剣の王国まとめ

comicoで掲載されている漫画「剣の王国」のまとめです。作品振り返りにどうぞ。

まとめ-004ジルコニアの章

剣の王国 第51篇「ジルコニアのための序篇」まとめ

「いいぞ少年、かまいやしない」 男はピストルを持った手で、彼女の長い銀髪を掴み上げた。 「俺は『白兎のジョーカー』」 そして白いハットを脱ぎ捨てる。 「覚えたか? 殺しに来い」 ジルコニアは、 「ごめんアルフレド」 まるで抵抗する気がなさそう。 ず…

剣の王国 第50篇「大切な主」まとめ

グラァっと体勢を崩すトト。 メージは、「え、終わり? てか犬なのに僕に説教するとか」倒れてくるトトに対し、剣を構える。「かなりウケる」 グッと踏みとどまるトト。 「!」 「まだまだじゃ小童こわっぱ」鋭い爪で勢い良く襲い掛かった。 ジルコニア、大…

剣の王国 第49篇「トトの戦い」まとめ

「残っているのは捨て犬だけか」 隊長はさっきまで騎乗していた馬とライオンを掛け合わせたような動物の背中を撫でる。動物は気持ちよさそうに反応した。 「可哀想に、僕が楽にしてあげよう」どこか嘲笑の混じる表情をトトに向ける。 〔討伐隊隊長 メージ-グ…

剣の王国 第48篇「意志に寄り添う」まとめ

「私、死ぬのよ」 確信めいて、ただただその「事実」を淡々と語るジルコニア。 「前に会った竜の夫婦に頼んでみるつもり。危なくなった時、あの子を助けてくれるように」 「あんな嫌味な奴ら、代わりに何を要求されるか……」 「何を代償にしてもいい。私のS…

剣の王国 第47篇「迷い、約束、予言」まとめ

「きゅうじゅういち、きゅうじゅうに……」 梅の蕾つぼみが咲き始めた頃、彼らはまた新しい家に移り住んでいた。 「どうして急にSPELLを教えるなんて言ったんだ? ジル」トトの問い。 「きゅうじゅうさん」 家の外では本を重しに腕立て伏せをするアルフレ…

剣の王国 第46篇「ドラゴンルージュ」まとめ

アルフレドの想いを反芻はんすうするジルコニア。裸で髪をまとめ、まるで気持ちを改める儀式のよう。 ――一刻も早くあの子を預けに行かなければ 新しい服に着替える。 ――甘い香り……? 「アルフレド、やめんかそんな事……」ガタンッと隣の部屋から音がする。 「…

剣の王国 第45篇「少年と氷の魔女」まとめ

「アンタとは、今ここで、さよなら」ジルコニアの冷たい表情が突き放す。「ってこと」 「え……? 待ってよ、ジル何怒ってるの?」あたふたしだす。「俺何か悪い事し……あ」手に持たれたSPELLチョーク。 「チョークこれ盗とってごめんなさい。たまたまして…

剣の王国 第44篇「今ここで、さようなら」まとめ

アルフレドが駆けつけると、ジルコニアはポストの前でへたりこんでいた。 地面に落とした切り抜きをじっと眺め、そして遠いどこかを眺め。彼女の意識がここにはない事をアルフレドは感じ取る。庭の木からは、二匹の黒いカラスが音を立てて飛び立つ。彼女の失…

剣の王国 第43篇「ふたりと一匹の長い旅」まとめ

もじゃもじゃのカツラに瓶底メガネ。一人仮装パーティ中のジルコニアの元に、一人の老人が訪れる。 「儂わしじゃジルコニア。少し話がしたいんだがいいかね」 部屋に通された村長。お茶を出され、ジルコニアが席に着くと、老人は語り出した。 「実はな……村の…

剣の王国 第42篇「ひとりで一人前」まとめ

樹齢何千年はあるであろう大木に、丸い穴が三つ、そしてドアが一つ。木のふもとには井戸が掘られており、その反対側には棚が一つ。どうやらこの木の中には人が住んでいるらしい。家の中では木の階段を元気に駆け下りる音が響いてきた。 「トトー!」 丸い窓…

剣の王国 第41篇「TRAP&DROP」まとめ

「もしもし、こちらズム・ドードー」 ザワザワとした駅の構内を、私服姿の若かりしズムが足早に通り過ぎる。片手には無線機を握り、片耳にはイヤホンを付けている。 「はいそうです、三番目の魔女です。16時発の列車に乗りました。B車両です。いつでも作戦…

剣の王国 第40篇「魂ごと預けたい」まとめ

17年前―― 「元気してた? グランピウス」 彼女はエメラルドのような瞳を輝かせ、かつての旧友に笑いかけた。 〔〝三番目の魔女〟 ジルコニア-モルガン〕 グランピウスは早速彼女に苦言を呈す。 「帽子くらいかぶれ馬鹿者」 「バレやしないって」 長い銀髪を…