーフ】海底二万マイルノルウェーの伝承
【詳細】
剣の王国西部の海域「死の海流」に生息する。
吸盤のついた複数の足で器用に船を捕獲する。
うっかり通りかかった船は彼の餌食にされること請け合い。

◆怪物鯨(モビー・ファントム/ファントム)
【見た目】巨大な鯨。複数の目を持ち、鮫のような牙を持つ。
【モチーフ】白鯨、ピノキオ
【詳細】
剣の王国西部の海域「死の海流」に生息する超巨体生物。
海流ごと様々なものを吸い込むが故、海上では大渦(メイルストローム)が発生する。
海王烏賊(クラーケン)が好物。
彼の胃の中には百年以上前の廃船が浮かんでいたりと、恐らく相当な長寿である事がうかがえる。
コローディの人々の間では、島ほどの大きさだと広まっている。

動物

普通の動物。言葉を喋り他の種族と意思疎通が可能……ミスリードでなければだけど。
個人的に、意思疎通ができる動物と、そうでない動物がいて、それは人間も例外じゃなく、他の種族と意思疎通できる人とできない人がいるんじゃないかと思ってます。
根拠は、26話において、ドロとネズミが「林へ逃げろ」「どういう事?」みたいな会話をしているところに、兵士が「おい聞こえなかったのか」と割り込みます。
これってネズミの存在を気にしてない──「お前何を独り言言ってるんだ」みたいな感じにとれます。
多分ネズミは、「兵士は自分の言葉をわからない」という前提で、彼女の逃げる先を提案したんじゃないかと思うのですが。出なきゃ兵士の前で迂闊すぎます。

コローディではパンチネロが一般の人と酒を酌み交わしていました。なのでこの説は一旦忘れたいと思います。

◆喋ることが確認できた動物

  • 鶏(パンチネロ)→パンチネロに関して言えば、彼は森番の部族の言語も理解していた様子。
  • 赤い鳥(パンチネロの手下)
  • ガチョウ(アーカンザス)
  • ネズミ(アーカンザス)
  • 犬(トト)
  • ゴリラ(コローディ編)

◆今のところ喋ってない動物

  • ウシ→家畜
  • ヒツジ→家畜
  • ウマ→馬車
  • ハト→喋ってはいないが、ドロテーア救出に協力していたりと、他の喋らない動物とは様子が違う。
  • 白いハト→喋ってはいないが、郵便配達をする(43話)→人間の言葉を理解していると言える。
  • カモメ(27話)
  • トラ→ペット。フリント16世、ゴードンの語りかけに「?」マークだったのを見ると、言葉は理解していない。しかしジョーカーの事はビビってた様子。彼の何に反応したのだろうか。
  • クラゲ
  • 白い鳥(39話)
  • カラス(43話)
  • ネコ(86話)
  • ロバ(86話)→荷運び
  • オウム(86話)
  • クマ(86話)
  • ワニ(86話)
  • イヌ(88話)……これでブレーメンの動物揃った。
  • 白いパンサー(ボンバイエサーカス)

その他の空想動物

◆馬ライオン(仮)
【見た目】長い首のライオンに馬のたてがみ
【詳細】
グリフォンが移動手段として乗っているが、それなりに可愛がっている様子。

◆恐竜?
ビーコート編に出てきた研究室のメンバー。メガネと口紅をしている。

◆狼男?
ビーコート編に出てきたエメラルド城の廊下を歩いていたモブ。

◆オーガ、トロール系のシェフ
ビーコート編に出てきたエメラルド城の廊下を歩いていたモブ。

◆女面鳥(ハーピー)
見た目は不明。
パンチネロの鳴き声を聞いたサザーランドが、「女面鳥(ハーピー)みたいじゃ」と例えます。

◆竜×象
【見た目】一本角の竜の頭部と鱗、像の胴体と足。
【詳細】
88話で登場。
馬車を引いていたので、使役が可能らしい。
「竜象」という言葉があるみたいなんですが、徳の高い僧侶のことをこう呼ぶそうです。

グリフォン(ペットサイズ)
【見た目】鷲の上半身(翼と爪)、ライオンの下半身
【詳細】
95話のモブ。犬と喧嘩していた。

◆角×ライオン
【見た目】二本角が生えたライオン
【詳細】
ツノの形はわずかな歪みを持ちながら上部に向かって伸びる。
ボンバイエサーカスでグリスに使役されていた猛獣。

◆三本ツノで一つ目のトロール。水色の肌。
トロールといっても鬼人ほどは大きくない。
コローディ編でモブとして描かれてる。使役されている。

◆牙のあるキリン?
コローディ編でモブとして描かれてる。メキシカンなおじさんに連れられている。

ラタトスク
市場の店主達が取引をしている。「ラタトスク肉2キログラオンでどうだ」
ラタトスク北欧神話に出てくるリス。

◆千眼トカゲ
103話で千眼トカゲの目玉が屋台で売られていた。多眼生物ですかね。緑色の眼球でした。

◆エテ族
【見た目】灰色の肌に全身黒い毛で覆われている。鼻から口にかけてが長い。
【モチーフ】多分クロザル(インドネシアに生息する黒い猿)
【詳細】
非常にすばしっこい。

◆フェニックス?
137話の水槽で飼われている。金色の毛並みに赤い頭部の鳥

◆一角馬(ユニコーン)
【見た目】馬の頭部に一本の鋭いツノが生えている。
【詳細】
基本的に群れで行動する。
ドロテーア曰く一角馬(ユニコーン)を見るといいことが起きるんだとか。

◆喰獣族(ノール)
【見た目】二足歩行のハイエナ
【モチーフ】各種ファンタジー。女性を攫う~とかはゴブリンモチーフも入ってるのかな。
【詳細】
石斧などの武器をもち縄張りに侵入したものを襲う。
とりわけ人肉が好物で、人間の女を攫い孕ませる「淫獣」。
特有の言語体系を持っている。

妖精(フェアリー)

◆47話の妖精
【見た目】ピンク色の花びらに半透明の羽と細い枝のような手足。
【詳細】
SPELLのお酒が好物で、香りにつられて寄ってくる。
この妖精に刺されると痺れる。お触り厳禁!

妖精(フェアリー)についてアルフレ
「刺すの? クラゲっぽい」

◆背中から羽が生えたお婆さん。妖精?
ビーコート編でエメラルド城の廊下を歩いていたモブ。50話の回想では王の側近としてコマに登場している。

◆掃除妖精キキーモラ
【見た目】ネズミとリスとキツネを掛け合わせたような。尖った口と長い耳。
【主な登場キャラクター】チャポ
【モチーフ】ロシアに伝わる妖精。「風の谷のナウシカ」に出てくるテト(見た目)
【詳細】
掃除好きな妖精。住みついた場所には清潔と幸福がもたらされる。
らしいが、そうでもない個体も存在する。
絶滅危惧種

◆埃の妖精ケホケホ
【見た目】毛羽立ったフェルト人形のような丸っこい体に短い手足が生えている。全体が黒く、目だけが黄色く光る。
【登場キャラクター】老羊屋に住み着く
【モチーフ】ジブリ作品に出てくるまっくろくろすけ
【詳細】
汚くてカビ臭い場所で繁殖する。

その他

◆泥偶人形(ゴーレム):人型
【見た目】人間と同じ。額に特有の文字が記されている。
【主な登場キャラクター】ビーコート
【モチーフ】ユダヤ教の伝承
【詳細】
森番の部族によって作られ、額を破壊することで活動停止する。
人と同じように物事を記憶し、人と同じように感情を宿している。

◆泥偶人形(ゴーレム):巨人型
【見た目】
【主な登場キャラクター】
【モチーフ】
【詳細】
搭乗型。

変身能力

48話で、犬のトトが、魔獣に変身しました。
彼は「使い魔」という属性なのですけど、変身能力がそれに付随するものなのかは不明です。
何となくですが、竜を説明するときに「魔性の類」という文言が使われていた事を考えると、魔力を宿してる生物とそうでない生物がいて、変身できたり、言葉が喋れたりするのはその事が関係あるのかなあ、と思う次第です。
以下変身能力があるキャラ(動物)まとめ

  • トト(犬)→体が大きくなり、爪や牙が伸びて額に赤い宝石が出現する。背中に日本のツノが生える。
  • 金冠の戦闘員の犬(二足歩行)→爪や牙が伸びる。

(今のところ犬だけだな)

植物

◆古代樹(エンライトン)
【見た目】灰色がかった、うねりのある巨木。光る実をつける。
【詳細】
自らの養分を光に変える。古代人にとっては「遠路の灯明」として重宝されていた。
かつて乱伐により絶滅したが、怪物鯨の体内にて人知れず光を灯している。
【モチーフ】
エンライトン=啓発する、教え導くの意味。

部族

種族が、生物学的な分類であるのに対し、部族は、種族の中で形成されるコミュニティの分類。
部族によっては特有のSPELL(スペル)を継承する。
どうやらこの継承は遺伝によって行われるようなので、部族=血族と見ていいんじゃないかと。

円卓の五部族

初代王によって、それぞれ特異なSPELLを授かり、執政を担ってきた部族。
女王の即位後、解体となり、現在は「旧円卓の五部族」、あるいは「旧五部族」と呼ばれている。

◆金細工師の部族
【種族】虹色人(ルークリッド)
【継承SPELL】金の懐中時計/金時計:空間圧縮のSPELL
【部族長】オズ・ワーロックの父
【詳細】
空間圧縮のSPELLを使い、周辺ないし遠方の国々への使節として赴き、王国に豊かな物質や文化をもたらしてきた部族。
17年前の戦争により部族長を失った。
「金時計」は現在、王国の幹部白兎の「ジョーカー」が所有している。

◆銀細工師の部族
【種族】小人族(ドワーフ)
【継承SPELL】銀の靴:竜巻のSPELL
【部族長】グランピウス
【モチーフ】オズの魔法使い
【詳細】
竜巻のSPELLを使い、何人たりとも近づけぬよう国家財産を守ってきた部族。
部族長であるグランピウスは、辺境の地アーカンザスにて亡命生活を送っていたが、再婚相手に身元が割れ、王国に連行されてしまった。
「銀の靴」はドロテーアへ17歳のお祝いとして贈られたが、彼女が逃げる最中に片方を落としてしまい、現在その片方の靴は王国側に没収されている。
モコ婆曰く「史上最悪の部族」
【謎】
60話において、他の五部族は皆夫婦で描かれていたが、ドワーフだけ男一人だけだったので、コメント欄では憶測をよんでいました。
先の話では、女性のドワーフには、小人としての特徴が現れないという説明が出てきますが、他のファンタジーなどではドワーフ種に女はいなかったりします。

◆竜飼いの部族
【種族】赤色人(アムリント)
【継承SPELL】竜牙の笛(りゅうげのふえ):竜を操るSPELL
【部族長】イザナダ・ペンドラゴン
【モチーフ】赤い竜(ウェールズの伝承)、ネイティブ・アメリカン
【詳細】
竜を操るSPELLを使い、国の防衛や監視役として、王国の平和を守り続けてきた部族。
彼らは笛で自身の竜を操るが、部族長の笛だけは、何やら特別仕様らしい。
17年前、イザナダは、グランピウス経由で「竜牙の笛」をジルコニアに託す。
ルフレドが試しに吹いた時は何も起こらなかった。
9年前、竜飼いの砦の陥落とともに、部族長イザナダは、国の討伐隊により殺害された。

◆森番の部族
【種族】森猿人(ギト)
【継承SPELL】湖水晶の斧(こすいしょうのおの)/真実の斧:真実を見るSPELL
【部族長】ムグムン
【モチーフ】猿の惑星
【詳細】
万物のあらましを瞬時に把握できるSPELLを使い、司法制度の発展のみならず、新技術の開発や、国家産業の発展に貢献してきた部族。
他の種族とも普通にコミュニケーション可能だが、彼ら独自の言語体系を持っている。
二千年前、当時の森番の部族の部族長レレレンによって創立された「メサルデ大学」は、国の最高学府としての権威があり、大学の所在地であるアレクサンドラも、学術都市として発展してきた。
また彼らが開発した泥人形は、警護要員として管理していたが、五部族解体後は国の所有となった。

◆蚕飼いの部族
【種族】褐色人(エレクトラン)
【継承SPELL】月繭絹の絨毯(つきまゆぎぬのじゅうたん/ナールガナフ):空飛ぶ絨毯のSPELL
【部族長】
【詳細】
SPELLの飛行能力を使い、空から土地や河川を調査し、農地や都市を拡大してきた。

その他の部族

◆舟守の部族
【種族】多分人間
【主な登場キャラクター】アトラント編のゴンザーロと三人組。
【詳細】
海に関する知識を備え、船の操作に長けている。
労働者階級(ロワー)に属し、乗組員として雇われる形になる。
海に関する縁起の悪い噂には関わらないのがセオリー。

◆油売りの部族
【種族】小人族(ピグマイオイ)
【継承SPELL】グレイプニル/ニール
【主な登場キャラクター】3話に登場する親子
【詳細】
グレイプニルを使用し、高い木に成る「ヤシ油の実」を採集する。
また、自分たちよりも大きな動物を、このSPELLで捕まえる。

◆鎧戦士の部族
【種族】人魚(マーマン)
【継承SPELL】いるか座の羅針盤(ネレイド・コンパス)/海流を操るSPELL
【部族長】部族長ではないが姫がいる。部族長もいるかもしれないが不明。
【モチーフ】ポセイドン
【詳細】
海底の都アトラントに暮らす部族。
部族の男は、鎧を身につけ三又の槍で武装する。
彼らの都は長い間、守護神である竜に守られていたが、ある時竜の気が変わり、三千年もの間、都は地上へと押し上げられ、更には透明にされてしまった姫も地上の都で一人取り残された。
しかしアルフレドと出会った事をきっかけに竜を討伐し、都を取り戻すことに成功した。
「ネレイド・コンパス」は、アルフレドに贈られたが、その後、軍艦の襲撃により白兎の「ジョーカー」の手に渡ってしまった。

詳細不明の種族/部族

名前だけでてくる種族や、作中には登場しているけど、種族名がわからないものなど。

◆メリーアンの種族
21話に登場。アラビアンナイトを思わせるような見た目をしているので、そういう部族がありそうです。

◆戦乙女(ヴァルキリー)
21話で「戦乙女ヴァルキリーのエルラン」という人物が言及されますが、戦乙女(ヴァルキリー)=種族名かなーという感じです。

◆グリスの種族
おでこにツノが生えていましたが、なんとなくサイっぽい。
性格も猪突猛進って感じだったし。
あるいは鬼ですかね。

◆レアン族
118話で言及される。「血の気の多いオーグ種やレアン族」
部族なのか種族なのか→血の気が多いというのはフィジカルに関する特徴なので種族じゃないかなとは思いますけど。

◆樋嘴族(ガーゴイル)
121話で言及された種族。
樋嘴(ひはし)と読む。軒先に溜まる雨水を排出させるための排水口。雨どい。主に中世の西洋建築では、悪魔や怪物、または動物や人間を象った雨どいを設置し、軒先きを流れてきた水は、その像の口から出てくるようになっている。
ゲームやファンタジーにおいては、石像のモンスターとして登場する。