【剣の王国】地名・地形などのまとめ
[2019.03.20] 喰獣族(ノール)の縄張り追加
[2019.03.04] その他の都市内容追加、エメラルド内容追加、アレクサンドラ内容追加
【目次】
剣の王国版図
初代王カンブリアから続く巡回統治により、版図を拡大させていった。
【元ネタ】
地名
アトラント
アトラントの章の舞台。
人魚(マーマン)であるアトラントの民が住まう都市。
鎧戦士の部族という部族が存在し、長い間彼らの姫と都市を守っていた。
かつて海底に存在したが、巨大な竜の策略によって、三千年もの間地上に押し上げられていた。
都市は岩で覆われ、やがてその上に赤い実のなる木が成長し、島を覆い尽くす。
島には竜の息子夫婦──フギンとムニンが住まい、付近を通る船は不思議な力で引き寄せられ、様々な結末をたどる。
船の操縦に長けた舟守の部族の間では、アトラントの伝説や女の幽霊の話が伝わり、彼らは関わろうとしたがらない。
また、運良く生き延びて島を脱出した者の中には、島の原住民である赤い髪の少年について記憶するものもいるかもしれない。
地図には存在しない島。
【元ネタ】
アトランティス(海底二万マイル)
アーカンザス
ドロテーアの過去の章の舞台。
のどかな田園風景が広がり、風車や、放牧される羊、農業に勤しむ人々が、どこか童話のような日常を過ごしている。
剣の王国に帰属するが、海を隔て、更にはメイルストロームの影響で渡航困難、ゆえに王政の影響が少ない。
この島の出身者は、他の地域の人間からすると、真面目で正直者、しかしどこか鈍臭く、付け入れられやすい志向にある。
特有の訛りがある。
【元ネタ】
オズの魔法使いの主人公ドロシーの故郷カンザス。
「アー」の部分は不明。(アースガルズ+カンザスかもしれない)
実在するアメリカのカンザス州は、田園風景が広がる農業と牧畜の町で、竜巻が起きやすい気候。
【もう一つの元ネタ】
オランダに「ザーンセ・スカンス」という街があります。風車と木靴とチーズが有名だそうです。三つとも23話で出てきますね。
コローディ
剣の王国ポルトピア地方西部第5番都市。
人口50万人/面積40平方キロエーテル(e)の稠密都市かつ港湾都市かつ城郭都市かつ娯楽都市。
かつては漁業を中心に栄えたが、商法典改正に伴い、現在は娯楽施設を中心とした産業が盛ん。取り分けサーカスが有名。
コローディの章の舞台であり、ジルコニアの逃亡先。アルフレドも一時期この近辺に住んでいた。
【元ネタ】
ピノキオの作者の名前。町のモデルはヴェネツィア。
【地形】
地理的には王都に一番近いが、間にブロッケン山脈があるため、アーカンザスを除くと、王都から一番遠い都市になる。
城郭都市の中心をナイアス川が流れる。
城郭都市の外側にも街が発展し、海に面している。
【街の地図】
【領主】
オリヴァー・ハインツ。
懲罰的な王国の犠牲となった町や村を目の当たりにし、どんな手を使ってでもコローディ市民を守ると腹をくくっている。
中世の作曲家のような側近がいる。
【孤児院】
アルフレドが預けられそうになった孤児院がある。
ジルコニアはここの職員に知り合いがいるらしい。
110話のアルフレドの発言によると、北にある。
【教会】※コローディではなくトレンデルにある可能性もある。
聖剣のモニュメントと、五部族(竜飼いだけ?)を模したステンドグラスが飾られた教会。
すっかり人気(ひとけ)はなく、蜘蛛の巣が張る。
【南の漁村】
サザーランドが住んでいた村。
小さい村だが、活気があって白く美しい浜がある。
【市場(バザール)】
海産物はもちろん、大規模な物流拠点ゆえ、他の地域の特産物などが店に並ぶ、活気のある市場。
【老羊屋】
町外れにある、年老いた羊頭の女性「モコ婆」が営む質屋。
掃除好きの妖精キキー・モラと、埃の妖精ケホケホが共存する。
【噴水広場】
城郭都市の中心には噴水広場があり、国民的ゲームである騎兵盤(ガラパス・ゲーム)の石盤が設置されている。
みな賭け目的でここを利用している。
【アルカナの塔】
コローディを一望することができる塔。元ネタは、タロットの大アルカナに属する「塔」というカード。
【奴隷市場】
オズ曰く、白蕾市場(メイデン・バザール)には純粋無垢で穢れのない少女が揃ってる。
かつて奴隷となったものは、家畜の世話人や女中になるのが一般的だったが、ことこの街においては、およそ人としての尊厳が保証されないばかりか、主人が奴隷を殺したとしても咎められない。
【ボンバイエサーカス】
コローディの名物にして裏ビジネス。日々曲芸師による一方的な虐殺を見世物としている。観客もまたそれを求め、劇場は常に満員。
喧嘩の強いサーカス団員は街の人々の間でも一目置かれている。
一方的な虐殺の餌食となるのは、奴隷身分の人々であるため、莫大な利益も相まって黙認されている。
※ボンバイエ=やっちまえ、奴を殺せ、という意味。(「燃えろ闘魂」の掛け声にそんな意味があったとは……)
【コローディ警備隊】
ダッカー隊長率いる街の警備隊。街の人々からの信頼が厚く、ダッカー隊長自身も老若男女から慕われ、英雄視されている。
街の名物であるサーカスについては、治安悪化につながるとみていて、快く思っていない。
【コローディとジルコニア】
モコ婆はかつてコローディでジルコニアと出会います。
ジルコニアの「私もこの街が好き。あなたと同じくらいにね」というセリフから、思い入れのある土地であることが伺えます。
ジルコニアに恩のある人(村長)がいたり、知り合いがいたり、おそらく隣国から逃げてきて、この地に住んでいたのかなあと、想像してしまいますね。
【コローディ圏域の閑道】
人々を襲う喰獣族(ノール)の縄張りになっている。
オーグ
工業都市。
軍事品の製造を担い、女王統治後は新体制の主要拠点となった。
トレンデルとを結ぶ夜汽車の出発地ないし終着点。
【元ネタ】
「人食い鬼」を意味する。
【由来】
大型の鬼人(トロール)種を指す「オーグ」にちなむ。
建国前は、彼らの縄張りだった。
黒い森(シュヴァルツヴァルト/シュバルツバルド)
通称「迷いの森」
かつて、三番目の魔女ジルコニアが、最後の逃亡場所に選んだ。
【元ネタ】
ドイツに実在する森、青木ヶ原樹海
マンチキン
詳細不明。火山かな。シュバルツバルドが樹海なら、こっちは富士山?
とある情報筋によると、温泉街もあって食べ物も美味しいんだとか。
【元ネタ】
オズの魔法使いに出てくる小人族。
【由来】
小人族(ピグマイオイ)の古称にちなむ。
建国前は、彼らの縄張りだった。
RAIS
詳細不明。見た感じ雲の上の都市。
【元ネタ】
不明。ググったら「ジル・ド・レ」が出てきたけど、この場合「レ」の部分が地名(領地)
その他の都市など
◆隣国の小国家
名前だけ出てくる。
百年以上前から魔女狩りが盛んに行われ、ジルコニアたち三人の魔女も、この国から剣の王国へと亡命してきた。
百年前、魔女族のアイテムを大量に積んだ隣国の船が「死の海流」を航行していたらしく、その船は大渦に飲み込まれ、廃船となった。
◆フランダーシル
コローディの隣街。
公納金(貢納金?)引き上げに応じなかったために、数日のうちに焦土と化した。
また公納金だけでなく、以前から圧政を強いる王国に対し反発を繰り返していた。
王国軍に攻め入られた街の人々は、女、子ども関係なく殺され、あるいは奴隷となって売り飛ばされた。
かつて十年に渡って樋嘴族(ガーゴイル)からこの街を守った英雄ジョン・レインも奴隷となり、ボンバイエサーカスに売られた。
【元ネタ】
フランダースの犬
◆ポルトピア地方
剣の王国西部。コローディがある地域。
地図でいうと上半分くらいがポルトピア地方なのかもしれない。
【元ネタ】
港を意味する「port」+地域/楽園を意味する「-topia」かな。
◆ニーヴェント地方
剣の王国東部。
かつて竜飼いの部族の拠点があり、戦争後の五部族討伐によって幾多の竜が命を落とし、竜魂の光で空が彩られた。
【元ネタ】
「レバント」のもじり?
◆ミスティミア地方
野生の竜が出没していたらしいが、駐屯部隊により討伐された。
【元ネタ】
よくある固有名詞「ミスティア」のもじり?
◆メラベルグ地方
妖蜜酒の生産地。
【元ネタ】
「~ベルグ」で~山という意味になるそうです。
「メラ」はドラクエの呪文系? 火の山?
「mela」でりんごという意味のイタリア語になるそうです。りんご山?(妖蜜酒ができそうなのはこっちだな)
◆パトリシア
公納金引き上げに反発した3都市の一つ。
【元ネタ】
フランダースの犬
◆ネロム
公納金引き上げに反発した3都市の一つ。
【元ネタ】
フランダースの犬