【剣の王国】小ネタ・仕込み#ジルコニアの章

【目次】

40話、ジルコニアの乗る列車

マップがジルコニアバージョン。

16時発の列車、B車両のB-17、そしてB-18に座るのが……。

42話、魔導事典

「魔女文字」で書かれた「大魔道事典(グラングリモワール)」
元ネタはwikipedia:ルーン文字だそうです。

42話、お揃いアイテム

コメント欄で言及してる方が多かったんですが、お揃いですね。

45話、ジルコニアとドロテーアのシンクロ

第9篇「"ジルコニア"」 のドロテーア
第45篇「少年と氷の魔女」のジルコニア
同じ表情と、同じエフェクト。
ジルコニアに育てられたアルフレドがどういう心根の持ち主なのか、両者ともそれを感じ取った瞬間です。受け継がれてるなあ。あとこのエフェクトってこの先にもいくつか出て来ますけどSPELLとかじゃないですよね。絆であってほしいところです。

46話、具現化数式

コメ欄に書かれてたんですけど、このアルフレドが生成してた花はジャスミンなんだとか。
作者ツイッターより:
https://twitter.com/yoruhashi/status/561297950446350336

46話、「序篇」からの伏線

これって
これだったんですね

46話、唐突急成長

何ですかねこれ。肉体だけ成長させて見せてるんじゃなくて、服装が現在のものってのがポイントですね。空間圧縮なんてSPELLが存在する世界なので、時間を超える事と、遠く離れた地に投影させるSPELLがあれば出来そうな気もするけど。

47話、重石タワー

SPELL、tsurugi、①、sexy、Dictionary、comico、②

コントラストを変えています。
①?gait。gait=歩き方。頭の文字だけわからない。Lを反対に書いてる?
ルーン文字。ᛗᛖᛚᛒᛚᚷᚺ(Unicode)
対応するアルファベットに直すとmelblgh。暗号かしら?

SPELL粒子一覧

47話、列車移動

これって
これだったんですね。
第18篇「いざさらば」

47話、アルフレドの靴

アルフレドが履いてるのが女物に見えるんですが、ジルのお下がりですかね。何かとドロテーアに物を貸してあげてるのって、お下がりが嬉しかったっていう記憶があるから……だったりして

48話、変な動物

メージ・グリフォンが使役していた謎の動物。よくみると前足に「Lion」と書いてあります。そしてやはり「i」が「s」に変えられています。
だとすると「・・」が「n」ってことか。
この「・・」といえば↓
「THE THREE BEAST’ SKETEER MANS」
という事なのかな。
「s z r u」を
「i e l a」に
いくつか変えてみたけどよくわからなかった。

ジルコニアの逃亡生活まとめ


◆17年前
オーグを出発して以来トレンデル〜コローディを転々としていたんですね多分。内陸では王都から一番遠い場所に逃げ込んだ感じ。そこから更に船で移動できる気もするんですが、そうしなかった理由が何かあったのだろうか。

◆9年前:アルフレド7歳→8歳(「よくわかる剣の王国」の近代史より)
【春頃】とある村の木の家。村長はジルコニアに恩があったことで彼女を匿う。
【夏頃】とある森の半球屋根の家。程度の低い喧嘩をする。そして仲直り。
【秋頃】町外れの街の教会を訪ねる。ここで寝泊まりしていたかは不明。
【冬頃】緑の三角屋根の家。イザダナの訃報と孤児院騒動。

◆8年前:アルフレド8歳→9歳
【春先】窓の広い家。アルフレドに色々伝授する。
【夏頃】列車移動。シュヴァルツヴァルト(黒い森)へ。アルフレドの反応を見ると列車は初めてなのかな。列車に乗るのを避けていたのかもしれませんね。しかし乗らざるを得なくなった。この時期のコローディ近辺に何があったのか気になります。
【夏以降】崖下の細長い家。ジルコニアはトトに、自分は死ぬ運命だと告げる。

この辺りで1年程の時間経過があると思うんですが、省略されてますね。

◆7年前:アルフレド9歳→10歳(「よくわかる剣の王国」の近代史より)
ジルコニアとトトの結末は省略。
ジルコニアはこの「黒い森」でフギンとムニンに出会い、アルフレドの事を頼んでいた。
ということは、アルフレドはあの島まで運ばれるわけだけど、やっぱり竜の背中に乗って?
失意の底であまり本人は覚えていなさそうだけど。

登場キャラクター一覧


  • グランピウス、ズム・ドードーアルフレド
  • アルフレド母、アルフレド(乳児)、アルフレド(少年)
  • 三番目の魔女の弟子、トト、三番目の魔女の使い魔
  • ジルコニア(少女)、ジルコニアジルコニアを匿っていた村長
  • 二番目の魔女の使い、イザナダ・ペンドラゴン、イザナダが乗っていた竜
  • メージ・グリフォン討伐隊長、メージが乗っていた動物、メージの討伐部隊
  • 二番目の魔女、一番目の魔女/側室、王室、ジルコニアをナンパした不良


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【剣の王国】小ネタ・仕込み#死の海流の章

【目次】

第28篇、国旗?

軍艦ブリストルに掲げられた国旗。
刷新される前のやつかも。

第28篇、扉絵

第28篇の扉絵に色々仕込まれていました。

Who am I?

いつぞやのトップイメージ

Thank you for your comments and ♡s

...TUNK......OD....P

パンチのリサイタル

第31篇、ディンドンとダンドン

ディンドンとダンドンの元ネタの双子は、シャツの襟に「dee」と「dum」の刺繍をしています。それを踏襲したのだとすれば、兄はディンドンの「D」かな。でも弟のこのバッジは何ですかね。太陽みたいなトランポリンみたいな……。太陽だった場合は元ネタの双子が劇中でアリスに聞かせる「セイウチと大工(あるいは牡蠣)」の話の冒頭、「明るい太陽、海を照らす」から来てるのか。弟って何となくセイウチっぽいな。

モチーフまとめの方にも書きましたが、マザー・グースの方の元ネタ。ガラガラのおもちゃならぬ、でんでん太鼓

第37篇、ジルコニアとの生活回想

ジルコニアの部屋を物色してみたいと思います。

星の位置が立体的にわかる天球儀? あるいは海の中っぽくも見える。

これも星座っぽくも見えるし、海の中っぽくも見えるし。魔女ってことを考えると天体の研究とかしてそうだけど。

薬を作るときに計ったりするんだろうなあ。魔女っぽい。

Nivôse。フランス革命暦の第4月のカレンダー。10進法が用いられているので、一週間は10日ある。

椅子の後ろの白いダンボール。
poscあるいはpost

何を書いてるんだろう、マラカスかなとか思ったけど、多分これレシピかもしれない。アルフレドが書いてたレシピを思い出す。

アルフレドの本棚スペース。事典ぽいのばっか。

ジルコニアの章で、アルフレドはクラゲに触ると痺れることを知っていたけど、触ったことあるのかな。

  • EAS→EASTですかね。
  • THE KING?
  • Z
  • THE

東洋について調べているんでしょうか。日本刀が出て来たり、土佐弁のキャラクターが出て来たり、この作品世界にも日本のような国ががありそうですよね。

かの有名な消毒液。

第39篇、南十字駅

南十字駅。ということで「銀河鉄道の夜」です。4路線。

SAUTHERN CROSS STATION

鳥のマークと7号車。
見づらいけど北十字駅(NORTHERN CROSS)の時刻表。

銀河鉄道の夜」の第7章に出てくるのが北十字駅→北十字星(白鳥座)、という事で白鳥のマークなのかな。でもあまり白鳥っぽくないので違う鳥かも。いやでも冒頭で白い鳥が出てきているので、スワンの方の白鳥じゃなくて、白い色の鳥、っていう引用の仕方かもしれない。

汽車の顔の部分に書かれた文字。(文字部分は見やすいように色を変えてます)
こういう感じのフォントある気がするけど、調べないとわからないなあ。

登場キャラクター一覧


  • 軍艦ブリストル艦長ゴードン・クロスヘッドダイ、フリント16世(後ろのトラ)、国家権力「白兎」のジョーカー
  • 鬼人(トロール)兄弟のディンドンとダンドン、操舵室の上官
  • 海兵(報告官?)、第一小隊槍持ち(旗巻きにされる人)、援軍部隊の一人(アルフレドに拘束される人)
  • 海王烏賊(クラーケン)


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【剣の王国】引用・モチーフ#死の海流の章

「死の海流の章」の出てくるモチーフのまとめです。


[2019.01.06] 「船乗りクプクプの冒険」追加


【目次】

登場キャラクターの元ネタ

※登場順
【ゴードン・クロスヘッドダイ】

【フリント16世】

【国王軍海兵】

アルフレド・ペンドラゴン】

【ディンドン】

【ダンドン】

【白兎のジョーカー】

【海王烏賊(クラーケン)】

作品別引用要素

宝島(ロバート・ルイス・スティーヴンスン、1883年)

【参考】

【引用元キャラクター】

  • ジョン・シルバー:片足が義手の海賊。「一本足の船乗り」といわれる。典型的な海賊のモデル
  • フリント船長:フリント船長、あるいは船長由来でこの名をつけられたオウム。

【引用要素】

不思議の国のアリス(ルイス・キャロル、1865年)

【引用元キャラクター】

  • 白ウサギ
  • スペードのトランプ兵

【引用要素】

  • 国王軍海兵の制服デザイン(白地に青いラインとスペードのマーク)
  • ジョーカーの遅刻ネタ
    • 「遅れたらまた陛下に殺されちまう」
    • 「タイムイズマネーだろ」
    • 「誰か知らんが急いでるんだ」

鏡の国のアリス(ルイス・キャロル1871年)

【引用元キャラクター】

  • トゥイードルダム:双子の片割れ。シャツの襟に「dum」と刺繍されている。
  • トゥイードルディー:双子の片割れ。シャツの襟に「dee」と刺繍されている。

【引用要素】

  • ディンドンの胸ポケットに「D」と書かれている
  • ダンドンのストールにバッジが付いている

トゥイードルダムとトゥイードルディー(マザー・グース)

【参考】

【抜粋】

トゥイードルダムとトゥイードルディー
決闘をすることになった
トゥイードルダムが言うことには、トゥイードルディーが
彼の素敵な新品のがらがらを壊した

ちょうどそのとき、巨大な鴉が飛んできた
その大きさときたら まるでタールの樽のようだった
二人の英雄はおそれをなして
決闘のことはまったく忘れてしまった

  • (Wikipediaより抜粋)
  • (因みに、これには更に元ネタがあって、作曲家同士の争いがあって、「tweedle dee(がなりたてる高音)かtweedle dum(がなりたてる低音)か」、つまり目くそ鼻くそと風刺されたんだそうです)

【引用要素】

  • ディンドンの武器がでんでん太鼓
  • 黒いマスト
  • 技名「ダークレイブン・グレイプニル」。ダークレイブン=黒い大きなカラス

泣いた赤鬼(浜田廣介、1933年)

【参考】

【あらすじ】

  • 人間と仲良くなりたい赤鬼のために青鬼が悪役を演じ、赤鬼は人間に受け入れられるが、青鬼が立ち去ってしまったことを知り、赤鬼は涙を流した。

【キャラクターの引用】

  • ディンドンとダンドン→トロールと言いつつ鬼っぽいデザインで、肌の色が赤ぽい一本角と肌の色が青っぽい二本角。
  • おもちゃのガラガラではなく、でんでん太鼓になっているのが何となく日本の昔話由来な事を示しているような。
  • 胸ポケットの手紙は、青鬼からの張り紙のモチーフか。

その他

海底二万マイル(ジュール・ヴェルヌ、1870年)

◆ピーター・パン(ディズニー、1953年)

  • ゴードン艦長の義手→フック船長

マリー・アントワネット

  • クロスヘッドダイから連想されるワード「絞首刑」とか「斬首刑」
  • 斬首刑といえばマリー・アントワネット
  • フリント16世とセット
  • (王国側のキャラなのにアリスからの引用じゃないってところが興味深い。使い捨てなのか、あるいはもっと別の意図があるキャラなのか)

◆ルイ16

アーサー王伝説(トマス・マロリー、他、中世後期)
【引用元キャラクター】

  • ユーサー・ペンドラゴン:アーサーの父親。「ペンドラゴン」は姓ではなく「竜を統べるもの」という意味の称号。なので「アーサー・ペンドラゴン」というのは本来的ではない。

ハウルの動く城(スタジオジブリ、2004年)

  • ペンドラゴン→ハウルが使う偽名の一つ。コメント欄では軒並みこっちを連想する人が多かった。

◆鬼さんこちら

  • 32話のタイトル
  • 技名「光芒の目隠し鬼」

◆船乗りクプクプの冒険(北杜夫、1962年)
【引用元キャラクター】

  • ナンジャ:太っちょで意地悪、なにかとクプクプに命令する。
  • モンジャ:ヒョロのっぽで意地悪。なにかとクプクプ(ry

【エピソード】

  • カモメを捕まえようとマストに登ったモンジャ。
  • 手を伸ばした途端ナンジャの上に落ちてきて、手足をバタバタさせた。

【引用要素】

  • アルフレドの罠に引っかかったダンドンが、ディンドンの上に倒れ、手足をジタバタさせる。

オズの魔法使い(ライマン・フランク・ボーム、1900年)

  • ドロテーアの銀の靴が赤く染まる→原作では「銀の靴」、映画版は「ルビーの靴」に変更されています。
    ってこれ「エメラルド城をルビーに付け替えろ」のモチーフでもあるのか。

◆赤い靴(アンデルセン、1843年頃、wikipedia:赤い靴 (童話))

  • ドロテーアの銀の靴が赤く染まる

◆赤い靴(野口雨情、1922年、wikipedia:赤い靴)
【抜粋】

1. 赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
2. 横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
3. 今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
4. 赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢(あ)うたび 考える

※のちに発見された5番目↓

生まれた 日本が 恋しくば
青い海眺めて ゐるんだらう(いるんだろう)
異人さんに たのんで 帰って来(こ)

【引用要素】

  • ドロテーアの銀の靴が赤く染まる
  • むしろ赤い靴だった事で連れて行かれなくて済みました。

ジョン・レノン

  • ジョーカーの容姿のモデルがそれっぽい
  • 長髪にサングラス、「Love & Peace」のTシャツ

タイタニック(ジェームズ・キャメロン、1997年)

  • 39話の船の転覆と取り残されたアルフレド達の構図は、映画「タイタニック」を彷彿とさせました。

◆クラーケン

銀河鉄道の夜(宮沢賢治、1934年)
【参考】

【あらすじ】

  • 孤独を抱えた少年ジョバンニと、親友のカンパネルラが、不思議な列車に乗り込む話。
  • 列車は銀河の上を走り、物語は「北十字駅」から「サウザンクロス(南十字)駅」までの間を描く。

【作品要素の引用】

  • 39話、「まもなく、4番ホームに北十字駅行きの夜行列車が参ります……」
  • 7号車に鳥のマーク→第7章に出てくる北十字駅→北十字星(白鳥座)

【剣の王国】小ネタ・仕込み#ドロテーアの過去の章

【目次】

エメラルドの街の様子(初期)

仕込みってわけでもないんですが、エメラルドの街の様子が見れる貴重なコマ。全部緑で統一されてます。これもいずれ赤くなったり?

ノーティラス号>船長室

アルフレドが目覚めた船室を物色したいと思います。

JAZ?

Kingdom of Caliburn
通行手形的なやつかな。

最後が大文字ってのはあれかな、右から読むパターン?
下の文も右寄せになってるし。ネモ・トンプソンの派遣元がアレクサンドラというのを考えると、アラビア語ってことなんでしょうね。細かく設定してるなあ。

かの御仁

ノーティラス号>食料庫

食料庫の棚の瓶。
キャンディド・ラズベリー:砂糖漬けラズベリー
パンチェッタ 120gr(グラオン):塩漬けベーコン。
(Thank you for you ♡! I love you xoxoxo)
このThank you!って読者に向けてかな。粋な事する。
ラブポーションチョコレート 80gr:媚薬チョコ
ビスケット 50gr

ネレイド・コンパスとビーコート

ネレイド・コンパスの中央にある星と、ビーコートの帽子の星が同じなんですよね。関連性が気になります。アトラントは、剣の王国建国より前から存在するので、こっちに由来があると思います。

エンブレムも気になる。

アーカンザス

木から水:第23篇
こういうギミック好き。あるいは何か元ネタがあったりするのだろうか。

どんな王子と踊りたいか聞かれて:第23篇
ドロテーア嬢の理想のタイプがやけに具体的なのだけど。
会えるといいですね。
指が綺麗と言えば第5篇において、〝魔の枷〟を操る彼の指先はとても美しかった。
あと、お父上も手が綺麗ですね。(第24篇)

この顔の黒い羊は「サフォーク種」だそうです。
イギリスの東の端にある「サフォーク州」が名前の由来。

彼らが身につけてるTシャツとトートバックは、公式グッツ化されたもののようです。
↓これ

牛乳配達の人が着てたパーカーの背中のタグ
「koc」
Kingdom Of Caliburnですね。あるいはこの国で流行しているアパレルブランドですかね。

ドロテーアのリボン

グランピウスからの贈り物に使われていたリボン
コメント欄で指摘されていたんですが、第1篇を見ると、ドロテーアは髪を結うのに使っていたようですね。初期絵とリメイク後の絵の色使いの違いはありますが、長さを考えても、同じもののような気がします。

登場キャラクター一覧


  • エメラルド城改修工事作業員
  • 監督官、メリーアン、ズム・ドードー
  • ビーコート、王国軍兵士、グランピウス・グレーテ
  • ドロテーアの継母と継姉たち
  • アーカンザス領主、マリーおばさまアンナおばさま、母と子
  • 牛乳配達員、狼少年と叱る人、マキシー
  • マリリスと雛たち、鳩(リンゴ、ポール、ハリー)、その他
  • (順番が入れ替わってたらすみません)


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【剣の王国】引用・モチーフ#ドロテーアの過去の章

「ドロテーアの過去の章」に出てくるモチーフのまとめです。


[2019.01.06] オズの魔法使い>ゲイレット追加


【目次】

登場キャラクターの元ネタ

※登場順
【女王】

ゴリアテ将軍】

【戦乙女エルラン】

【ギルバート侯爵】

  • ギルバート(単位)。「ガウス」というキャラが出てくるのでもしかしたらこれが由来かも。

夢魔(サキュバス)のナターシャ】特に元ネタはなさそう。

【鋸引きのメリーアン】

【ビーコート】

【ズム・ドードー

【ドロテーア】

【マリーおばさま、アンナおばさま】

  • 元ネタ不明。もしかしたらグリム兄弟に地域伝承を伝えた人がモデルになっているかも

【髪切り男爵(名前だけ出てくる)】

  • 髪盗人

【村の少年】

  • 狼少年

【牛乳配達】

【ガチョウのお母さん】

【ネズミ】不明

【ハト】

  • 「シンデレラ(グリム版)」に出て来るハト……かな。

【グランピウス】

作品別引用要素

不思議の国のアリス(ルイス・キャロル、1865年)

【引用元キャラクター】

  • ハートの女王
  • メアリー・アン:「メアリー・アン」は女中を示す俗語。白ウサギの家に迷い込んでいたアリスのことを、白ウサギが女中と勘違いしてこう呼ぶシーンがある。
  • ドードー:作者の本名「ドジソン」のあだ名が由来かつ彼自身の風刺したキャラクター。ドードー鳥。服を乾かしたいアリスにコーカスレース(堂々巡り)を提案する。

【引用要素】

  • 21話、エメラルド城を全てルビーに付け替える→庭師(スペードのトランプ兵)が間違って白いバラを植えてしまい、女王に怒られないよう赤いペンキで塗り替える。

オズの魔法使い(ライマン・フランク・ボーム、1900年)

◆ゲイレット
【参考】

【人物概要】

  • 作中の昔話に登場するキャラクター。
  • オズ王国の北の国に暮らす美しいお姫様であり、強力な魔法使い。
  • ルビーでできた宮殿で暮らし、人々のために魔法を使う彼女は、皆に愛されていた。

【エピソード】

  • ゲイレットは皆に愛される一方、自分からは愛し返せる相手がいないことを悲しんでいた。
  • しかしついに理想の少年を見つけ出した彼女は、彼を伴侶とすべく、ありったけの魔力を注ぎ、理想の姿に仕立てた。
  • その後成長した彼(クエララ)が、いたずら好きの翼ザルに川に落とされ激怒したりするが、無事にクエララと結婚する。
  • ゲイレットが北の良い魔女かどうなのかは不明。

◆ブリキの木こりとカカシ
【引用元キャラクター】

  • ブリキ:心臓を求め、エメラルドへの旅路に同行する。
  • カカシ:脳を求め、エメラルドへの旅路に同行する。

【引用要素】

  • 24話、ビーコートのセリフ「低脳の私は」

シンデレラ/灰かぶり(グリム童話1812年以降)

【参考】

【引用元キャラクター】

  • シンデレラ(主人公):主人公は本来「エラ」という名だが、継母から「灰被りのエラ」という意味で「シンデレラ」と呼ばれることになる。
  • 継母と継姉二人

【引用要素】

  • 23話、継母と継姉二人はダンスパーティへ。ドロテーアは家の手伝い。
  • 23話、木靴で家事をするドロテーア→グリム版のシンデレラは、木靴を履いて家の仕事をさせられていたようです。だから足が大きくならなかったなんて説も。
  • 23話、豆を洗うドロテーア→継母がシンデレラを舞踏会に行かせないために灰の中から豆を選り分ける仕事をさせる。
  • 23話、「これが終わったら暖炉の掃除」云々→「灰かぶり」
  • 26話、銀の靴が片方脱げる→グリム版はガラスの靴ではなく銀の靴と金の靴。

白雪姫(グリム童話1812年以降)

【参考】

【引用元キャラクター】

  • グランピー:七人の小人のうち「怒りんぼ」の意味がついたキャラクター

【引用要素】

  • 23話のタイトル「どんな美女より美しい」
  • 23話、ガチョウのお母さんのセリフ「あの怒りんぼ、本当に石頭ね」
  • 24話、ドードーのセリフ「アンタ、弟が6人いるだろ?」

その他

ラプンツェル/髪長姫(グリム童話1812年以降)

  • 21話、女王のシルエットの三つ編みがやっっっっっったら長い。

旧約聖書ゴリアテ(wikipedia:ゴリアテ)

  • 旧約聖書の「サムエル記」に出てくるペリシテ人の巨人兵士。
  • イスラエル軍との戦いにおいて、敵兵たちを恐怖に陥れたが、最後は、羊飼いの少年ダビデの投石によって負傷し、隙を突かれて命を落とした。

北欧神話ワルキューレ(wikipedia:ワルキューレ)

  • 戦場で死ぬものと生きるものを選定する女神、あるいは女神たち。
  • 戦死者の半分を選定し、彼らの魂を死者の館ヴァルハラへと連れて行く。

【引用要素】

  • 剣の王国作品内での「戦乙女」はおそらく種族のこと。
  • エルラン→ワルキューレの一人「エルルーン」が由来かと思われる。ルーン文字の扱いに長ける。

マクベス(シェイクスピア、1606年)

  • 女王は女にしか殺せない→魔女の予言「女の股から生まれた者にはマクベスを倒せない」

◆オーグ(wikipedia:オーガ)

  • 「人食い鬼」の意。

アラビアンナイト(wikipedia:アラビアンナイト)

  • メリーアンの容姿(褐色、アラビアンマスク)
  • 他にも目の型模様、葉っぱみたいなワンピースなどかなり個性的なキャラデザなので、なんか元ネタがありそう

◆ワンピース(尾田栄一郎、1997年~)

  • 22話、アルフレドのモノローグ「『死の海域』のセンターラインに入ればコンパスなしでもエメラルドの方角へ船が流れる」→デービーバックファイトで出てきた要素。ロング渦。渦の入り口さえ見極めればあとは渦潮に乗って船が勝手に進む。(もしかして共通するネタ元があるのかな)

海底二万マイル(ジュール・ヴェルヌ、1870年)

グリム童話の伝承提供者(wikipedia:グリム童話の一覧)

  • グリム兄弟がグリム童話を作るにあたって、ドイツ各地の民間伝承を取材したとされています。
  • 彼らに伝承を提供したうちの一人に「マリーおばさん」という方がいます。
  • 因みにもう一人伝承提供者として有名な「ドロテーア・フィーマン」という方がいるので、じゃあ23話の冒頭の三人は伝承提供者を踏襲してるのかなと思ったんですが、「アンナおばさま」に関する元ネタが少し薄く感じるので、あまり確信が持てないです。(こじつけだしたらキリがない)

◆狼少年(イソップ寓話wikipedia:嘘をつく子供)

  • 23話にちょろっと出演

◆髪盗人(wikipedia:髪盗人)

  • 23話、モブのセリフ「いい加減にしないと髪切り男爵がさらいに来るわよ」

ヘンゼルとグレーテル(グリム童話1812年以降)
【参考】

【あらすじ】

  • 口減らしで森に捨てられた兄妹は、お菓子の家に迷い込む。
  • その家の魔女は、兄を太らせ食べるつもりでいたが、妹が機転を利かし、最後はパンを焼く釜で魔女を撃退した。

【引用要素】

  • グレーテ姓→「グレーテル」は子供向けの呼び方で「グレーテちゃん」といった意味を持つ。
  • 23話、「明日うちの釜戸使うでしょ?」→冒頭でこのセリフが出てきて、最後にグレーテ姓が判明したのでちょっとした伏線になってました。

フランダースの犬(ウィーダ、1872年)
【参考】

【あらすじ】

  • 画家を夢見る主人公ネロは、ミルクの運搬をしながら祖父と老犬パトラッシュと細々と暮らす。
  • 彼はクリスマスを前にして次々と悲劇に見舞われ、最後、大聖堂にたどり着き、憧れの絵画の前でパトラッシュとともに力つきる。

【引用要素】

  • 23話のミルクを配達する人→違うルートを辿ったネロかな。

マザー・グース
【参考】

【概要】

  • イギリスの伝承童謡の総称。「きらきら星」や、「メリーさんの羊」など。
  • マザー・グース(ガチョウ婆さん)という呼称は、かつて家のお婆さんがガチョウ(家畜)の世話係を担うことが多かったことと、彼女たちはしばしば童話や童謡の語り部を担うことが多かったので、これらが結び付けられた。
  • やがて「マザー・グース」という言葉に対して、「アヒルまたはガチョウの背中に乗ってどこへでも飛ぶ魔女」というキャラ付けがなされるようになった。

【引用】

みにくいアヒルの子(アンデルセン童話、1843年)

  • 23話「あなたみたいな子、ガチョウにもいるわ」

◆ゴーレム

  • ユダヤ教の伝承に登場する泥で作られた人形
  • 「emeth(真理)」と言う文字を貼り付けると動き出し、壊す時は「emeth」の頭文字を消して「meth(死んだ)」にする。
  • 25話、ビーコートのセリフ「きちんと額に当てなければ、私は活動停止しませんよ」

佐々木小次郎

  • ビーコートの長髪の剣士という要素は彼がモデルなんじゃないかと思います

ピノキオ(ディズニー、1940年)

  • 木製の操り人形。
  • 妖精に命を吹き込まれ、物語の最後には人間になる。
  • これもビーコートの元ネタとしてあげる方が多いです。

◆小さなベティ(マザー・グース)

  小さなベティちゃん
  片方の靴をなくしたの
  どうしたらいいかしら
  もう片方に合う靴を
  見つけてきたらいいのよ
  そうすれば二つそろうから

引用元:マザーグースの歌 Mother Goose Nursery Rhymes

走れメロス(太宰治、1940年)
【参考】

【あらすじ】

  • 邪智暴虐の王を除くため、城に忍び込んだ罪で処刑されそうになるメロス。
  • しかし妹の結婚式を見届けるため三日間の猶予をもらい村に戻る。
  • 人質にした親友のため、はたまた王を改心させるため、彼は走る──のは最初だけなので読んでる途中で「走れ」って言いたくなるストーリー。

【作品要素の引用】

  • 27話、アルフレドのモノローグ「必ず、邪知暴虐の女王を除かねばならぬ」→走れメロスの冒頭、「メロスは激怒した」に続くフレーズ。