剣の王国まとめ

comicoで連載中の漫画「剣の王国」のまとめです。作品振り返りにどうぞ。

剣の王国「第11篇 迷宮と激突」まとめ

「ああ……どうしよう誘拐なんて……! 17年マジメだけが取柄で生きてきたのに、できっこないわよ」
 狭い洞窟の岩間を、ズリズリと嘆きながら進むドロテーア。
「ハアイ! はじめましてドロテーアよ♡ さっきアップルパイを焼いたんだけど、ウチに遊びに来ない? ごちそうするわ♡」
 ※イメージトレーニング中
「はあ……無理だわ……」
 気分がずーんと落ち込む。
 そうしているうちに狭い通路を抜ける。
「明るいところに出ちゃった…………‼︎?」
 そこは、いく種類もの珊瑚礁が重なり積み上げられ、上へ高く伸びる大広間。壁には所々貝殻が埋め込まれ、壁の表面もどこか白いような虹色のような、不思議な構造の発色をしている。そして、壁と床の境界が存在しない──つまりは、この部屋は球体をなしている。
「素敵……! 螺鈿らでん珊瑚さんごの宮殿だわ……!」
 部屋のあちこちには、丸いトンネルの入り口が存在する。
「上の方に穴がいくつかあるけど……、登れそうにないわね。階段か何かあればいいのに」
 ドロテーアは下を確認する。
「下の穴なら通れるかも、よし」
 グレイプニルを頼りに、壁を降りはじめた。
「はあ、それにしても変な床。こんな球体かたちじゃみんな滑って転んじゃうわよ」
 目的のトンネルの前に降り立ち、ぱんぱんと足元をはらう。
「でも本当に綺麗な広間、まるで海の中にいるみたい。フギンとムニンの子供なんてこんな所にいるのかしら」
 トンネルの中は暗く、両端には上半身だけの鎧がズラリと一列に並ぶ。
「何だか不気味……、この鎧変な感じ、ん?」
 何やら壁に絵が描かれているのに気付き、ランプを近付ける。
「蛇の絵……?」
 蛇の周りに、二体のタコのようなものが描かれている。
 カツーン、カツーンと足音を響かせ進む。
「はあ、すごく広い……、結構歩くわね」
 やがて大きな扉の前に辿り着く。人間では簡単に開けられない大きさ。
「これは何の扉……?」

 一方アルフレドは、船長に攻撃を仕掛けるところだ。
「ゴンザーロ、アトラントは沈んでいないかもしれんぞ──」
 ──巨人の紐枷ガリバー・グレイプニル
「調べる必要があるな」
「! 先生……っ」
「だがその前に、野蛮な猿を服従させるとしよう」
 船長に仕掛けたSPELLスペルは、スパッと斬り刻まれた。
「‼︎?」
 アルフレドはとっさに着地し距離を取る。
 ──こいつ今どうやって切りやがった?
「大人しくしていろ、おっと言葉は通じるかな?」
 船長は何やら特殊な組手をしはじめる。まるで犬の形の影絵でも作るように。
 すると途端に右か左か、アルフレドに何かが向かってくる。
 よく見ると地面には牙をむき出しにした犬の影が。
 ──まさか…………!
 犬の影がアルフレドの左脇を噛みちぎって行く。
「ぐ……っ」
 ──影で攻撃するSPELLスペル……!
アルフレド……‼︎」
 エコーが叫ぶ。
 アルフレドは倒れかけ、地面に膝をつく。
「ゴンザーロ、島を制圧し、海流を操るSPELLスペルを手に入れるぞ。『死の海流』を克服すれば、王国われわれに恐れるものなどない」
 痛みで苦しげな表情を見せるアルフレドを、船長はニヤリとした表情で見下ろす。
「さあ、文明化の時間だ」

 TO BE CONTINUED...

「剣の王国」作品ページ

トンプソン船長みたいな顔の俳優さんがいる気がするけど、コメント欄では軒並み某漫画のキャラが上がってますね。
剣の王国(つるぎのおうこく) | yoruhashi - comico(コミコ) マンガ