【剣の王国】種族と部族のまとめ

「剣の王国」には様々な種族が登場します。
言葉を喋る動物の存在も興味深い。
彼らは部族を形成し、その習慣や流儀は多種多様です。


[2019.04.14] 白郭公(ソフィア・バード)追加
[2019.03.23] 埃の妖精ケホケホ追加(忘れてた)
[2019.03.20] 喰獣族(ノール)、一角馬(ユニコーン)追加


【目次】

種族

種族の大まかな分け方は人間、獣人、動物、巨体生物、妖精、って感じですかね。

人間

人間の中でも、いくつかの人種に分かれる。

◆白色人(オーロリアン/オーロラン)
【見た目】髪はブラウン、瞳は鮮やかな青色(紺碧)
【主な登場キャラクター】初代王カンブリア、グランピウスの元妻

◆虹色人(ルークリッド)
【見た目】髪はプラチナブロンド、瞳は明るい青色(勿忘草)、アルビノっぽい?
【主な登場キャラクター】オズ・ワーロック

◆赤色人(アムリント)
【見た目】赤髪赤眼
【主な登場キャラクター】イザナダ・ペンドラゴン

◆褐色人(エレクトラン)
【見た目】褐色肌、焦げ茶色の髪、赤茶色の瞳

人型

◆小人族(ドワーフ)
【見た目】人間と比較して、一回りほど小さい。
【主な登場キャラクター】グランピウス
【モチーフ】各種ファンタジー、白雪姫など
【詳細】
体長が小さいのは、ドワーフの男性にのみ現れる特徴。
真面目な性質で忠誠心が強く、誇り高い、そして慎ましい生き方を好む。
グランピウス「労働はドワーフの誇り」
ドワーフ種には王とカリバーンの関係に倣って名前のついた剣を携える慣わしがある。

◆小人族(ピグマイオイ)
【見た目】人間の手のひらに乗るくらいの大きさ。(体長15~20センチエーテル)
【主な登場キャラクター】3話に登場した親子
【モチーフ】ガリバー旅行記ギリシャ神話、アフリカの熱帯雨林に実在するピグミー、マンチキン(オズの魔法使い)
【詳細】
二つの小国家を持つとされるが、その所在は不明。
かつては「マンチキン」と呼ばれていて、縄張りでもあった。

◆魔女族
【見た目】人間と同じ
【主な登場キャラクター】三人の魔女
【モチーフ】各種ファンタジーマクベスオズの魔法使い魔女狩り、他
【詳細】
百年単位の寿命を持つ、SPELLに長けている種族。
不思議な力を使うことから、迫害の対象になった。
とりわけ隣国による魔女狩りは激しく、魔女族の所有するSPELLアイテムは略奪にあっていた。
【特有文化】

「魔女文字」
魔女族の間で伝わる文字。正確に読めるものはごく僅か。
「大魔道事典(グラングリモワール)」
魔女文字で書かれた大昔の書物。最大禁忌とされる魔術(ネクロマンシー)の記載があり、禁書扱いになっている。
「魔女数学」
詳細は不明だが SPELLを体系的に解明するあるいは発展させるために用いられる……んじゃないかな。
「具現化数式」
魔女族によって考案された高等SPELL。詳しくはSPELL一覧へ。
「使い魔」
という習慣がある。多分他のファンタジーと一緒。

◆エルフ?(耳の形が異形)
ビーコート編に出てきた研究室のメンバー。耳の形を何と言えばいいんだろう、東急ハンズのマークみたいな形

◆エルフ(仮)
【見た目】耳が長い。尻尾もあったりなかったり。
【主な登場キャラクター】バネッサ副官
【モチーフ】各種ファンタジー
【詳細】
95話のモブにもバネッサ副官と同じ耳の姉妹が描かれていました。彼女たちには尻尾があったけど、バネッサは服の中に隠してるか、年齢によって違うのか、あるいは違う種族か。

◆ツノの生えたエルフ
137話でオグとすれ違うモブ

獣人

人間と動物の特徴を併せ持つ。

◆白兎
【見た目】ほぼ人間で、耳がウサギの耳
【主な登場キャラクター】白兎のジョーカー

◆人魚(マーマン)
【見た目】上半身が人、下半身が魚、下半身がタコというパターンも。
【主な登場キャラクター】アトラントの民
【詳細】
海底に生息し、数千年単位の寿命を持つ。

◆森猿人(ギト)
【見た目】人×猿
「人」と付いていることから、もしかしたら人間に分類されるかも。
【主な登場キャラクター】ムグムン

◆二足歩行のワ二
(40話、駅構内を歩いていたモブ)

◆人×鳥
【見た目】人の容姿に羽が生えている
【主な登場キャラクター】メージ・グリフォン
【詳細】
メージ・グリフォンに関して言えば、彼は尻尾も生えているので3種掛け合わせ

夢魔(サキュバス)
【見た目】人×悪魔。コウモリの羽とスペード形の尻尾。
【主な登場キャラクター】コローディの三人組。名前だけ出てきたナターシャ。
【詳細】
(夢魔と呼ぶのは女性のみ?)
娼婦を生業にしている。
コローディの三人組は、アルフレドを誘惑し、彼は大変困惑していた。

◆人×羊
【見た目】人の容姿に羊のツノ
【主な登場キャラクター】モコ婆
【詳細】
モコ婆は質屋を経営していたけど、この種族特有の職業なんだろうか。

◆二足歩行のキツネ
95話、デートの待ち合わせをしていたモブ)

リザードマン?
95話のモブ。泉の近くで賭けをしている。

◆二足歩行の犬
金冠の戦闘員:ケイ・ワン
変身能力あり

◆二足歩行の虎
ダッカー隊長

◆人×猫
【見た目】人の容姿に猫の尻尾が生えている
【主な登場キャラクター】ボンバイエサーカスの空中ブランコ乗り

◆ムムミミ族
【見た目】ほぼ人間だが、逆三角形の鼻の形と、草食動物特有の二股に割れた上唇をしている。
【主な登場キャラクター】オグ・ユーフラテス
【詳細】
オグの元ネタを考えると羊の獣人なのだろうか。
でもモコ婆とも違うし。

◆人×カタツムリ※ローブを着ていたので人間ではないかもしれない
137話のモブ。背中にカタツムリの殻を背負っている。

◆二足歩行の豚
(137話でオグとすれ違うモブ。豚じゃないかもしれない)

竜の中でもいくつかの種類に分かれる。
どの竜の卵なのかは色によって見分けることが可能。
竜は「魔性の類」と言われ、死に際して「竜魂(ドラゴン・ソウル)」と言われる発光現象が起こる。
竜飼いの部族に使役されていたことから、五部族解体後は迫害の対象となった。

◆竜(シーサーペントドラゴン)
【見た目】蛇のように長い体長。羽は付いていない。
【主な登場キャラクター】フギンとムニン
【モチーフ】シーサーペント(大海蛇)→海洋で目撃されるUMA(未確認生物)
【詳細】
寿命は千年単位、あるいはそれ以上。「三千年しか寝ていない」との発言により、千年=一時間くらいな感覚なのかもしれない。
フギンたちと大旦那の体格差を考えると、成人(子供を産める体)してからもかなり成長する様子。
卵の色は金色、卵のサイズは、70~80センチエーテル

◆竜(ファイヤドレイク)
【見た目】小型の竜
【モチーフ】古代ヨーロッパの伝承に登場する火を噴くドラゴン
【詳細】
17話でアルフレドが述べた説明のうち、デタラメでないのであれば夜行性。

◆竜(イザナダが乗っていた竜)
【見た目】黒い体と一本角、長い体長。

◆竜(108話冒頭の金色の竜、上)
【見た目】竜の頭、鳥の体。

◆竜(108話冒頭の金色の竜、下)
【見た目】竜の頭、コウモリの翼、鷲の足
【モチーフ】見た目的にワイバーンがモデル

巨体生物

巨体生物についてアルフレ
「そういやデカブツって体内時計が遅いんだっけ?」

◆鬼人(トロール)
【見た目】一本ないし二本の角を生やした鬼の巨人。背中には複数のコブがある。
【主な登場キャラクター】ディンドンとダンドン
【モチーフ】各種ファンタジー(トロール、オーガ)、日本の伝承(鬼)
【詳細】
世界有数の巨体種族にして危険種族にして戦闘種族。
山奥に生息する。
血の気が多く、挑発に乗りやすい。
特に大型のものを「オーグ」と呼び、縄張りでもあった。

海獣
世界有数の巨体種族。

合成獣(キメラ)
世界有数の巨体種族

◆海王烏賊(クラーケン)
【見た目】巨大な頭足類生物。上半身はイカだが、足はタコの足を持つ。
【モチーフ】海底二万マイルノルウェーの伝承
【詳細】
剣の王国西部の海域「死の海流」に生息する。
吸盤のついた複数の足で器用に船を捕獲する。
うっかり通りかかった船は彼の餌食にされること請け合い。

◆怪物鯨(モビー・ファントム/ファントム)
【見た目】巨大な鯨。複数の目を持ち、鮫のような牙を持つ。
【モチーフ】白鯨、ピノキオ
【詳細】
剣の王国西部の海域「死の海流」に生息する超巨体生物。
海流ごと様々なものを吸い込むが故、海上では大渦(メイルストローム)が発生する。
海王烏賊(クラーケン)が好物。
彼の胃の中には百年以上前の廃船が浮かんでいたりと、恐らく相当な長寿である事がうかがえる。
コローディの人々の間では、島ほどの大きさだと広まっている。

動物

普通の動物。言葉を喋り他の種族と意思疎通が可能……ミスリードでなければだけど。
個人的に、意思疎通ができる動物と、そうでない動物がいて、それは人間も例外じゃなく、他の種族と意思疎通できる人とできない人がいるんじゃないかと思ってます。
根拠は、26話において、ドロとネズミが「林へ逃げろ」「どういう事?」みたいな会話をしているところに、兵士が「おい聞こえなかったのか」と割り込みます。
これってネズミの存在を気にしてない──「お前何を独り言言ってるんだ」みたいな感じにとれます。
多分ネズミは、「兵士は自分の言葉をわからない」という前提で、彼女の逃げる先を提案したんじゃないかと思うのですが。出なきゃ兵士の前で迂闊すぎます。

コローディではパンチネロが一般の人と酒を酌み交わしていました。なのでこの説は一旦忘れたいと思います。

◆喋ることが確認できた動物

  • 鶏(パンチネロ)→パンチネロに関して言えば、彼は森番の部族の言語も理解していた様子。
  • 赤い鳥(パンチネロの手下)
  • ガチョウ(アーカンザス)
  • ネズミ(アーカンザス)
  • 犬(トト)
  • ゴリラ(コローディ編)

◆今のところ喋ってない動物

  • ウシ→家畜
  • ヒツジ→家畜
  • ウマ→馬車
  • ハト→喋ってはいないが、ドロテーア救出に協力していたりと、他の喋らない動物とは様子が違う。
  • 白いハト→喋ってはいないが、郵便配達をする(43話)→人間の言葉を理解していると言える。
  • カモメ(27話)
  • トラ→ペット。フリント16世、ゴードンの語りかけに「?」マークだったのを見ると、言葉は理解していない。しかしジョーカーの事はビビってた様子。彼の何に反応したのだろうか。
  • クラゲ
  • 白い鳥(39話)
  • カラス(43話)
  • ネコ(86話)
  • ロバ(86話)→荷運び
  • オウム(86話)
  • クマ(86話)
  • ワニ(86話)
  • イヌ(88話)……これでブレーメンの動物揃った。
  • 白いパンサー(ボンバイエサーカス)

その他の空想動物

◆馬ライオン(仮)
【見た目】長い首のライオンに馬のたてがみ
【詳細】
グリフォンが移動手段として乗っているが、それなりに可愛がっている様子。

◆恐竜?
ビーコート編に出てきた研究室のメンバー。メガネと口紅をしている。

◆狼男?
ビーコート編に出てきたエメラルド城の廊下を歩いていたモブ。

◆オーガ、トロール系のシェフ
ビーコート編に出てきたエメラルド城の廊下を歩いていたモブ。

◆女面鳥(ハーピー)
見た目は不明。
パンチネロの鳴き声を聞いたサザーランドが、「女面鳥(ハーピー)みたいじゃ」と例えます。

◆竜×象
【見た目】一本角の竜の頭部と鱗、像の胴体と足。
【詳細】
88話で登場。
馬車を引いていたので、使役が可能らしい。
「竜象」という言葉があるみたいなんですが、徳の高い僧侶のことをこう呼ぶそうです。

グリフォン(ペットサイズ)
【見た目】鷲の上半身(翼と爪)、ライオンの下半身
【詳細】
95話のモブ。犬と喧嘩していた。

◆角×ライオン
【見た目】二本角が生えたライオン
【詳細】
ツノの形はわずかな歪みを持ちながら上部に向かって伸びる。
ボンバイエサーカスでグリスに使役されていた猛獣。

◆三本ツノで一つ目のトロール。水色の肌。
トロールといっても鬼人ほどは大きくない。
コローディ編でモブとして描かれてる。使役されている。

◆牙のあるキリン?
コローディ編でモブとして描かれてる。メキシカンなおじさんに連れられている。

ラタトスク
市場の店主達が取引をしている。「ラタトスク肉2キログラオンでどうだ」
ラタトスク北欧神話に出てくるリス。

◆千眼トカゲ
103話で千眼トカゲの目玉が屋台で売られていた。多眼生物ですかね。緑色の眼球でした。

◆エテ族
【見た目】灰色の肌に全身黒い毛で覆われている。鼻から口にかけてが長い。
【モチーフ】多分クロザル(インドネシアに生息する黒い猿)
【詳細】
非常にすばしっこい。

◆フェニックス?
137話の水槽で飼われている。金色の毛並みに赤い頭部の鳥

◆一角馬(ユニコーン)
【見た目】馬の頭部に一本の鋭いツノが生えている。
【詳細】
基本的に群れで行動する。
ドロテーア曰く一角馬(ユニコーン)を見るといいことが起きるんだとか。

◆喰獣族(ノール)
【見た目】二足歩行のハイエナ
【モチーフ】各種ファンタジー。女性を攫う~とかはゴブリンモチーフも入ってるのかな。
【詳細】
石斧などの武器をもち縄張りに侵入したものを襲う。
とりわけ人肉が好物で、人間の女を攫い孕ませる「淫獣」。
特有の言語体系を持っている。

◆白郭公(ソフィア・バード)
【見た目】体長30ce程の白い鳥。
【モチーフ】名前の通り郭公(カッコウ)がモデルですね。
【詳細】
(ここはアルフレドのセリフを抜粋するのが早い)
「渡り鳥の一種で北国の山地に生息し、この国には春に飛来する夏鳥サマーバード。全長は35ceほどで雌雄しゆう同色。航法は太陽コンパスが有力な学説で、一度の飛行では3千keを飛ぶことが出来るらしい」
「そして巣は作らず托卵たくらんする」

妖精(フェアリー)

◆47話の妖精
【見た目】ピンク色の花びらに半透明の羽と細い枝のような手足。
【詳細】
SPELLのお酒が好物で、香りにつられて寄ってくる。
この妖精に刺されると痺れる。お触り厳禁!

妖精(フェアリー)についてアルフレ
「刺すの? クラゲっぽい」

◆背中から羽が生えたお婆さん。妖精?
ビーコート編でエメラルド城の廊下を歩いていたモブ。50話の回想では王の側近としてコマに登場している。

◆掃除妖精キキーモラ
【見た目】ネズミとリスとキツネを掛け合わせたような。尖った口と長い耳。
【主な登場キャラクター】チャポ
【モチーフ】ロシアに伝わる妖精。「風の谷のナウシカ」に出てくるテト(見た目)
【詳細】
掃除好きな妖精。住みついた場所には清潔と幸福がもたらされる。
らしいが、そうでもない個体も存在する。
絶滅危惧種

◆埃の妖精ケホケホ
【見た目】毛羽立ったフェルト人形のような丸っこい体に短い手足が生えている。全体が黒く、目だけが黄色く光る。
【登場キャラクター】老羊屋に住み着く
【モチーフ】ジブリ作品に出てくるまっくろくろすけ
【詳細】
汚くてカビ臭い場所で繁殖する。

その他

◆泥偶人形(ゴーレム):人型
【見た目】人間と同じ。額に特有の文字が記されている。
【主な登場キャラクター】ビーコート
【モチーフ】ユダヤ教の伝承
【詳細】
森番の部族によって作られ、額を破壊することで活動停止する。
人と同じように物事を記憶し、人と同じように感情を宿している。

◆泥偶人形(ゴーレム):巨人型
【見た目】
【主な登場キャラクター】
【モチーフ】
【詳細】
搭乗型。

変身能力

48話で、犬のトトが、魔獣に変身しました。
彼は「使い魔」という属性なのですけど、変身能力がそれに付随するものなのかは不明です。
何となくですが、竜を説明するときに「魔性の類」という文言が使われていた事を考えると、魔力を宿してる生物とそうでない生物がいて、変身できたり、言葉が喋れたりするのはその事が関係あるのかなあ、と思う次第です。
以下変身能力があるキャラ(動物)まとめ

  • トト(犬)→体が大きくなり、爪や牙が伸びて額に赤い宝石が出現する。背中に日本のツノが生える。
  • 金冠の戦闘員の犬(二足歩行)→爪や牙が伸びる。

(今のところ犬だけだな)

植物

◆古代樹(エンライトン)
【見た目】灰色がかった、うねりのある巨木。光る実をつける。
【詳細】
自らの養分を光に変える。古代人にとっては「遠路の灯明」として重宝されていた。
かつて乱伐により絶滅したが、怪物鯨の体内にて人知れず光を灯している。
【モチーフ】
エンライトン=啓発する、教え導くの意味。

部族

種族が、生物学的な分類であるのに対し、部族は、種族の中で形成されるコミュニティの分類。
部族によっては特有のSPELL(スペル)を継承する。
どうやらこの継承は遺伝によって行われるようなので、部族=血族と見ていいんじゃないかと。

円卓の五部族

初代王によって、それぞれ特異なSPELLを授かり、執政を担ってきた部族。
女王の即位後、解体となり、現在は「旧円卓の五部族」、あるいは「旧五部族」と呼ばれている。

◆金細工師の部族
【種族】虹色人(ルークリッド)
【継承SPELL】金の懐中時計/金時計:空間圧縮のSPELL
【部族長】オズ・ワーロックの父
【詳細】
空間圧縮のSPELLを使い、周辺ないし遠方の国々への使節として赴き、王国に豊かな物質や文化をもたらしてきた部族。
17年前の戦争により部族長を失った。
「金時計」は現在、王国の幹部白兎の「ジョーカー」が所有している。

◆銀細工師の部族
【種族】小人族(ドワーフ)
【継承SPELL】銀の靴:竜巻のSPELL
【部族長】グランピウス
【モチーフ】オズの魔法使い
【詳細】
竜巻のSPELLを使い、何人たりとも近づけぬよう国家財産を守ってきた部族。
部族長であるグランピウスは、辺境の地アーカンザスにて亡命生活を送っていたが、再婚相手に身元が割れ、王国に連行されてしまった。
「銀の靴」はドロテーアへ17歳のお祝いとして贈られたが、彼女が逃げる最中に片方を落としてしまい、現在その片方の靴は王国側に没収されている。
モコ婆曰く「史上最悪の部族」
【謎】
60話において、他の五部族は皆夫婦で描かれていたが、ドワーフだけ男一人だけだったので、コメント欄では憶測をよんでいました。
先の話では、女性のドワーフには、小人としての特徴が現れないという説明が出てきますが、他のファンタジーなどではドワーフ種に女はいなかったりします。

◆竜飼いの部族
【種族】赤色人(アムリント)
【継承SPELL】竜牙の笛(りゅうげのふえ):竜を操るSPELL
【部族長】イザナダ・ペンドラゴン
【モチーフ】赤い竜(ウェールズの伝承)、ネイティブ・アメリカン
【詳細】
竜を操るSPELLを使い、国の防衛や監視役として、王国の平和を守り続けてきた部族。
彼らは笛で自身の竜を操るが、部族長の笛だけは、何やら特別仕様らしい。
17年前、イザナダは、グランピウス経由で「竜牙の笛」をジルコニアに託す。
ルフレドが試しに吹いた時は何も起こらなかった。
9年前、竜飼いの砦の陥落とともに、部族長イザナダは、国の討伐隊により殺害された。

◆森番の部族
【種族】森猿人(ギト)
【継承SPELL】湖水晶の斧(こすいしょうのおの)/真実の斧:真実を見るSPELL
【部族長】ムグムン
【モチーフ】猿の惑星
【詳細】
万物のあらましを瞬時に把握できるSPELLを使い、司法制度の発展のみならず、新技術の開発や、国家産業の発展に貢献してきた部族。
他の種族とも普通にコミュニケーション可能だが、彼ら独自の言語体系を持っている。
二千年前、当時の森番の部族の部族長レレレンによって創立された「メサルデ大学」は、国の最高学府としての権威があり、大学の所在地であるアレクサンドラも、学術都市として発展してきた。
また彼らが開発した泥人形は、警護要員として管理していたが、五部族解体後は国の所有となった。

◆蚕飼いの部族
【種族】褐色人(エレクトラン)
【継承SPELL】月繭絹の絨毯(つきまゆぎぬのじゅうたん/ナールガナフ):空飛ぶ絨毯のSPELL
【部族長】
【詳細】
SPELLの飛行能力を使い、空から土地や河川を調査し、農地や都市を拡大してきた。

その他の部族

◆舟守の部族
【種族】多分人間
【主な登場キャラクター】アトラント編のゴンザーロと三人組。
【詳細】
海に関する知識を備え、船の操作に長けている。
労働者階級(ロワー)に属し、乗組員として雇われる形になる。
海に関する縁起の悪い噂には関わらないのがセオリー。

◆油売りの部族
【種族】小人族(ピグマイオイ)
【継承SPELL】グレイプニル/ニール
【主な登場キャラクター】3話に登場する親子
【詳細】
グレイプニルを使用し、高い木に成る「ヤシ油の実」を採集する。
また、自分たちよりも大きな動物を、このSPELLで捕まえる。

◆鎧戦士の部族
【種族】人魚(マーマン)
【継承SPELL】いるか座の羅針盤(ネレイド・コンパス)/海流を操るSPELL
【部族長】部族長ではないが姫がいる。部族長もいるかもしれないが不明。
【モチーフ】ポセイドン
【詳細】
海底の都アトラントに暮らす部族。
部族の男は、鎧を身につけ三又の槍で武装する。
彼らの都は長い間、守護神である竜に守られていたが、ある時竜の気が変わり、三千年もの間、都は地上へと押し上げられ、更には透明にされてしまった姫も地上の都で一人取り残された。
しかしアルフレドと出会った事をきっかけに竜を討伐し、都を取り戻すことに成功した。
「ネレイド・コンパス」は、アルフレドに贈られたが、その後、軍艦の襲撃により白兎の「ジョーカー」の手に渡ってしまった。

詳細不明の種族/部族

名前だけでてくる種族や、作中には登場しているけど、種族名がわからないものなど。

◆メリーアンの種族
21話に登場。アラビアンナイトを思わせるような見た目をしているので、そういう部族がありそうです。

◆戦乙女(ヴァルキリー)
21話で「戦乙女ヴァルキリーのエルラン」という人物が言及されますが、戦乙女(ヴァルキリー)=種族名かなーという感じです。

◆グリスの種族
おでこにツノが生えていましたが、なんとなくサイっぽい。
性格も猪突猛進って感じだったし。
あるいは鬼ですかね。

◆レアン族
118話で言及される。「血の気の多いオーグ種やレアン族」
部族なのか種族なのか→血の気が多いというのはフィジカルに関する特徴なので種族じゃないかなとは思いますけど。

◆樋嘴族(ガーゴイル)
121話で言及された種族。
樋嘴(ひはし)と読む。軒先に溜まる雨水を排出させるための排水口。雨どい。主に中世の西洋建築では、悪魔や怪物、または動物や人間を象った雨どいを設置し、軒先きを流れてきた水は、その像の口から出てくるようになっている。
ゲームやファンタジーにおいては、石像のモンスターとして登場する。