【剣の王国】具現化数式まとめ
検証してみたい方はどうぞ。
[2019.02.23] ドロテーアの鎧追加
[2019.02.19] 具現化数式毎に変更、光の蝶の群れ内容追加
【目次】
SPELLの具現化の基本的な流れ
①周囲にある粒子をSPELL粒子に置換する
↓
②必要な情報(発動地点の座標、使用するSPELL粒子)を数式に代入する
↓
③具現化
参考になりそうなやつ
具現化数式一覧
光る蝶の群れ
作中では、トレードマークかってぐらいよく出しています。
◆ジルコニアの章:44話、SPELLチョークを見つけて
◆怪物鯨の章:53話、羽根ペンを見つけた時
この部屋の空気中の自然粒子から、変換可能なSPELL粒子……。
いくつかあるが、取りあえず光彩系にするか。
発動地点として此処の座標が必要だが、これは俺からの距離で代用できる。
これらを数式化して演繹すると、
書き始め
書き終わり
- 【左辺】?yz=√?
- 【分子】√Pl?clm
- 【分母】El?
◆コローディの章:131話、ドロテーアの鎧化の時
黒騎の鐡脚(クライトン・グランデ)
◆怪物鯨の章:71話、ドロテーアが怨霊に食べられそうになった時
対象との直線上におけるゲミ炭素の取りうる値域を逆像法で求め
これα定理に従いSPELL粒子値域に変換
これを素因数分解し
不純物を除いたのち
構成物にFe203を添加し
精製された高炭素鋼SPELLを
術者の脚にゼロ距離結合
従って解は……
コメント欄を頼りに理解した事は、「高純度ゲミ炭素+鉄=高炭素鋼」という事です。
高炭素鋼を精製するためにアルフレドがなんやかんややってたという事ですね。
【用語】
- ゲミ炭素
- オリジナル。ゲミって何ですかね。
- 値域
- (勉強中)
- 逆像法
- (勉強中)
- α定理
- オリジナル。おそらくSPELL粒子に置換するための定理。(魔女数学)
- 素因数分解
- 素数(=割り切れない数)まで分解して表す方法。
- Fe203
- オリジナル。Fe2O3(酸化鉄)とは別のものですよね多分。
【なぜ素因数分解が出て来るのか】
なぜ素因数分解が出てきたのか考えてみました。
素因数分解というのは例えば「18」なら「2×3^2」という形で表します。
しかし、アルフレドが扱っているのは物質のはずです。
物質というのは分解して行くと元素という単位になりますね。「水」なら「H2O」という形で表せます。
これっていうのは、元素のことをアルファベットで表現しているからですよね。水素ならH、酸素ならO。
例えばこれを、素数(2、3、5、7、11……)で表すとしたらどうでしょう。
水素なら2、ヘリウムなら3、リチウムなら5……みたいな。(実際こうなのかは知りませんが)
これなら数式で扱えてしまいますね。
多分、SPELL粒子に置換するってそういうことなのかなって思います。
剣の王国世界で言われている、「全てのSPELLは数式で表すことができる」の所以なんじゃないかと。それが魔女数学の特性なんですね、多分。多分ですよ多分。
【筆記シーン】
◆コローディの章:103話、オズとの対戦の時
──ゲミ炭素からSPELL粒子への擬似変換
──および値域の数値化
──素因数分解のちに高炭素鋼への過程を計算
──必要化学物質の添加
──次元数式による生成物を最短5.0秒のLTに略式化……
ほぼ71話とやっていることは変わりませんが、最後だけ何やら……。
【用語】
- 次元数式
- ちょっとわからなかった。けど、文脈からすると、用意した素材(高炭素鋼と必要化学物質)を使って実際の生成物として、三次元上に出現させるための式(工程)ですかね。
- LT(リードタイム)
- ビジネス用語。作業の着手から終了までにかかる時間のこと。
【要約】
通常のクライトン・グランデ生成にかかる時間を5秒に短縮。
【一応筆記シーン】
黒騎の鐡腕(クライトン・フィンディア)
◆怪物鯨の章:81話、鯨の口が閉じてしまった時
「ちょっとこれ弦理論的魔女数学書じゃない!」
まず標準理論の公式を使用し、俺を取り巻く自然環境をすべて数式化
さらに量子エンタングルメントで自然元素を異次元上のSPELL元素に置換し
これを充填率74%の面心立方格子の結晶構造を持つγ鉄元素SPELLの構成式に書き換える。
結晶の隙間に珪素を含む17成分のSPELL元素を加え、焼鈍、それに伴う構成物の再結晶化及びパーライト加工を数式でフォロー
精製された極硬鋼に具現化に伴う熱エネルギーを利用した噴流原動機(ジェットエンジン)を搭載
これらを全て右腕に結合
【要約】
①γ鉄元素 +ケイ素=硬い鋼
② ①を熱処理して靱性を上げる
③ジェットエンジンを搭載する
【理論と方程式のモデル】
弦理論、標準理論、量子エンタングルメント→量子力学
【用語】
(殆ど勉強中)
- 弦理論
- ひも理論とも言う。
- 標準理論
- 標準模型とも言う。
- 量子エンタングルメント
- 量子のもつれとも言う。
- 充填率
- 面心立方格子
- γ鉄元素(ガンマてつげんそ)
- 珪素(けいそ)を含む17成分
- 焼鈍(しょうどん)
- 熱処理の一種。割れにくい金属にする。
- パーライト加工
- 極硬鋼
【筆記シーン】
ドロテーアの鎧
◆コローディの章
【132話、鎧精製時のモノローグ】
標準理論をベースに自然環境を数値化
SPELL元素に置換――
充填率85%の面心立方格子のγ鉄元素の構成式に書き換え
焼鈍、構成物の再結晶化、パーライト加工を数式でフォロー
高炭素鋼の鎧を精製
さらに高分子量PEを粒化させ、筋組織に同期することで鋼鉄比62%の引張強度にて肉体を補強する
【133話、ドロテーアへの説明】
『形状維持時間は1分だが、その間お前は自由だ。鎧に内蔵した変圧装置による可動速度は最大250m/秒――亜音速の領域だ。移動時の摩擦抗力による身体の分解や鼓膜の破損はない。お前の構成成分に対し、一律的に高分子PE硬性を同期しているからな』
【要約】
- 高炭素鋼を精製
- 強度のある粒子で体表面にバリアを張る。(「補強」と言っているので筋肉サポーター的な役割もするのかな?)
【用語】
- 鋼鉄比
- 調べたんですがこういう単語はなかったです。なので、文脈からすると、鋼鉄素材の引張強度と比べて62%程度の引張強度を実現してるって意味でしょうか。
- 引張強度
- 素材に対して引張荷重をかけた時、どのくらいの力で破損するかの目安のこと。ここでの引張荷重は、つまり引っ張る力のこと。
【充填率85%の謎】
球充填におけるもっとも稠密な充填率は74%だと言われています。(wikipedia:ケプラー予想)
ですが85%というのはそれを越える数値ですね。
コメント欄で指摘されていたので、気になって調べてみました。
結晶が1種類の原子からできている場合、いちばん密な配置の充填率はおよそ0.74となることが数学的に示されているが、実際には原子間に働く要因でこの値を越えることがある。複数の原子から成る構造では、充填率が0.74を越えることもある。
(wikipedia:空間充填率より)
結晶が1種類の原子からできている=純度100%の元素ってことですね。鉄で言うなら純鉄。つまり純度100%で計算した場合が74%なのであって、そうでない場合はこの数値を越えることがあると。
他の元素が混じったγ鉄のことをオーステナイトと言うそうです。(wikipedia:オーステナイト)
アルフレドはこれを作り出してるんですね多分。
アルフレドは回を重ねるごとに作業工程を効率化させているようですね。鯨の中では純鉄に書き換えてから他の物質を添加していましたが、今回は初っ端からオーステナイトに書き換えて精製しています。
【筆記シーン】
もはや解読できないけど一応貼っておきます。